5.45x39mmを使うアサルトライフルです。
フォーラ-221
フォーラ-221の詳しい説明
このモジュール式次世代アサルトライフルは、数々の権威ある世界的な賞を獲得したのに加え、ストーカー界隈からも非公式ながら推奨されている。

フォーラ-221は、5.45×39mm弾を使うブルパップ式のアサルトライフルです。マガジンがグリップより後ろにある、ひと目で分かる形の銃です。AKM-74Sより少し先へ進んだあたりで手に入り始め、5.45mm弾をそのまま使いながら、貫通力と連射速度を上げられるのが強みです。
| 項目 | フォーラ-221 |
|---|---|
| 使用弾薬 | 5.45×39mm |
| ダメージ | 17 |
| 貫通 | 2.0 |
| 連射速度 | 800rpm |
| 最適射程 | 22m |
| 最低威力保持 | 65% |
| 装弾数 | 30発 |
| 重量 | 3.30kg |
| 耐久指数 | 1,619 |
| 基本価格 | 15,000クーポン |
| 射撃モード | 単発/フルオート |
2026年9月時点では、AK系より単発のダメージは少し低いものの、貫通2.0と800rpmの連射速度があります。装甲を着た人間相手が増えてくる中盤では、この貫通力が結構ありがたいです。古いデータでは重量3.8kg、貫通2.1でしたが、現在は重量3.30kg、貫通2.0です。
元ネタのFort-221とTavor
名前の元ネタは、ウクライナのFort-221です。ただし、ゲーム内モデルそのものはFort-221と完全に同じではありません。形状はIWI Tavor SAR TSB16をベースに手を加えたもので、フォーラ-221という名前にはウクライナのFort-221が使われています。
Fort-221はイスラエルのTavor TAR-21系をウクライナのNVO Fortがライセンス生産した銃です。TAR-21/CTAR-21系をウクライナ向けに展開した銃と考えると分かりやすいです。当時のFort-221には5.45×39mmと5.56×45mmの両方があり、5.45mmだけの銃ではありませんでした。ゲームのフォーラ-221では5.45×39mmを使用します。
Tavorの開発
大元になったTavor TAR-21は、イスラエルで1990年代に開発されたアサルトライフルです。1990年代を通してイスラエル軍とIMIが開発を進め、2000年代初めに実用段階へ入りました。
大きな特徴がブルパップ方式です。普通のAKやM4は、グリップと引き金より前側に機関部があります。Tavorは機関部とマガジンを引き金より後ろへ持っていきました。これなら銃身を短くしなくても全長を小さくできます。車両や建物の中でも取り回しやすく、それでいてライフルらしい銃身長を残せるのが利点です。作動方式はロングストローク式のガスピストンと回転ボルトで、砂や汚れの多い環境での使用も考えた構造です。2000年代に入るとイスラエル軍で使われるようになり、その後はより小型のX95へ移っていきました。
ウクライナのFort-221
ウクライナでは2000年代後半に、NVO Fortがイスラエル側からTavor系などのライセンスを取得しました。Fort-221のほか、短いX95系のFort-224、Galil ACE系、Negev系などもFortブランドで展開されています。Fort-221はウクライナの国家親衛隊や内務省系の部隊でも使われました。ライセンス生産品ですが、イスラエルで作られたTavorを輸入し、Fortブランドとして仕上げた個体もあり、すべてがウクライナ国内で一から生産された銃ではありません。
旧三部作での扱い
フォーラ-221そのものは、旧三部作のバニラ版には登場しません。『Shadow of Chernobyl』『Clear Sky』『Call of Pripyat』には、今回のフォーラ-221に直接つながるTavor系ライフルはありませんでした。ただし、名前には少し旧作ネタがあります。Foraという名前は『Clear Sky』と『Call of Pripyat』でFort-12系ピストルに使われていました。今作では、そのForaという名前を同じウクライナのFortブランドを元ネタにしたライフルへ持ってきています。旧作武器そのものの復活ではありませんが、名前の付け方はSTALKERらしいものです。
ゲームモデルと実銃の違い
