※この記事には、Oblivionのネタバレを含みます。
はじめに
その3 では、焼け落ちたクヴァッチで隠された皇子マーティンが見つかり、雲の上の砦でドラゴンボーンと呼ばれました。けれどドラゴンファイアを灯すための王者のアミュレットは、ウェイノン修道院で赤い衣の刺客たちに奪われています。刺客たちは戦いのさなかに「暁が明ける!」「浄化の時は近い!」と叫び、斃れるときには「楽園がわたしを待っている」と言い残していました。三つの言葉が何を指すのかは、まだ分かりません。その4 では、皇帝を討った教団の祠へ続く「暁の道」を、その道の上にいた信徒の側から物語でたどり、赤い衣の者たちが何を信じていたのかを解説で読み解きます。
手がかりは、刺客の仲間たちが持ち歩いていた四巻の本です。書いたのは、マンカー・キャモランという男です。その1 で見た、キャモランの簒奪者が湾で敗れた日に生まれた赤子と同じ名です。物語では、その本に隠された道の上で暮らし、待ち、さらわれた人々を追い、解説では四巻を一続きに読みます。その教えは、正しかったのでしょうか?
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第四章: 暁の祠
皇帝ユリエル・セプティム七世を討った教団には、帝都の地下から北の湖の祠へ続く、一本の秘密の道がありました。教団の名を深遠の暁(Mythic Dawn)といい、その道をたどれた者だけが、祠で選ばれし者として迎えられたのです。
道は、教団の師が書いた四巻の本の中に隠されていました。そして道の途中には、町の人のふりをした信徒たちが、何年も前から暮らしていたのです。
──竜の玉座は空となり、王者のアミュレットは我らの手にある。
錆と傷の砂漠の書
いつのことかは、だれも知らない。錆と傷の砂漠で、破壊の王子メエルーンズ・デイゴン(Mehrunes Dagon)がみずから書いたという一冊の書が、一人の男を呼んだ。書の名を、『ザルクセスの神秘の書』(Mysterium Xarxes)という。
男の生まれは、はっきりしている。第三紀267年、キャモランの簒奪者が湾で敗れたその日に、簒奪者の愛人が一人の男の子を産んだ。母は赤子を抱いたまま城から姿を消し、その子はマンカー・キャモラン(Mankar Camoran)と名づけられていた。
彼が自分で書き残したところでは、そのころのマンカーは眠っていて、愚かで、まだ本当の名を持たなかった。デイゴンの秘儀を読んで、あふれ出るものに狂い、声が嗄れるまで福音を叫んでさまよったが、その言葉はどこにも根を下ろさなかった。人に届くようになったのは、身を隠してからである。謙虚さこそが最初の知恵だった、と彼は書いている。
暁に身を捧げると、声が戻り、その声は別の言葉を話していた。三晩ののち、マンカーは火を語れるようになった。
書を読み解くために、マンカーは探求の海へみずからを沈め、浮かび上がったとき、自分の艦隊を見つけたという。彼の書には、あの簒奪者でさえイリアックの底へ沈んでから、艦隊を取り戻しに浮かび上がったのだ、とも書かれている。
四つの鍵
マンカーは自分の教えを四巻の本に書き、『深遠の暁・註解』(Mythic Dawn Commentaries)と名づけた。巻の頭にはデイドラの文字で一語ずつ題が書かれ、本文は「ゆっくり来て、四つの鍵を携えよ」と、くり返し読む者に命じている。
四つの鍵がそろっても、それだけでは扉は開かない。巻の段落の頭に置かれた大きな赤い飾り文字の中に、祠への道がひそかに書きこまれていて、招きはあっても宛先は書かれていないのである。本は帝都の本屋の棚にも流れたが、第1巻と第2巻はめったに出回らず、第3巻と第4巻は好事家にもまず手に入らない。最後の一冊を渡すのは、教団の後見人(Sponsor)だけであった。
自分の力で道を解き、祠にたどり着いた者は、それだけで最初の試しを越えた者として迎えられる。教団の位はデイゴンの剃刀にならって四つに分かれ、修練者から探求の騎士、司祭と進み、頂には師が立つ。祠は、シロディールの北東、アリアス湖(Lake Arrius)のほとりの洞窟の奥にあった。
帝都の真ん中、宮殿を囲む庭の一角に、どの王朝の者とも知れない古い王子の墓がある。マンカーはその墓石に、教団の印と湖の場所を刻んだ。印は、真昼のわずかな間だけ浮かぶ。
信徒たちは、この年月を「備えの時」と呼んだ。その先に来る日を、彼らは「浄化の時」と呼んでいた。
新しい日に挨拶を
備えの時を、信徒の多くは赤い衣を脱いで過ごしていた。町の人に紛れた彼らを、見た目で見分けることはできない。互いに出会えば、「新しい日に挨拶を、兄弟」と言葉を交わすだけである。
帝都のタロス広場地区には、ウレン・アスラム(Ulen Athram)というダンマーの男が住んでいた。モロウウィンドのクラーゲンモールのアスラム家の出で、フリンという酒の商いで財を成し、今は帝都で気楽に暮らしている。「モロウウィンドは恋しくない。トリビュナルへの陰気な不平と、古くさい祖先崇拝ばかりだ。せいせいした」と言う男で、妻のドラロラにさえ、自分が何者かを明かしていなかった。
毎月6日の真夜中になると、ウレンは帝都を出て、八時間かけてコロールの酒場オーク・アンド・クロージャー亭へ向かった。そこで彼が話しこむ相手は、”同僚”のユーガル・ベレッテ(Eugal Belette)である。ユーガルは「越してきたばかりで、誰も知らない」としか言わない男で、夜は地下室にこもり、町では、あの家からは妙な音がすると噂されていた。
シェイディンハルには、気位の高い主人ヴォラニルが宴を重ねる屋敷、リバービュー邸がある。そこで働く二人のダンマーの女中、タナサ・アラーノ(Tanasa Arano)とトリーシ・ギリス(Tolisi Girith)もまた信徒であった。二人は朝の6時から一日18時間働き、真夜中にようやく夕食をとって、地下で4時間だけ眠る。休みは日曜だけで、その日は二人でニューランド山荘に出かけた。「わたしはリバービュー邸の女中。楽な仕事じゃないよ」とトリーシは言い、その枕元の机には『註解』の第1巻が置かれていた。
ほかの町にも、信徒はいた。スキングラードの宿に暮らすノルドの女は、名を神嫌いのエルス(Else God-Hater)といい、会う者ごとに「わたしは神々が嫌い。すべての神が」と言い放つ。レヤウィンのボズマー、シンゴール(Cingor)は戦士ギルドに名を連ね、町の見回りの団の団長を名乗っていたが、団員は彼ひとりで、毎日16時間も町を歩いた。アンヴィルの港に修理のために入った海賊船の乗組員、イソルド(Isolde)も信徒であった。ブラヴィル城のノルドの鍛冶屋は、毎朝マーラの大聖堂へ通い、アーケイの祭壇の前で祈るか、長椅子に座って二時間を過ごした。同じブラヴィルの宿屋で料理番をしているラナリーン(Ranaline)は、誰とも話したがらない女であった。
彼らの部屋や懐には、たいてい『註解』が一冊あった。
隅の席の男
第三紀433年、帝都のエルフガーデン地区にあるルーサーのボーディングハウスの隅の席で、一人のブレトンが昼も夜も本を読んでいた。名をアスタフ・ウィリッチ(Astav Wirich)という。近づく者がいれば「行きな、友よ」と追い払い、また本に目を落とす。
アスタフは、同じ宿に身を潜めていたボーラスを見張っていた。皇帝が討たれたあの夜、地下の抜け道でただ一人生き残ったブレイズである。そこへ、曇王の神殿のジョフリーに送り出された囚人が、ボーラスを訪ねて来た。
ボーラスは囚人に、自分が地下へ降りれば隅の男が後を追ってくるから、そのあとを追ってくれと言った。言葉どおり、アスタフは本を置いて地下室へ降り、二人きりになるのを見はからって呪文を唱え、どこからか現れた漆黒の鎧をまとって斬りかかった。皇帝を襲った刺客と同じ鎧である。囚人とボーラスがその男を斬り伏せると、ボーラスは初めて敵の名を口にした。
