ARC Raiders のストーリーは、スペランザのトレーダーがくれるクエストとムービーで、少しずつ明かされていきます。追っていくのは「ARC は何をしているのか」「エクソダスの裏で何があったのか」「スペランザは守りきれるのか」という 3つの謎と、トレーダーたちが抱える過去です。この記事では、クエストの順番より謎を軸に、手がかりを集めて読み解きます。

どんな物語?|クエストで3つの謎を追う話
ARC Raiders のストーリーは、チューブを抜けてスペランザに着いたレイダーが、トレーダーのクエストを通して 3つの謎を追う話です。はじめにプレイヤーは、セキュリティのシャニに「どうやって一人でここまで来た? お前は誰だ?」と問われ、そこからスペランザで暮らすレイダーになります。

トレーダーはクエストでレイダーを地上へ送り出しながら、自分の正体や、スペランザの未来に望んでいることを少しずつ明かしていきます。3つの謎と、主に追う人は次のとおりです。
| 謎 | 主に追う人 | 手がかりのある場所 |
|---|---|---|
| ARC は何をしているのか | シャニ・セレステ | 空の信号、ペンドラ・パスの倒れたエンペラー |
| エクソダスの裏で何があったのか | シャニ・セレステ・ランス | ステラ・モンティス、宇宙港、MANTIKOR の施設 |
| スペランザは守りきれるのか | セレステ・シャニ・アポロ | スペランザの天井、水と電気、トレドの地区 |
物語は更新のたびに増えていて、どの謎にもまだ答えは出ていません。この記事は、人物の見出しまではネタバレなしで、謎の中身は 3つ目の見出しから書きます。
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主な人物は?|それぞれの傷と目的を持つトレーダーたち
物語の主な人物は、それぞれの傷と目的を抱えたスペランザのトレーダーたちです。持ち場と人柄、クエストで見えてくる顔は次のとおりです。
| 人物 | 持ち場 | どんな人か | クエストで見えてくる顔 |
|---|---|---|---|
| シャニ | セキュリティ | スペランザの安全を守るため、苦しい戦いを続けている | 地上を見捨てた者たちへの怒り |
| セレステ | スペランザの運営 | ファーストウェーブの生き残りで、スペランザを作った人 | 消えない戦いの傷と、子供の頃の記憶 |
| ティアン・ウェン | 銃販売店 | 銃だけでなく、技術と建築にも才がある | セレステへの反発と、母への思い |
| アポロ | グレネードとガジェット | 爆発物を扱わないときは、熱心なフルート奏者 | 崩れる地下で、暮らしの楽しみを守ろうとする |
| ランス | クリニック | 回復アイテムを扱う | 仲間を探す、人ではない一面 |
| 放浪の使者 | 放浪民との取引 | 地上を旅する放浪民のアーマルとカシオ | 地下に住まない人々の道 |

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謎1|ARCは何をしているのか?
ここからは、クエストの中身に触れます。ARC は地上を荒らすだけでなく、どこかと信号をやり取りしているような動きを見せていて、その中心のエンペラーをスペランザの外の誰かが落としたらしい、という所まで分かっています。クエストで見つかる手がかりは次のとおりです。
- 前例の無い信号
セレステが ARC の前例の無い信号を捉え、予兆ではないかと調べ始める(嫌な予感) - 軌道へ送るデータ
丸いサーベイヤーが軌道上へデータを送り返している、とシャニがにらむ(混合信号) - 空を横切る光
頻繁に見える光の線は天然の物とは思えない、とシャニが言う(いい景色) - 信号の出どころ
セレステとシャニが信号をたどると、エクソダスの輸送拠点だったペンドラ・パスに行き着く(凍った道) - 倒れたエンペラー
ARC が倒れたエンペラーに群がり、ラストベルトのはるか向こうからの信号まで届く(虎穴の中) - 落とした誰か
エンペラーはただ倒れたのではなく誰かに落とされた、とセレステは見る(遺跡と残響) - 外から来た誰か
ブルーゲートで倒れていた ARC を見て、ここの人ではなく、一人でできることでもない、とシャニが言う(かすかな痕跡)
手がかりを並べると、ARC は軌道やラストベルトの外と信号をやり取りしながら動く、組織立った群れとして描かれていると読めます。スペランザの酒場では「宇宙船は上へ向かい、機械は上から降りてきた」と語られ、宇宙へ去った人々と ARC を結びつける声もあります。ただし公式は ARC の起源を謎としていて、答えはまだ出ていません。
もう 1つの大きな手がかりは、ブルーゲートとペンドラ・パスの両方で、スペランザの誰でもない何者かが ARC を倒していることです。地上を旅する放浪民の存在も合わせると、トレドの外にも、ARC と渡り合える力を持つ者がいると読めます。

