5.45x39mmを使うアサルトライフル。
AKM-74S
AKM-74Sの詳しい説明
象徴的なアサルトライフルの近代化版。過酷な条件下において並外れて信頼性が高く、ゾーン内の多くの勢力が選択する武器となっている。

AKM-74Sは、5.45×39mm弾を使うカラシニコフ系のアサルトライフルです。ゾーンの各勢力が使っている銃で、30発マガジンを使い、単発とフルオートを切り替えられます。PSO系スコープ、サプレッサー、連結マガジン、大容量マガジン、GP-25グレネードランチャーと、付けられるアタッチメントも豊富です。
元ネタはソ連のAKS-74系ですが、AKM-74Sという名前の実銃はありません。ゲームの3Dモデルには後年のAK-74Mに近い部分もあり、実銃の世代をまたいだ、少し変わったカラシニコフです。
| 性能 | AKM-74S |
|---|---|
| 使用弾薬 | 5.45×39mm |
| 標準装弾数 | 30発 |
| 発射方式 | セミオート/フルオート |
| 光学照準器 | PSO系スコープに対応 |
| 銃口装備 | サプレッサーに対応 |
| 銃身下部 | GP-25に対応 |
序盤から中盤にかけての主力ライフルです。5.45×39mm弾を使う敵が序盤から多いので、倒した敵から弾を補充しながら戦え、商人に頼り切らずに済みます。近距離ではフルオートで撃ち、遠くの敵には単発で頭を狙う、という使い分けができます。
後半になると貫通の低さが気になってきます。強い防具を着た敵には火力が足りなくなりがちで、フォーラ-221やドニプロのような同じ5.45×39mm弾の上位の銃に乗り換えたほうが楽です。ただ徹甲弾を使えば後半でも戦えるので、AKを使い続けたいなら最後まで持っていく手もあります。
元ネタのAKS-74
AK-74は、それまでのAKMの7.62×39mm弾から、小口径の5.45×39mm弾へ移るために作られたカラシニコフ系ライフルです。1974年にソ連軍が採用しました。基本の構造は従来のAK系を引き継ぎながら、弾と銃口の装置などを変えています。

その折り畳みストック型がAKS-74です。Sはロシア語で折り畳み式を意味するскладнойから来ています。通常のAK-74が固定ストックなのに対し、AKS-74は金属製の三角形のストックを左側へ折り畳めます。畳めば車両の乗り降りや持ち運びが楽で、伸ばせば普通のライフルとして肩に当てて撃てるので、空挺部隊でよく使われました。1970年代の後半には、ソ連の空挺部隊に行き渡っていました。ゲームのAKM-74Sに付いている三角形のストックは、このAKS-74の特徴です。

AK-74の開発史
AK-74が生まれた背景には、1960年代から進んでいた小口径の高速弾への移行があります。アメリカ軍はM16系で5.56mm弾を採用していて、ソ連でも新しい小口径弾と、それを使う歩兵用ライフルの開発を進めていました。こうして生まれたのが、5.45×39mm弾とAK-74です。
弾が小さくなれば、兵士は同じ重さでより多くの弾を持てます。AK-74は反動と銃口の跳ね上がりを抑える大型のマズルブレーキも備え、AKMより連射しながら狙いを保ちやすくなりました。
AK-74系の歴史で外せないのが、1979年から1989年まで続いたソ連のアフガニスタン戦争です。AK-74系はソ連兵の標準的な小火器として、山岳地帯や集落での戦闘など、かなり厳しい条件で使われました。