“皇帝を殺した刺客どもは、深遠の暁というデイドラの教団の者だ。デイドラの王メエルーンズ・デイゴンを崇めているらしい。わたしは帝都でやつらの手下を追っていたが、どうやら向こうも気づいたようだな”
アスタフの懐から出てきたのは、彼が昼も夜も読んでいた本であった。『深遠の暁・註解』の第1巻で、書き手の名はマンカー・キャモランとあった。
赤い絹の客
残りの三巻を探すため、囚人はアルケイン大学を訪ねた。魔術師ギルドの本部で、その神秘の書庫の主は、ター=ミーナ(Tar-Meena)という靴をはかないアルゴニアンの学者である。帝都は大きすぎてうるさくて汚いと嫌い、書庫では「きちんと、静かに、書架で物を食べないこと」と言い渡す女であった。深遠の暁の教えを、彼女はいつものデイドラのたわごとだと肩をすくめ、『註解』はタイバー・セプティムの時代、四百年以上も前の本だと言った。そして書庫にあった第2巻を囚人に渡し、第3巻と第4巻は見たこともないから、商業地区のファースト書店で探すよう勧めた。
ファースト書店の主人フィンティアスは、珍しい本を探す好事家を相手に商いをしていた。第3巻は特別に取り寄せた一冊で、その代金はすでにグウィナス(Gwinas)という客が払っていた。
グウィナスは、ヴァレンウッドから来たボズマーの貴族で、帝都ではタイバー・セプティム・ホテルに泊まり、赤い絹の衣をまとっていた。本を受け取りに現れた彼に教団のことを尋ねると、グウィナスはこう答えた。
“デイドラの教団が世間であまり好まれないのは知っているが、そんなものは愚かな偏見と迷信だ。冒険を恐れない、心の開けた者にとって、デイドラの崇拝は多くの報いをもたらすのだよ”
その教団こそ皇帝を討ったのだと囚人が告げると、グウィナスは青ざめた。
“なんだって! 深遠の暁が……? マンカー・キャモランのデイゴン観は魅力的で、革命的とさえ言える……だが、皇帝を殺すとは……マーラよ、我らを守りたまえ!”
彼は懐から一枚の書き付けを取り出した。後見人と名乗る者からの手紙で、師の書への関心は認められたこと、第4巻は教団の者からしか手に入らないこと、そしてエルフガーデン地区の下の下水道へ一人で来て、卓と椅子のある部屋で座って待て、と書かれていた。
道を歩くはずだった男に代わって、囚人とボーラスが後見人に会いに行くことになった。
下水道の椅子
帝都の地下下水道は、町じゅうに張りめぐらされている。どの地区にも出入り口があり、ブレイズも人目につかずに動くときにはそこを使っていた。書き付けにあった卓と椅子の部屋は、エルフガーデン地区の下の、本道の奥にあった。
囚人が自分が行くと言うと、ボーラスは「いや、わたしが行く」と首を振った。あの深遠の暁の刺客どもには血の借りがあり、こういうことのために一生鍛えてきたのだという。会合の部屋の前で、彼は、自分は生き延びられないかもしれない、そのときはお前が本を取り戻し、王者のアミュレットを見つけるのだ、と言った。
ボーラスが卓につき、囚人は上の通路の物陰に身をひそめた。やがて赤い衣の男が現れ、卓の前に立って語りだした。
“さて、お前はメエルーンズ・デイゴンに選ばれし者の一人になりたいというのだな。暁の道は険しいが、報いは大きい。わたしはお前の求める本を持っている。この本と師の残りの三巻があれば、お前は悟りへの鍵を手にするのだ”
男の名はレイヴン・キャモラン(Raven Camoran)。師マンカー・キャモランの息子であった。
言葉の途中で目を止めたレイヴンが「待て、お前の顔は見たことがある! アスタフ兄弟がつけていたブレイズだな!」と叫ぶと、剣が抜かれて下水道の部屋は戦いの場になった。レイヴンが斃れると、その懐から最後の一冊が出てきた。席につかずに話しかけた者には「最初の試しに落ちた。デイゴン卿の務めに二度目はない」と告げるのが、後見人の決まりであった。
真昼の墓
四巻がそろうころ、ター=ミーナも謎に取りかかっていた。「マンカー・キャモランは本当に魅力的な書き手ね。間違いなく狂っているけれど、魅力的」と言いながら、彼女はまず段落の最初の語に目をつけ、もう一日たって、鍵は段落の最初の字だと突き止めた。
段落の頭の大きな赤い字を、巻をまたいで順に拾っていくと、一つの文が現れた。GREEN EMPEROR WAY WHERE TOWER TOUCHES MIDDAY SUN──緑皇通り、塔が真昼の太陽に触れる所。
緑皇通りは、帝都の宮殿を囲む庭である。小道に沿って、帝国の伯爵や聖人、魔闘士、そして皇帝たちの墓が並んでいる。「何かが真昼にそこで明かされるのよ。わくわくするわね!」とター=ミーナは言った。真昼が近づくと、宮殿の白金の塔の尖端が、空の太陽に重なる。その一点の下にあったのは、どの王朝の者とも伝わらない、カマリル王子(Prince Camarril)の墓であった。
墓の石には赤い印が浮かび、シロディールの地図の上で、北東のアリアス湖を指していた。その印は、この年に限らず、真昼になるたびに毎日光っていたのである。
湖の祠
帝都からブルーロードを東へ進むと、シェイディンハルの町に着く。アリアス湖はその町のさらに北、山あいの森の奥にあり、湖の近くの岩場に、洞窟がひっそりと口を開けていた。
洞窟の扉の前には、門番が立っていた。眠ることも食べることもなく、昼も夜もそこを守る男である。「暁が明ける」と挨拶を交わすと、門番は言った。
“ようこそ、兄弟。時刻は遅いが、師はまだ手を求めておられる。ぐずぐずするな。備えの時はもうすぐ終わる。浄化の時は近い”
門番が錠を外した扉の奥の通路で待っていたのは、祠の番人ハロウ(Harrow)というダンマーであった。師の書に隠された暁の道をたどって来たのなら、お前はもう選ばれし者の一人だ、と彼は言う。深遠の暁の一員に要る物は、すべて師の恵みから与えられる。だから持ち物を差し出し、この入信者の衣を着よ、と。囚人がためらうと、ハロウは「デイゴン卿に身を捧げぬ者は、ここから出られない」と声を低くした。囚人は武具を預け、薄い衣一枚で奥へ通された。
控えの間では、信徒たちが話しこんでいた。
“師はいつ浄化を始めよとお命じになるのだ。支度はすべて整い、扉の錠はもう外れている。あとはデイゴン卿がお入りになれるよう、押し開けるだけだ”
別の二人は、オーラ姉妹が門の砦を見てきたことや、燃える町々の煙が偽りの神々の目をくらませる日のことを楽しげに語り、また別の二人は、勤めにも出てこないジェロル兄弟は、そのうち自分が祭壇に載ることになるぞ、と話していた。
その祭壇には、すでに一人のアルゴニアンが縛られていた。帝都の唯一神の神殿の司祭で、神殿を出たところを、フードをかぶった男たちに捕らえられ、ここまで運ばれて来たのである。
師の説教
洞窟の奥の大広間では、高い岩の天井の下に、四本の腕を持つメエルーンズ・デイゴンの巨大な像がそびえ、その足もとに信徒たちが集まっていた。ハロウは壇の前へ囚人を連れて行き、「デイゴン卿に身を捧げたいという、新しい兄弟が参りました」と告げた。
壇の上には、一人のアルトマーが立っていた。その首には、ウェイノン修道院から奪われた王者のアミュレットが掛かっている。マンカー・キャモランは、集まった信徒に語りはじめた。
“兄弟姉妹を讃えよ、楽園で彼らは大いなる報いを受けよう! 聞け、デイゴン卿のお言葉を。『わたしがふたたび地を歩むとき、忠実なる者は報いを受ける。ほかのすべての定命の者の上に、永遠に置かれるのだ。それ以外の者はどうなるか。弱き者はふるい落とされ、臆する者は打ち倒され、強き者はわが足もとで震えて赦しを乞うだろう』。それこそが、お前たちの報いだ。清めの時は近く、わたしはこれから楽園へ行って、暁の到来とともにデイゴン卿を連れて戻ろう!”