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謎2|エクソダスの裏で何があったのか?
エクソダスは、大崩壊の中で一部の人が宇宙港からシャトルで地球を離れた出来事です。エクソダスの裏では、地上を救う計画が捨てられ、重武装の MANTIKOR が反乱を押さえ込み、人間の警備兵をアンドロイドに入れ替えていましたが、その記録はエクソダスの数週間前で途切れています。
地上を見捨てた計画|プロジェクト・ハートウッド
地上を救うはずの計画は、どれも途中で止められていました。シャニのクエスト「行き止まり」では、大崩壊を食い止めようとした耐震住宅の計画が MANTIKOR に止められたことが分かります。プロジェクト・ハートウッドも、生態系の危機への地上での解決をやめ、「最後のフロンティアの先」へ資源を移すと発表していました。アポロとセレステは、残された記録から地震に強い建物の作り方や、中止の直後の再建の計画を掘り起こし、今のトレドに生かそうとします(画期的・高まる潮流)。
地上を救う力を持っていた人々は、その力を宇宙へ去るために使い、残る人々を置き去りにした、と読めます。シャニがハートウッドの発表に「人類を守ると言いながら、ほとんどを置き去りにした」と怒るのは、その置き去りにされた側の子孫だからです。

MANTIKORとステラ・モンティス|途切れた記録
MANTIKOR は地下深くにこもった重武装の団体で、エクソダスの裏で反乱を押さえ込んでいましたが、その記録はエクソダスの数週間前で突然途切れています。ステラ・モンティスの記録から分かることは次のとおりです。
- 研究者との対立
古い機械の電源を戻して記録を読むと、研究者と MANTIKOR の不満と緊張が高まっていた(断片的なログ・最後の記録) - エクソダスの部品
ハードドライブにはエクソダスの部品の輸送予定まで残っている(最終防衛線) - 宇宙港の反乱
怒りは宇宙港の地上スタッフにまで届き、エクソダスの心臓部で反乱が起きる(計画の妨げ) - 途切れた記録
MANTIKOR が反乱を鎮圧した記録は、エクソダスの数週間前を境に突然途絶える(ツケが回ってくる) - 入れ替えられた警備兵
人間の警備兵はアンドロイドに入れ替えられ、反乱者が武器を隠した場所の座標も見つかる(すべてが崩れるとき)
スペランザの人は「MANTIKOR の考えがなぜ変わったかが分かれば、エクソダス末期に何が起きたのかも分かるかもしれない」と言います。反乱が広がる中で人間の警備兵がアンドロイドに入れ替えられ、そのすぐ後に記録が途切れた、という並びは、エクソダスの最後に何か大きな出来事があったことを示しています。
ステラ・モンティスでは、命令に逆らえるアンドロイドを作ろうとした時期があり、スペランザのランスもアンドロイドです。ランスは、ステラ・モンティスで「俺のような奴」、つまりアンドロイドを見たという話に食いつきます(同じ姿)。アンドロイドは研究のアシスタントで実験体でもあり、プロジェクト・パトスを追ううちに、仲間かもしれないアンドロイドが輸送箱に吊るされていると知ったランスは嘆きます(他人の立場・共感型プロトタイプ)。
スペランザの人は「アンドロイドが人間に取って代わっていたなら、それを改造しようとする試みは単なる好奇心以上の何かだ」と言います。命令に逆らえるアンドロイドは、MANTIKOR とエクソダスに逆らう側の計画だったと読めて、ランスはその流れを引く、スペランザでただ一人のアンドロイドとして描かれています。