フォーラ-221はぱっと見だとFort-221そのものですが、細かく見ると違いがあります。ゲームモデルはTavor SAR TSB16系で、実銃Fort-221の写真と比べてもよく似ていますが、完全なコピーではありません。外装も少し簡略化されています。
一番分かりやすいのが口径表記です。ゲームでは5.45×39mmを撃ちますが、モデルのレシーバーや銃身には5.56mm NATO仕様を思わせる刻印が残っています。さらにリロード時のマガジンを見ると、中の弾も5.56×45mm系としてモデリングされています。設定は5.45mm、3Dモデルは5.56mm系で、ここは普通に食い違っています。ゲーム中では技術者の改造で5.56×45mmへ口径変更できるため、モデルに近い仕様へ変えることもできます。口径変更すると反動や射程、拡散にも補正が入りますが、ダメージにはマイナス補正があります。
アタッチメントと改造
フォーラ-221はカスタムの幅が広いです。対応している主な外付け装備は、ホログラフィックサイト、RNBW 2倍スコープ、ACOG 4倍スコープ、アサルトライフル用サプレッサー、40発大容量マガジンです。特に使いやすいのが40発マガジン。これはカーロドと共用する大容量マガジンで、30発から40発になります。5.45mmと5.56mmの両方に対応するという、なかなか都合のいいゲーム仕様です。
RNBW 2倍を載せると、中距離で扱いやすくなります。もう少し遠くを撃ちたければACOG 4倍も使えます。AK系と違って最初から西側サイトを色々選べるので、見た目も大きく変えられます。技術者の改造も多めで、反動軽減、拡散低減、照準速度、弾速、軽量化などがあり、さらに5.56×45mmへの口径変更もできます。ただし改造ツリーには排他的な分岐があるので、掲載されている補正を全部乗せられるわけではありません。800rpmで連射すると銃口が上がりやすいため、まず反動と拡散から手を入れています。
入手方法
固定配置で分かりやすいのはザトンのクロー周辺です。クローの西側から入れるアノマリー洞窟の中にフォーラ-221が固定で置かれています。洞窟内にはアノマリーがあるので、ボルトを投げながら進むと安全です。ほかにはウォード兵など、装備のいい人間NPCが持っていることがあります。ただし、敵から拾ったものは耐久度が低いことが多いです。修理代まで考えると、固定配置で状態のいいものを取れるならそちらのほうが楽です。
40発マガジンもザトンで手に入ります。釣り桟橋の小屋にあるダッフルバッグから回収できるほか、沼地側にも別の配置があります。Foraを使うなら、これは取りに行っていいと思います。30発と40発では使いやすさが結構変わります。
ユニーク版ディサイダー
ユニーク版にはディサイダー(Decider)があります。通常フォーラ-221よりダメージを上げたモデルで、現行データでは通常版17に対して20です。それ以外の基本的な使い方はフォーラ-221とほぼ同じです。入手に関わるのはサイドクエスト「招かれざる客」。コンクリート・フォレスト地下で見つける武器で、依頼主のMyrtryk Geniusへ返すか、そのまま持っていくかを選べます。詳しくは別記事で扱います。
なおアルティメットエディションには、別のユニーク版ララバイもあります。サプレッサーを組み込んだ特殊仕様で、アルティメットエディション特典のフォーラ-221です。
フォーラ-221を使った感想
フォーラ-221は、中盤で使いやすい優等生という印象です。安く手に入りやすい5.45mm弾をそのまま使えて、AKM-74Sから乗り換えると貫通力と連射速度の上昇をはっきり感じます。2倍スコープと大容量マガジンの組み合わせも使いやすく、中距離を中心に戦うならしばらく主力にできます。
理由は分かりやすいです。5.45mm弾が手に入りやすく、貫通は2.0、連射速度は800rpm。40発化できて、サプレッサーも倍率サイトも付けられます。序盤のAKから乗り換えるには十分な性能です。一方、ドゥーガ以降で重装備の敵が増えてくると、フォーラ-221では力不足を感じるようになります。終盤はドニプロやカーロド、GP37など、さらに貫通の高い武器へ移ったほうが戦いやすいです。
フォーラ-221はAKを卒業したあとの一丁として使うのが向いています。ザトンあたりで拾って、サプレッサーと2倍スコープを付ける。40発マガジンを取ったら、そのまましばらく主力にできます。終盤までこれ一本で押し通す銃ではありませんが、5.45mmが余っている中盤では便利です。しかも元ネタがウクライナのFort-221。『S.T.A.L.K.E.R. 2』に出す銃としても、妙にしっくりきます。