師が言葉を切るたびに、広間には「讃えあれ!」「デイゴン卿はかく語りき。讃えあれ」という声が満ちた。説教を終えると、師は背後に開いた光の門へ歩み入り、アミュレットとともに消えた。
赤い飲み物
師が去ると、壇に残った女が「進み出よ、入信者よ」と囚人を呼んだ。女の名はルマ・キャモラン(Ruma Camoran)、師の娘である。ルマは祭壇の司祭を指して、こう命じた。
“お前はデイゴン卿に身を捧げるため、ここへ来た。その誓いは赤い飲み物、デイゴン卿の敵の血で封じられねばならぬ。短剣を取り、生贄の赤い飲み物をデイゴン卿に捧げよ。いずれはデイゴン卿のものとなる、お前自身の命の血のしるしとして”
囚人が短剣を取りかねていると、信徒の一人が「お前の血でも、囚われ人の血と同じようにデイゴン卿は満たされる」とささやいた。お前がその道を選ぶなら、お前の血を流すのは我らの誉れだ、というのである。
だが囚人は、短剣で司祭を刺す代わりに、その縛めを断ち切った。そして手を伸ばしたのは、祭壇の脇に置かれた黒い書、『ザルクセスの神秘の書』であった。その本を掴んだ瞬間に広間が揺れ、デイゴンの像が崩れ落ちて、ルマが「聖なるザルクセスに触れるとは! 殺せ!」と叫んだ。囚人は司祭を連れて信徒の住まいを斬り抜け、洞窟の外へ逃れた。外の光の下で、司祭はようやく、帝都の唯一神の神殿のジーリアス(Jeelius)だと名乗り、囚人に礼を言った。
“あなたが誰かは知らないが、アカトシュがあなたを導いているのは明らかだ”
曇王の神殿で本を受け取ったマーティンは、「九大神にかけて! こんなものは、手に取るだけでも危うい」と顔色を変えた。
その日から、町に紛れていた信徒たちが牙をむいた。城の鍛冶屋や屋敷の女中までが「デイゴン卿のために!」と叫んで鎧を呼び出し、町の外には新しい門が七つ開いた。
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解説 ──四つの鍵に書かれた教え
深遠の暁が信じていたことは、ほとんどがマンカー・キャモランの書いた四巻の『深遠の暁・註解』に書かれています。教団の聖典『ザルクセスの神秘の書』は、師のほかは触れることも読むこともできず、信徒は師の口から教えを聞いていました。[1:354]マーティンも、その書があることを伝える出どころは『註解』だけだと言っています。[2:131]
ゲームでは、四巻は祠への謎を解く道具として手に取る本です。けれど四巻を一続きに読むと、この世界は神々が定命の者を閉じこめた牢で、デイゴンはその牢を壊しに来る解放者だ、という一つの考えが通っています。

ゲームで分かること
・深遠の暁:皇帝ユリエル・セプティム七世を討った、メエルーンズ・デイゴンを崇める教団。師はマンカー・キャモラン
・『註解』:マンカーが書いた四巻の本。段落の頭の赤い字を並べると、帝都の緑皇通りの墓を指す
・祠:アリアス湖の洞窟にある。師は説教のあと、王者のアミュレットを持ったまま門の向こうの楽園へ去った
・『ザルクセスの神秘の書』:デイゴンが書いたとされる教団の聖典で、師のほかは読めない。囚人が祠から持ち帰った
日本語版はこの本の題を『評論・深遠の暁』と訳していますが、原文の Commentaries は聖典に付けた注釈という意味なので、この連載では『深遠の暁・註解』、略して『註解』と書きます。
『註解』はどんな本なのか?
『註解』は、マンカーが『ザルクセスの神秘の書』を読み解いて書いた四巻の本で、教えの本であると同時に、祠への地図でもありました。[3:9]四巻はどれも、教団に入ろうとする者に向けて書かれています。各巻の頭には、デイドラの文字で一語ずつ題が書かれています。
| 巻 | デイドラの文字の題 | 中身 | 段落の頭の赤い字 |
|---|---|---|---|
| 第1巻 | DAGON(デイゴン)[3:1] | 修練者への呼びかけ。マンカーの目覚めと、四つの鍵を携えてゆっくり来いという教え | GREENEMPEROR[4:53] |
| 第2巻 | ALTADOON(アルタドゥーン) | 解放の巻。奴隷が牢番の王を倒した話と、望みの儀式 | WAYWHERE |
| 第3巻 | CHIM(チム) | 秘密の巻。定命の者が造り手になる秘密と、神々の側の「誓いを破る者」 | TOWERTOUCHES |
| 第4巻 | GHARTOK(ガートック) | 歴史と予言の巻。デイゴンの生い立ちと、昔の解放がもう一度起こるという予言 | MIDDAYSUN |
右の列の赤い字を巻をまたいで並べると、「GREEN EMPEROR WAY WHERE TOWER TOUCHES MIDDAY SUN」、つまり「緑皇通り、塔が真昼の太陽に触れる所」という一つの文になります。[4:53]第1巻は、四つの鍵をそろえるよう説きながら、「お前の目はまだ狭い。招きは手にしていても、宛先はまだ知らない」と念を押しています。[3:8]
ター=ミーナが言うとおり、祠への道を自分で見つけること自体が、教団の最初の試しでした。[5:23]読めない者は門の前で落とされ、読めた者だけが祠に招かれるのです。

この仕掛けは、日本語版では少し変わった形で残りました。2007年の日本語版は本文を日本語に訳しましたが、段落の頭の赤い字だけは英字のまま残したのです。
2013年に PS3 版を遊んだ人のプレイ日記には、段落ごとの頭文字が不自然に強調されていることに気づき、英語版なら英単語から見当をつけられるが日本語版ではそうはいかず、文字を拾い集めるのに苦労した様子が書かれています。[6]下の表を開くと、四巻の全文を、日本語版と同じように段落の頭に赤い英字を置いた形で読めます。
| 巻 | 題 | 段落の頭の字 |
|---|---|---|
| 第1巻 | 「デイゴン」(DAGON) | GREENEMPEROR |
| 第2巻 | 「アルタドゥーン」(ALTADOON) | WAYWHERE |
| 第3巻 | 「チム」(CHIM) | TOWERTOUCHES |
| 第4巻 | 「ガートック」(GHARTOK) | MIDDAYSUN |
四つの鍵はどこから来たのか?