初期のAK-74は木製の部品を使っていましたが、のちに樹脂製のハンドガードやストックが広まります。1990年代には、黒い樹脂製の折り畳みストックを持つAK-74Mが登場しました。AK-74、AKS-74、AK-74Mは同じ系列ですが、細かな作りと外見はそれぞれ違います。
AKMという名前の謎
実銃のAKMは、1959年に採用された7.62×39mmのライフルの名前です。Mはロシア語で近代化を意味するмодернизированныйの頭文字です。実銃ではAKMが7.62×39mm、AK-74が5.45×39mm、AKS-74はAK-74の折り畳みストック型という関係になります。
AKM-74Sという名前は、ソ連軍の正式な名付け方とは合いません。名前にAKMと入っていますが、中身は5.45×39mmを使うAK-74系で、AKMと74Sを組み合わせたシリーズ独自の名前です。
旧作のAKM 74/2
この名前は、初代『Shadow of Chernobyl』からの流れです。初代ではほぼ同じ立ち位置の銃がAKM 74/2という名前で登場していて、1974年型の折り畳みストック付きカラシニコフとして、軍のストーカーや単独行動のストーカーが広く使っていました。アグロプロム研究所の周りの軍人も持っていて、序盤に手に入る軍用ライフルのひとつです。
当時からPSO系スコープやGP-25を付けられ、X18研究所にはグレネードランチャー付きの個体も置かれていました。『Clear Sky』『Call of Pripyat』でも同じ系統の銃が続き、弾と修理費を考えながら長く使う東側の標準的なアサルトライフルでした。今作でも同じ5.45×39mm弾を使い、序盤の主力という役割を引き継いでいます。
ゲームのモデルと実銃の違い
AKM-74Sは、初期型のAKS-74をそのまま再現した銃ではありません。AK-74Mを基本に、AKS-74の金属製の三角形ストックを付けた作りです。AK-74Mは本来、黒い樹脂製の折り畳みストックを持っていて、その部分が古い三角形ストックに置き換わっています。
ハンドガードの通気孔と緑色の樹脂部品も目立ちます。黒や木目のAKを見慣れていると、緑の部品は妙に目を引きます。国境警備隊向けの仕様に見られる緑の部品に似ています。実物のAKでも部品を替えた個体は多く、世代の違う外装を組み合わせること自体は珍しくありません。
アタッチメントと改造
特に便利なのがPSO系スコープです。アイアンサイトでも戦えますが、中距離より先で頭を狙うなら光学照準器が欲しくなり、付けるだけで撃ちやすさがかなり変わります。
GP-25は、ソ連で作られた銃身の下に付けるグレネードランチャーです。実銃のAK-74にもGP-25を付けた仕様があり、元ネタに沿った組み合わせです。ゲームでも、銃撃とは別に爆発物を撃ち込めます。物陰に固まった敵をまとめて崩したいときに便利です。
マガジンは、テープなどで2本をまとめた連結マガジンも付けられます。技術者の改造では、反動、照準の速さ、重さ、貫通、射程にかかわる項目を伸ばせます。どちらか一方しか選べない改造もあります。
入手場所
通常のAKM-74Sは、ゾーンの敵が持っている銃を拾って手に入れます。序盤は短銃身のAKM-74Uを見かけることが多く、AKM-74Sは少しあとから手に入りやすくなります。敵が落とした銃は傷んでいることがあり、そのまま使うと撃っている途中で故障することがあるので、耐久度を見ておきましょう。
ほかのユニーク版
AKM-74Sには、ユニーク版がいくつもあります。序盤で手に入れやすいのは、ヴァリク・ルモックスのAKM-74Sです。レッサーゾーンのザリシア近くの給水塔にあり、サイドクエスト「ウォーロックの債務者」で場所を教えてもらえます。最初からPSO-1系スコープが付いていて、序盤から遠くの敵の頭を狙えます。ただ通常型よりダメージが低く、耐久性も劣ります。使い込まれた古い銃という設定どおりで、通常のAKM-74Sにスコープを付けられるようになったら、そちらのほうが扱いやすくなります。
ドラウンドは、ガーベジのボタ山の近くで手に入る、錆びたAKM-74Sです。ボタ山の入口の近くにいるストーカーが汚れた水路に銃を落としてしまい、それを拾って返さずに持ち帰ると自分の物になります。最初からGP-25と連結マガジンが付いていて、序盤からグレネードランチャー付きのAKを使えるのが強みです。
コンバタントは、緑系の迷彩の塗装が付いたAKM-74Sです。メインクエスト「再びボタ山へ」で、珍しいPDAをコルシュノフ大佐に見せると受け取れます。大佐がスキフに分解された銃を組み立てさせる場面もあり、ストーリーの中で印象に残る一挺です。耐久性も通常型と少し違います。
海外での評価
海外の掲示板では、AKM-74Sを序盤の主力にしたという声が多く、なかでもヴァリクの銃は早い段階でスコープが手に入る点が喜ばれています。ただ、通常型とのダメージの差や、耐久度の減りが速いことを挙げて、スコープが手に入ったら乗り換えたという人もいます。コンバタントに持ち替えても、性能の差はそれほど大きく感じなかったという意見もあります。後半はドニプロなどへ乗り換える人が多めです。
序盤に手に入り、スコープやサプレッサーで使い道を広げられる、ゾーンの標準的なカラシニコフです。通常型とユニーク版を使い比べて、自分の撃ち方に合う一挺を選びましょう。