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謎3|スペランザは守りきれるのか?
スペランザは、近づく ARC だけでなく、崩れる天井、水と電気への妨害、内部の犯行、トレドの一味やほかの地区との不和と、内からも外からも揺さぶられています。クエストに出てくる脅威は次のとおりです。
- 近づく ARC
遠くの地鳴りが毎日近づき、ARC がトンネルの近くまで迫る。シャニは地上に基地を作って迎え撃つ(地勢の把握・上での存在感) - 崩れる天井
地区が丸ごと崩壊し、天井の崩落を防ぐ手がかりを探す(道の開拓・データの解読) - 水と電気
水に毒が盛られた疑いや、何者かが変電所を壊す事件が起きる(汚染源・毒の道・停電) - 内部の犯行
鍵の手がかりから、シャニは内部の犯行を疑う(腐敗の臭気) - トレドの一味
チューブを握る「トレド・チューブ公式管理チーム」が使用料を求める(トレドへの賛辞・土を掘れ・転換) - ほかの地区
消えた
偵察チームのメモから、セレステの足元をすくうためのフェロヴィアの人たちとの取り引きが分かる(埃をかぶった配線)
並べてみると、セレステが恐れる、地下が永遠に安全ではいられない日は、ARC よりも先に、内側の綻びから来ているように読めます。パッチ 2.3.0 の魂の捧げものは、ほかの地区の倒れたレイダーをたたえて関係を立て直そうとする、セレステの外交です。ただ予告映像では、儀式をめぐって地区どうしが言い争い、皆が同意できるのは失われた命の重さだけです。

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人物の物語は?|セレステ・シャニ・ティアン・ウェンの過去
セレステはファーストウェーブの傷と子供の頃の記憶を、シャニは置き去りにされた者の怒りを、ティアン・ウェンはレジスタンスにいた母への思いを抱えています。
セレステ|戦いの傷を抱えた創設者
セレステは、ファーストウェーブの地獄を生き延び、その傷を今も抱えたままスペランザを率いています。かつて仲間と作った罠がレイダー同士の争いに使われていると知ると止めさせ、そのあと「ファーストウェーブは地獄だった。多くの人が死んだ」と取り乱したことを詫びます(間違いを正す・受け継がれる記憶)。
子供の頃はリブン・タイズのホテルの近くで凧をあげて過ごし、空に浮かぶフリゲートを見て、その頃以来の戦慄を覚えます(セレステの幼少期の絵・セレステの反抗期)。前哨基地の点検でなくした日誌を、誰かに読まれる前に探してほしいと頼む一面もあります(セレステの日誌)。
家と仲間を失った戦いを覚えているからこそ、セレステはスペランザを守ることにこだわり、ほかの地区とも手を結ぼうとしている、と読めます。

シャニ|置き去りにされた側の怒り
シャニは、人類を守ると言いながら地上の人々を置き去りにした者たちに怒り、スペランザを自分たちの手で守ろうとしています。ARC が進化するなら自分たちも負けていない、と地上に基地を作り、ARC を新しいやり方で追う計画を進めるのもシャニです(上での存在感)。
ティアン・ウェン|レジスタンスの母と、セレステへの反発
ティアン・ウェンは、ファーストウェーブのレジスタンスにいた母の形見を探しながら、セレステのやり方には反発しています。古戦場の調べにプレイヤーを送ったのは、本当は母の形見を探すためだったと打ち明けます(少佐の小型トランク)。ムービーでは、古い基地で見つかった物を「君の母親がいた部隊の物だから…君が持つべきだと思ってね」と渡された人が、「何かハメられている気がするけど… もらっとくよ」と返して受け取ります。一方で、貴重な資源を空へ打ち上げてレイダーに奪い合わせるセレステのやり方を嫌い、セレステに頼まれた懐柔もはねつけます(より良い使い道・置き残してきたもの)。

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物語はどこへ向かう?|地下から地上へ
物語は、地下で耐える話から、地上に居場所を作り、ラストベルトの外へ出ていく話へ向かっています。凍った道からは、ARC も気づいていない北の谷に前哨基地を作り、地表でまた暮らす道が開けました。地上で生きるすべを示した放浪民も、クエストで少しずつその道を明かしていきます(最初の放浪民たち・誰かの道)。遠征に出たレイダーは、ラストベルトから永久に旅立ちます。
ARC がどこと信号をやり取りしているのか、エクソダスの最後に何が起きたのか、エンペラーを落としたのは誰なのかは、まだ明かされていません。次の更新では、この 3つにつながるクエストやムービーが来るかを見ると、物語を追いやすくなります。





















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