四巻の題は、デイゴンの名のほかは ALTADOON・CHIM・GHARTOK という、ふだんの本には出てこない語です。四つの語のうち三つは、Morrowind のダンマーの聖典『三十六の教訓』で「王の言葉」とされた語で、マンカーはそれを鍵にして、読む者に王の位を約束しました。『三十六の教訓』は、ダンマー(ダークエルフ)の生き神ヴィヴェクが書いたとされる聖典で、その第十二説話に、ヴィヴェクが王の師として語る場面があります。
“「言ったはずだ」とヴィヴェクは言った。「わたしは、地の王の師となる者だ。AE ALTADOON GHARTOK PADHOME」。この魔法の言葉に、凌辱の王はもう一語を足した。「CHIM」。それは王者の秘密の音節である”
『三十六の教訓』第十二説話(Morrowind)より[7]
(‘I told you,’ Vivec said, ‘I am meant to be the teacher of the king of the earth. AE ALTADOON GHARTOK PADHOME.’ With these magic words, the King of Rape added another: ‘CHIM,’ which is the secret syllable of royalty.)
CHIM の一語を足した「凌辱の王」は、デイドラの王子モラグ・バルのことです。ダンマーの聖典の中でさえ、王者の秘密の音節はデイドラの口から出ていました。
第十五説話でも、ヴィヴェクは王に「この力の言葉を携えて、素手でダゴス・ウルへ行け」と言い、同じ語を授けています。[8]ダゴス・ウルは、Morrowind の物語で最後に立ちはだかる、レッドマウンテンの底の敵です。
マンカーは、聖典で PADHOME(パドメイ。世界の始まりにいた変化の力)が置かれていた座にデイゴンの名を据え、第1巻ではデイゴンの第四の腕を「パドメイの目そのもの」と呼んでいます。[3:11]
四つの鍵をそろえた者に、第1巻はこう約束します。
“デイゴン卿が書かれたとおりに入れ。ゆっくり来て、四つの鍵を携えよ。そうすればお前は王の一族となる。新しい種の破壊者となり、その庭は、神話の暁のときのように、知る花と知らぬ花であふれるだろう”
マンカー・キャモラン著 『深遠の暁・註解』第1巻 より[3:5]
(Enter as Lord Dagon has written: come slow and bring four keys. Know that then you are royalty, a new breed of destroyer, whose garden shall flood with flowers known and unknown, as it was in the mythic dawn.)
この王の位の約束は、どこから来た者にも向けられていました。第1巻は、お前は戦を通って来たのかもしれない、学びを、影を、あるいは蛇の並びを通って来たのかもしれない、どの道にも意味はあるが褒美はいつも同じで、ここにいること自体が王たる値打ちの証だ、と語りかけます。[3:6]「宮殿でも、小屋でも、洞窟でも」という言葉もあります。[3:10]
教団の位はデイゴンの剃刀にならって四つに分かれ、修練者から探求の騎士、司祭へと進み、頂には師が立ちます。[3:8]
『三十六の教訓』と『註解』は、どちらも開発者のマイケル・カークブライトが書いた本です。Oblivion のクレジットにも、彼は書き手の一人として名を連ねています。[9:82]ゲームの外から見れば、四つの鍵は、同じ書き手が自分の古い言葉を、別の教団の口に移したものでもありました。
「暁」とは何か?
「暁」は、オブリビオンと定命の者の世界がまだ分かれていなかった、世界の始まりの前の神話の時代のことです。第1巻は、四つの鍵をそろえた者の庭が「神話の暁のときのように」花であふれると書いています。[3:5]ター=ミーナは、教団の教えをこう説明しています。
“デイゴンを崇める秘密の教団よ。破壊の王子ね。彼らはマンカー・キャモランの教えに従っていて、オブリビオンと定命の者の世界が分かれていなかった、神話の時代の再来を説いている。破壊の清める力という、いつものデイドラのたわごとね。メエルーンズ・デイゴンをタムリエルに呼び戻して、わたしたちみんなを、きれいさっぱり浄化したいのよ”
ター=ミーナの言葉 より[5:15]
(A secretive cult devoted to the Daedra Lord Mehrunes Dagon, the Prince of Destruction. They follow the teachings of Mankar Camoran, who calls for the return of the Mythic Age when Oblivion and the mortal world were not separate. The usual daedric claptrap of the purifying power of Destruction. They hope to bring Mehrunes Dagon back to Tamriel and give us all a good Cleansing.)
祠の信徒も、デイゴン卿がみずから地を歩くとき、神話の時代がよみがえると信じていました。[1:356]信徒どうしが交わす「新しい日に挨拶を」「暁が明ける」という挨拶も、この教えの言葉です。[1:358]

では、その暁を、なぜ人々は知らないのでしょうか? マンカーは、その訳も第1巻に書いています。
“これはタムリエルの民のための言葉ではなかった。その僧たちは遠い昔から、暁があったことそのものを偽ってきたのだから”
マンカー・キャモラン著 『深遠の暁・註解』第1巻 より[3:12]
(These were not words for the common of Tamriel, whose clergy long ago feigned the very existence of the Dawn.)
つまり教団の名の「暁」は、神殿が隠してきた本当の始まりへ世界を戻す、という誓いでした。マンカーにとって、九大神の神殿の教えは世界の始まりを偽る教えで、深遠の暁は、その偽りの前にあった世界を取り戻す者たちだったのです。
ここで一つ、疑問が残ります。世界を始まりに戻すということは、今の世界のどこかが間違っていると考えていたということです。マンカーは、今の世界の何が間違っていると考えたのでしょうか?
何が牢で誰が牢番だったのか?
マンカーは、この世界を神々が定命の者を閉じこめるために造った牢と考え、牢番を生と死の輪の神と竜の血の皇帝たちに重ねました。その考えがいちばんはっきり表れているのが、第3巻に引かれた「第一の塔の布告」です。布告の主は「八の八倍の太守」と名乗る者たちで、八柱の神々を思わせる名です。
“第一の塔の布告。異形の者を、もはや害をなせぬ所に縛りつけよ。ムンダスの神であるかの者と同じく、その子らもまた神の火花から切り離されよ。我ら八の八倍の太守は、パドメイの住まう所に、我らのみを出口と見なさせん”
マンカー・キャモラン著 『深遠の暁・註解』第3巻 より[10:10]
(First Tower Dictate: render the mutant bound where he may do no more harm. As God of the Mundus, alike shall be his progeny, split from their divine sparks. We are Eight time eight Exarchs. Let the home of Padomay see us as sole exit.)
言い換えると、神々は世界を造った「異形の者」を、もう害をなせない所に縛りつけ、その子らである定命の者を、神の火花から切り離しました。神の火花とは、定命の者の魂にもともとあった神々の力のことです。
定命の者は生まれたときから、神になる道を断たれた囚人だった、というのがマンカーの読みです。この「異形の者」が誰なのかは、マンカーがのちに楽園で語ることになります。
では、牢番は誰なのでしょうか?第2巻は、昔の奴隷たちの反乱の話から始まり、ヌマンティア(教団の言葉で自由のこと)を知った鎖の都マルビオージの奴隷たちが、牢番の王マズティアクを倒したと書きます。そして『神秘の書』は、その王を「アーケイの者」と呼ぶのです。[11:4]
アーケイは九大神の一柱で、生と死の巡りをつかさどり、生命の輪の主と呼ばれる神です。[12:2]マンカーが引くとおりなら、奴隷を閉じこめていた牢の王は、死を巡らせる神の名で呼ばれていたことになります。
その輪は、同じ第2巻の「望みの儀式」の結びにも出てきます。
“恍惚とするのは、ついに記録されずにゆく者。記録されるのは、知らぬまま輪を回す奴隷たち。囚われているのは、ありのままのオルビスの、すべての子ら”
マンカー・キャモラン著 『深遠の暁・註解』第2巻 より[11:8]
(Enraptured, he who finally goes unrecorded. / Recorded, the slaves that without knowing turn the Wheel. / Enslaved, all the children of the Aurbis As It Is.)

マンカーの教えでは、この世界の定命の者は、知らないうちに生と死の輪を回し続ける奴隷でした。そこから抜け出した者は、もう誰にも記録されません。生まれて死んで、また生まれるという巡りの外へ出ること、それが解放です。
マンカーは神々の側を「誓いを破る者」と呼び、竜の血の者たちが神の座へ昇る道を「六千年にわたる天の迷路」の中に隠してきたと書きます。[10:4]竜の血とは、アカトシュがアレッシアの血筋に与えた契約を受け継ぐ皇帝たちのことです。
マンカーの目には、牢は生と死の輪の回るこの世界で、牢番は神々、とりわけ輪を回すアーケイと、契約の血を引く皇帝たちでした。
ただし、世界を罠と見るのは、マンカーが初めてではありません。Morrowind の『モノミス』は、世界が造られたことを、人間はレッドガードを除いて神の慈悲と見なし、アルトマー(ハイエルフ)はダンマーを除いて、霊の次元とのつながりを断ち切った残酷な欺きと見なす、と書いています。[13:13]
アルトマーのマンカーは、この「世界は罠」という見方を受け継いでいました。[14:26]ところがエルフの神話では、罠を仕掛けたのは世界を造らせた神ロルカーンで、神々はだまされた側です。
マンカーはそれをひっくり返し、罠を仕掛けたのは神々のほうだとしました。同じ罠の話でも、責める相手が逆さまなのです。
デイゴンは何者として描かれたのか?
帝国の書物は、デイゴンを破壊と変化と革命と野心の王子と書きます。[15:4]マンカーは、デイゴンを、破壊の王子でなく、希望を吹き込まれて造られた解放者として描きました。第4巻は、デイゴンの生まれをこう語ります。
“わが魂をマグナ・ゲーに捧げる、と楽園の喜べる者たちは言う。マグナ・ゲーこそが、剃刀のメエルーンズをひそかに造ったのだ。消え去る成り上がり者の領、リグのはらわたの奥深くで。彼らはさまざまな水から来たが、どのゲーも、ただ一つの目的を分かち合っていた。善き王子を造ること。その似姿を気ままな帯のように紡ぎ、オブリビオンで最も尊く、最も乏しい宝である希望を吹き込むことである”
マンカー・キャモラン著 『深遠の暁・註解』第4巻 より[16:4]
(I give my soul to the Magna Ge, sayeth the joyous in Paradise, for they created Mehrunes the Razor in secret, in the very bowels of Lyg, the domain of the Upstart who vanishes. Though they came from diverse waters, each Get shared sole purpose: to artifice a prince of good, spinning his likeness in random swath, and imbuing him with Oblivion’s most precious and scarce asset: hope.)
マグナ・ゲーは、世界を造った建築家マグナスに従って世界を去った霊たちで、去るときにオブリビオンの帳に開けた裂け目から、光が届くようになったと語られます。いまでは、星そのものとされる霊たちです。[17:1]
つまりマンカーのデイゴンは、星の霊に希望を吹き込まれて生まれた、善き王子でした。第3巻でマンカーが自分を「星のマンカー」と呼び、信徒に「星の光こそ、お前の衣」と語るのも、この生まれの話と響き合っています。[10:7]
第4巻によれば、昔、世界は暴君のドルーの王たちに治められ、その奴隷の海どうしで境の戦が絶えませんでした。[16:3]ドルーは、Morrowind の海や沼に棲む、殻をまとった大きな魔物です。そして『三十六の教訓』の第二十八説話は、ドルーが世界を治めていたころ、デイドラの王子モラグ・バルがその長だったと書きます。[18]
マンカーは、デイゴンが暴君を倒してその海を自由にした昔の話を、これから起きることの予言に重ねます。
“メエルーンズがリグを打ち倒し、その顔を砕いて、十九と九と九の海をことごとく自由と宣したように、かの方はシロディールの蛇の冠を砕き、連合を築かれるだろう!”
マンカー・キャモラン著 『深遠の暁・註解』第4巻 より[16:6]
(For as Mehrunes threw down Lyg and cracked his face, declaring each of the nineteen and nine and nine oceans Free, so shall he crack the serpent crown of the Cyrodiils and make federation!)
マンカーにとって、帝国の冠は人々を縛る鎖でした。デイゴンの軍勢は侵略者ではなく、その鎖を砕きに来る解放者で、第4巻は「自由意志のほかに、いかなる支配もない!」と叫びます。[16:8]マンカーの描くデイゴンは、破壊の王子ではなく、暴君を倒して海を自由にした、希望の王子だったのです。

「浄化」と「楽園」とは何か?
「浄化」はデイゴンが地を歩いて弱い者をふるい落とす日のことで、「楽園」はその日を前に死んだ信徒が報いを受けるとされた、マンカーの楽園のことです。信徒たちは今の時を「備えの時」と呼び、その先に来る日を「浄化の時」と呼んでいました。[1:337]
ター=ミーナが「いつものたわごと」と笑った破壊の清める力を、祠の信徒は本気で待っていたのです。浄化の日に何が起きるのかは、祠でマンカーが読み上げたデイゴンの言葉に書かれています。
“わたしがふたたび地を歩むとき、忠実なる者は報いを受ける。ほかのすべての定命の者の上に、永遠に置かれるのだ。それ以外の者はどうなるか。弱き者はふるい落とされ、臆する者は打ち倒され、強き者はわが足もとで震えて赦しを乞うだろう”
マンカー・キャモランが説教で読み上げたデイゴンの言葉 より[14:50]
(When I walk the earth again, the Faithful among you shall receive your reward: to be set above all other Mortals forever. As for the rest: the weak shall be winnowed; the timid shall be cast down; the mighty shall tremble at my feet and pray for pardon.)

言い換えると、浄化とは選別でした。忠実な者は上に置かれ、弱い者は消され、強い者はひれ伏します。刺客が戦いの中で「選ばれし者だけが浄化を生き延びる」と叫んだのは、このことです。[1:366]
祠の信徒は、燃える町の煙が偽りの神々の目をくらませる日を楽しみに待ち、扉の錠はもう外れている、あとはデイゴン卿のために押し開けるだけだ、と話していました。[1:387]町の外に門を開いた火は、信徒にとって、神々の目をふさぐ煙でした。そして第4巻は、その日を「お前たちの地獄は砕かれたのだ」と告げます。[16:11]
浄化を前に斃れた者は、どこへ行くのでしょうか? 刺客たちは死ぬとき、「楽園がわたしを待っている」「死など恐れぬ」と言いました。[1:367]楽園の約束は、四巻と師の説教にくり返し出てきます。
- 第1巻
「楽園の約束を喜べ!」[3:10] - 第2巻
「兄弟よ、お前はわたしとともに楽園に座り、あらゆる知られざるものから解き放たれる」[11:5] - 第3巻
「わたしは星のマンカー。お前とともにあり、お前をわたしの楽園へ連れていく。そこでは塔の裏切り者たちが、新たな革命に笑みを浮かべるまで、硝子の拷問台に吊るされるだろう」「楽園に入る者は、己の母に入る」[10:7,12] - 祠の説教
「兄弟姉妹を讃えよ、楽園で彼らは大いなる報いを受けよう!」[14:50]
並べてみると、楽園はいつも「わたしの楽園」として語られています。デイゴンの楽園ではなく、マンカーが信徒を連れていく、マンカー自身の楽園です。しかも第3巻では、楽園は神々の側についた者が罰を受ける場所でもありました。
楽園とは、信徒が死を恐れずに刃を振るうための約束で、その約束をしたのは師マンカーでした。その楽園が本当はどんな所だったのかは、囚人がのちに自分の目で確かめることになります。
デイゴンの書はなぜザルクセスの名を持つのか?
ザルクセスは、アルトマー(ハイエルフ)が崇める記録の神です。デイゴンの書がザルクセスの名を持つ理由は、ゲームの中で語られていません。この書と神ザルクセスのつながりは、あるのかどうかも分かっていません。[19:21]
手がかりになるのは、ザルクセスがどんな神なのかです。Morrowind の『帝国内の様々な宗派』は、ザルクセスをこう紹介しています。
“ザルクセスは、祖先と秘められた知の神である。はじめはアーリエルの書記であり、世の始まりから、アルドマーのなしたことを大小にかかわらずすべて書き留めてきた。彼は歴史のなかの気に入った瞬間から、妻のオグマを造った”
『帝国内の様々な宗派』(Morrowind)より[20]
(Xarxes is the god of ancestry and secret knowledge. He began as a scribe to Auri-El, and has kept track of all Aldmeri accomplishments, large and small, since the beginning of time. He created his wife, Oghma, from his favorite moments in history.)
アーリエルは、エルフが呼ぶアカトシュの名です。つまりデイゴンの書は、契約を結んだ竜の神の、書記の名を冠していたのです。マンカーもそれを承知していたようで、第1巻でこの本をこう呼んでいます。
“その名は『ザルクセスの神秘の書』。アルドマーの祖霊たちの集まりにして、あらゆる謎の妻の祖である。その一語一語は剃刀に養われた秘密であり、天変地異よりも薄く、赤い飲み物のように曇っている”
マンカー・キャモラン著 『深遠の暁・註解』第1巻 より[3:9]
(Its name is the ‘Mysterium Xarxes’, Aldmeretada aggregate, forefather to the wife of all enigma. Each word is razor-fed and secret, thinner than cataclysms, tarnished like red-drink.)

「あらゆる謎の妻」は、ザルクセスが歴史から造った妻オグマのことでしょう。望みの儀式の三行では、恍惚とするのは「記録されずにゆく者」で、奴隷は「記録される者」でした。[11:8]記録の神の名を持つ書が、記録から逃れることを解放と呼んでいるのです。
ところが同じ第1巻は、教えに入った者に「お前の名は、いまやその重みに刻まれた」と告げます。[3:9]神々の帳面から名を消すはずの者が、別の書に名を書きこまれるのです。マンカーの教えには、はじめからこの食い違いが含まれていました。
もう一つの手がかりは、ESO(The Elder Scrolls Online。Oblivion より前の第二紀が舞台の作品)の本『トゥワッカ、アーケイ、ザルクセス』です。書き手のタネスのレディ・シナバーは、八大神のアーケイは、もとをたどればエルフの神ザルクセスとアトモーラの原初の死の神オーキーが合わさったものだ、という学説を紹介しています。[21:7]
この説のとおりなら、牢番の王を「アーケイの者」と呼ぶ書が記録の神の名を持つことも、一続きに読めるのかもしれません。もっともシナバー自身は、これらが別々の神なのか、一柱の神の別の顔なのかに、答えを出していません。
マンカーは自分を何者として語ったのか?
マンカーは、自分を、かつては読む者と同じく眠っていた名もない者として描き、湾に沈んだ簒奪者の物語を自分の目覚めの物語に書き直しました。『註解』は教えの本であると同時に、マンカー自身の告白でもあります。第1巻は、こんな言葉で始まります。
“ようこそ、修練者よ。まず安心するがいい。マンカー・キャモランもかつてはお前と同じく、眠り、愚かで、まだ本当の名を持たなかった”
マンカー・キャモラン著 『深遠の暁・註解』第1巻 より[3:3]
(Greetings, novitiate, and know first a reassurance: Mankar Camoran was once like you, asleep, unwise, protonymic.)
マンカーは自分の失敗も隠していません。秘儀を読み、叫んでさまよっても言葉は届かず、身を隠してようやく人に届いた、だから謙虚さが最初の知恵だった、と書いています。[3:12]教祖が自分を、かつての読者と同じ者として描き、読者がこれから歩く道の手本として差し出しているのです。

簒奪者の話も、ここでもう一つの意味を持ちます。マンカーは簒奪者を「イリアックの底へ沈んでから、艦隊を取り戻しに浮かび上がった」者として語り、同じ第1巻の終わりで、自分のことを「知るがよい。わたしは自分の艦隊を見つけた。そしてお前こそ、わたしの望みの旗艦なのだ」と書きます。[3:14]
簒奪者は、マンカーが生まれた日に湾の底へ沈んだ男です。Daggerfall の本『簒奪者の没落』を読んでも、簒奪者が浮かび上がった話はありません。[22]
その男を、マンカーは沈んでも浮かび上がる者として語り、自分もまた探求の海に沈んで、自分の艦隊を見つけたと書きました。父と呼ばれた男の敗北を、マンカーは自分の再生の物語に読み替えていたのです。
この簒奪者の話は、『註解』がいつ書かれたのかの手がかりにもなります。ター=ミーナは『註解』を、タイバー・セプティムの時代、四百年以上前の本だと言いました。[5:22]
ところが『避難民たち』を信じるなら、マンカーが生まれたのは第三紀267年です。[23:7]そして第1巻自体が、その年に湾で敗れた簒奪者に触れています。並べると、次のとおりです。
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 第二紀の終わり〜第三紀38年 | タイバー・セプティムの時代。ター=ミーナの言う『註解』の時代 |
| 第三紀267年 | キャモランの簒奪者がイリアック湾で敗れ、その日にマンカーが生まれる |
| 年は分からない | マンカーが『神秘の書』を得て『註解』を書き、教団を率いる |
| 何年も | アリアス湖の祠で「備えの時」が続く |
| 第三紀433年 | 教団が皇帝と三人の皇子を討ち、門を開く |
つまり『註解』は、少なくとも第三紀267年より後に書かれた本です。
では、なぜ帝都の学者は四百年前と言ったのでしょうか?教団の古い噂しか知らなかったのかもしれませんし、教団が自分たちの教典を実際より古く見せていたのかもしれません。[24:6]決め手はありません。
母の話も、マンカーの書には何度も出てきます。第1巻の書き出しは、人は母から離れてゆくことを学び、「その瞬間、我らは母を永遠に壊し、デイゴン卿の領へ入る」と続きます。[3:3]
ところが第3巻は、「楽園に入る者は、己の母に入る」と書きます。[10:12]戦の火のなかで母に抱かれて逃げた子が、母を壊してデイゴンの領へ入れと説き、最後には自分の楽園を、信徒が帰る母に見立てたのです。
第3巻の語り口はさらに大きくなり、マンカーは自分を「星のマンカー」と呼び、ためらう者は「わたしを養う道ばたの孤児たち」と一つになると脅し、ついて来る者を「内から慈しもう」と言います。[10:7,13]最初の娘ルマについては、デイゴンの道から逃げた彼女を「パンも添えずに食らい、もう一人を作った」とまで書いています。[10:13]
町に紛れた信徒はなぜ教えに惹かれたのか?
町に紛れた信徒は、祠のあとで「デイゴン卿のために!」と叫んで襲ってくるまで、ふつうの町の人として暮らしています。[25:82]町に紛れた信徒は、なぜ教えに惹かれたのかを語りませんが、教えは名もない者に王の位とほかの定命の者の上の座を約束していて、その暮らしにはそれぞれ約束が響きそうな所があります。ゲームで会える町の信徒は、次のとおりです。
| 信徒 | 町と居場所 | 手がかり |
|---|---|---|
| ウレン・アスラム | 帝都のタロス広場地区の自宅。毎月6日から8日はコロールのオーク・アンド・クロージャー亭[26:23] | 妻にも正体を隠している[1:315] |
| ユーガル・ベレッテ | コロールの自宅。昼はオーク・アンド・クロージャー亭 | 地下室に教団の道具と錬金の道具[27:19] |
| タナサ・アラーノ/トリーシ・ギリス | シェイディンハルのリバービュー邸。日曜はニューランド山荘 | タナサは持ち物に第2巻、トリーシは枕元の机に第1巻[28:23][29:25] |
| 神嫌いのエルス | スキングラードの宿 | 部屋の机に第2巻[30:22] |
| シンゴール | レヤウィンの町じゅう(毎日16時間の見回り) | 戦士ギルドの一員[31:19] |
| イソルド | アンヴィルの港の宿と酒場 | 持ち物に第1巻[32:23] |
| ブラヴィル城の鍛冶屋 | ブラヴィル城の鍛冶場。朝はマーラの大聖堂 | 部屋に第1巻が2冊[33:24] |
| ラナリーン | ブラヴィルの宿屋 | 持ち物に第1巻[34:29] |

町の信徒は、帝都にも、港町アンヴィルにも、南のレヤウィンにもいて、たいてい部屋か懐に『註解』を持っています。祠の門番と言葉を交わしてすぐに町へ戻ると、信徒のほうから「新しい日に挨拶を、兄弟」と声をかけてくることもあります。[1:407]
夜明けから真夜中まで働く女中に、第1巻は、宮殿でも小屋でも洞窟でも、ここにいること自体が王たる値打ちの証だと語ります。[3:6,10]すべての神を嫌う女に、教えは、神々こそ定命の者を閉じこめた牢番だと説きます。
故郷の神殿を嫌って帝都へ出てきた商人に、マンカーは、僧たちは暁があったことを偽ってきたと書きます。ひとりで町を見回る男には、忠実な者がほかのすべての定命の者の上に置かれるという約束が待っています。だから彼らは道に入ったのかもしれません。
毎朝マーラの大聖堂でアーケイの祭壇の前に座るブラヴィル城の鍛冶屋は、教えでは牢番の王と呼ばれる神の前に座っていたことになります。
外から教えを眺めたグウィナスは、デイドラの崇拝を嫌うのは偏見と迷信だと言い、マンカーのデイゴン観を魅力的で革命的とまで呼びました。[35:151]けれど皇帝殺しを聞いたとたん、彼は「マーラよ、我らを守りたまえ!」と青ざめています。[35:167]中に入った者を待っていたのは、持ち物をすべて差し出し、[36:30]赤い飲み物を捧げたあとに「お前の命はデイゴン卿のもの」と告げられる入信でした。[37:43]

マンカーは正しかったのか?
さて、これまで深遠の暁の教えを、本と鍵、暁と牢、デイゴンと浄化と楽園、書の名、書いた本人、そして町の信徒の順に見てきました。マンカーの教えは、定命の者が造り手になれるという問いでは正しく、その道をデイゴンに預けた答えでは誤っていたと、わたしは考えます。
作り手もまた、この問いを狙っていました。Oblivion のコレクターズ・エディションに付いたメイキング映像『The Making of Oblivion』(2006年)で、ディレクターのトッド・ハワードは、テレンス・スタンプが声を当てたマンカーをこう紹介しています。
“テレンス・スタンプが演じるのは、いわば……悪役だ。別の王の血筋から来て……この世界を自分のものにしようとする男で、言ってみれば司祭のような存在だね。高笑いする狂人じゃない。うちの悪役は、もう少し灰色にしたいんだ。プレイヤーが……『もしかして、彼が正しいのでは』と思う瞬間がほしい”
トッド・ハワードの言葉(『The Making of Oblivion』2006年)より[38:20]
(Terence Stamp plays kind of the… you know, he’s the bad guy, somebody who comes from a different line of kings… who wants to make this world his own. So he’s kind of a priest. You know, he’s not a cackling maniac. We like to have our bad guys be a little greyer. We want that moment where the player goes like… “Maybe he’s right.”)
海外の読みは、大きく三つに分かれます。
- 狂人の嘘
教祖はみな嘘つきで、マンカーの狙いも信徒を操って支配することだった、とする読み。神々はむしろ定命の者の自由を喜ぶので、マンカーは根本から誤っていた、とまで言う読みもある[39][40] - 正しい教え
『註解』の世界観は、ヴィヴェクの説話と比べて特に間違っているわけではなく、見方によってはマンカーは最初から正しかった、とする読み[39][41][42] - その中間
楽園での演説の主張を一つずつ検討し、掘り下げる値打ちのある所と、退けてよい所に分ける読み[43]
まず、マンカーの問いには、ほかの聖典にも裏付けがあります。世界を罠と見る見方は、マンカーより前からエルフの神話にありました。[13:13]定命の者が神に近づく道についても、ダンマーの聖典では、王者の秘密の音節チムを足したのはデイドラの王子モラグ・バルでした。[7]
チムは、本当に知る者が悟りの境地に至るとされる音節です。[44:3]第3巻は、チムを知る者は地を造り変えられると言い、「かつて密林だった、赤い王の故郷を見よ」と書きます。[10:11]赤い王とはタイバー・セプティムのことで、1998年の『帝国のポケットガイド』第1版は、シロディールを「大半は果てしない密林」と書いていました。[45]
そして神々は人の前に姿を見せず、クヴァッチが焼かれた夜にも、祈りに応えて現れはしませんでした。[2:64]言い換えると、マンカーが突いた穴は本物でした。そう感じる者が帝国の中にいたから、町の料理番や女中が信徒になったのでしょう。
ところが、マンカーの答えは、自分の書いた言葉と食い違っています。第一に、マンカーは解放をデイゴンに預けましたが、説教で読まれたデイゴン自身の言葉は、忠実な者をほかの者の上に置き、強い者をひれ伏させる約束でした。[14:50]これは「自由意志のほかに、いかなる支配もない」とは正反対の、新しい支配の約束です。
第二に、教団は教えと逆のことを信徒に求めました。記録されないことを解放と呼びながら入信者の名を書に刻み、[3:9]自由意志を叫びながら持ち物と命を差し出させています。[36:30][37:43]マンカーは、道から逃げた最初の娘を「食らった」とまで書いていました。[10:13]

では、マンカーの言う自由は、どこにあったのでしょうか? Oblivion で読める『ペリナルの歌』第8巻は、アレッシアとともに戦った戦士ペリナルが、死の床でアレッシアに語りかけた言葉を伝えています。
“……そして、わが半身とともに力を蓄えるよう、そなたを残していった。わが半身はそれによって、神々に大きな喜びをもたらす定命の者の考えに、光を当てるだろう。すなわち自由である。天でさえ、それを本当には知らない”
『ペリナルの歌』第8巻 より[46:3]
(… and left you to gather sinew with my other half, who will bring light thereby to that mortal idea that brings [the Gods] great joy, that is, freedom, which even the Heavens do not truly know)
ペリナルの言葉では、自由は神々に喜びをもたらす「定命の者の考え」で、天でさえ本当には知らないものです。自由は神々が定命の者から奪った物ではなく、定命の者だけが持つ物でした。個人的には、マンカーが牢と呼んだこの世界の中にこそ、天にもない自由があったのだと思います。
マンカー自身も、第3巻の書き出しで「塔は天のあらゆる衣に触れている。その頂でなら、人は思うままの者になれる」と、同じことを書いていました。[10:3]ところが、この第3巻の段落の頭の字を並べると「TOWERTOUCHES」、つまり祠への道しるべの「塔が触れる」になります。[4:53]マンカーは、塔の頂への道を書いたその巻に、自分の祠への道を隠したのです。
マンカーは、定命の者が思うままの者になれることを見抜いた男でした。そして、その頂への道を、師への服従とデイゴンの支配に変えた男でもありました。
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さらなる解説
本題から外れるけれど面白い話を、三つ置いておきます。気になるものだけ開いてお読みください。
緑皇通り ──口をきく皇帝たちの生垣
囚人が謎を解いた緑皇通りにも、古い言い伝えがあります。1998年の Redguard に付いた冊子『帝国のポケットガイド』第1版は、皇帝の宮殿を日輪の冠にたとえ、その魔法の庭の小道の一つ、緑皇通り(Green Emperor Road)には、歴代の皇帝の首をかたどった生垣が魔術で形づくられていて、口をきくと書いています。タイバー・セプティムに助言が要るときは、鳥たちが生垣の首に集まって歌声を声にし、枝を動かして表情をつくるのだそうです。[45]
Oblivion の緑皇通りに、口をきく生垣はありません。代わりに並んでいるのは、帝国の伯爵や聖人、魔闘士、そして皇帝たちの墓です。[47:3]深遠の暁が道しるべを隠したのは、かつて歴代の皇帝の首の生垣が、皇帝に助言したと語られた庭でした。
ザルクセスの神秘の書 ──第二紀にも盗まれた本
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祠に残された一冊
第三紀433年、深遠の暁の祠に潜りこんだ囚人は、師マンカー・キャモランを取り逃がし、黒い一冊だけを持ち帰りました。祠への道は四巻の本に隠され、町の信徒は暮らしの中で、何年も浄化の日を待っていました。師は王者のアミュレットを首に掛けたまま、光の門の向こうの楽園へ去り、残されたのは、デイゴンが書いたという『ザルクセスの神秘の書』です。その日から町々では信徒が鎧を呼び出して立ち上がり、門は増えつづけました。
次の章では、マーティンがこの本を読み解きはじめます。楽園への門を開くには、何が要るのでしょうか?
→ 【TES世界観解説】オブリビオンの動乱と二つの暁 その5|大いなる門(準備中)
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参考文献
物語と解説で引いた書物・台詞と、出来事の記録は、英語圏の TES 事典 UESP と The Imperial Library で読めます。訳はすべて当サイトによるものです。番号は解説の注釈の番号で、行はその出典の中で引いた文のある行です。
- 深遠の暁の信徒の台詞(UESP「Mythic Dawn Agents」) 行315,337,354,356,358,366,367,387,407
- マーティンの台詞(UESP「Martin」) 行64,131
- マンカー・キャモラン『深遠の暁・註解』第1巻(Mythic Dawn Commentaries 1。Oblivion の本) 行1,3,5,6,8~12,14
- 「暁の道」(The Path of Dawn。Oblivion のクエスト) 行53
- ター=ミーナの台詞(UESP「Tar-Meena」) 行15,22,23
- アレク図書館ゲーム分室「オブリバトラー戦記 第46話 暗号」(2013年、PS3 版の日本語版のプレイ日記)
- 『三十六の教訓』第十二説話(36 Lessons of Vivec, Sermon 12。Morrowind の本)
- 『三十六の教訓』第十五説話(36 Lessons of Vivec, Sermon 15。Morrowind の本)
- UESP「Michael Kirkbride」(開発者の頁。担当した書物とクレジット) 行82
- マンカー・キャモラン『深遠の暁・註解』第3巻(Mythic Dawn Commentaries 3。Oblivion の本) 行3,4,7,10~13
- マンカー・キャモラン『深遠の暁・註解』第2巻(Mythic Dawn Commentaries 2。Oblivion の本) 行4,5,8
- UESP「Arkay」(アーケイ) 行2
- 『モノミス』(The Monomyth。Morrowind の本) 行13
- マンカー・キャモランの台詞(UESP「Mankar Camoran」) 行26,50
- UESP「Mehrunes Dagon」(メエルーンズ・デイゴン) 行4
- マンカー・キャモラン『深遠の暁・註解』第4巻(Mythic Dawn Commentaries 4。Oblivion の本) 行3,4,6,8,11
- UESP「Magna Ge」(マグナ・ゲー) 行1
- 『三十六の教訓』第二十八説話(36 Lessons of Vivec, Sermon 28。Morrowind の本)
- UESP「Mysterium Xarxes」(ザルクセスの神秘の書) 行3,21
- 『帝国内の様々な宗派』(Varieties of Faith in the Empire。Morrowind の本)
- タネスのレディ・シナバー『トゥワッカ、アーケイ、ザルクセス』(Tu’whacca, Arkay, Xarxes。ESO の本) 行7
- 『簒奪者の没落』(The Fall of the Usurper。Daggerfall の本)
- ジェロス・アルブリー『避難民たち』(The Refugees。Oblivion の本) 行7
- UESP「Camarril」(カマリル王子) 行6
- 「デイゴンの祠」(Dagon Shrine。Oblivion のクエスト) 行82
- UESP「Ulen Athram」(ウレン・アスラム) 行23
- UESP「Eugal Belette」(ユーガル・ベレッテ) 行19
- UESP「Tanasa Arano」(タナサ・アラーノ) 行23
- UESP「Tolisi Girith」(トリーシ・ギリス) 行25
- UESP「Else God-Hater」(神嫌いのエルス) 行22
- UESP「Cingor」(シンゴール) 行19
- UESP「Isolde」(イソルド) 行23
- UESP「Hans Black-Nail」(ブラヴィル城の鍛冶屋) 行24
- UESP「Ranaline」(ラナリーン) 行27,29
- グウィナスの台詞(UESP「Gwinas」) 行151,167
- ハロウの台詞(UESP「Harrow」) 行30
- ルマ・キャモランの台詞(UESP「Ruma Camoran」) 行43
- トッド・ハワードの言葉(『The Making of Oblivion』2006年。UESP「Mankar Camoran」の注の写し) 行20
- r/teslore「Do you think the Mythic Dawn commentaries are right?」(2023年)
- Cotho.「Mankar Camoran: The Greatest Cultist In Gaming」(YouTube、2025年)
- Ghostcharm「Villainpedia: Mankar Camoran」(YouTube、2021年)
- r/teslore「Thinking on a possible grain of truth in Mankar Camoran’s beliefs」(2025年)
- A Bard’s Ballad「Was Mankar Camoran Right?」(YouTube、2024年)
- UESP「CHIM」(チム) 行3
- 帝国地理学会『帝国のポケットガイド』第1版「シロディール」(Pocket Guide to the Empire, 1st Edition。Redguard の付録の冊子)
- 『ペリナルの歌』第8巻(The Song of Pelinal, v 8。Oblivion の本) 行3
- UESP「Green Emperor Way」(緑皇通り) 行3
- 「燃える試練」(Burning Trail。Oblivion Remastered デラックス版のクエスト) 行12
物語の場面は、次のクエストと台詞からつないでいます。
- ボーラスの台詞(UESP「Baurus」)
- UESP「Astav Wirich」(アスタフ・ウィリッチ)
- フィンティアスの台詞(UESP「Phintias」)
- 後見人の書き付け(Note to Gwinas。Oblivion)
- レイヴン・キャモランの台詞(UESP「Raven Camoran」)
- 門番の台詞(UESP「Doorkeeper」)
- ジーリアスの台詞(UESP「Jeelius」)
- UESP「Oblivion Gates」(オブリビオンの門)
- 「クリムゾン洞窟」(The Crimson Cave。Oblivion Remastered デラックス版のクエスト)






















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