5.56x45mmを使うアサルトライフルです。
GP37
GP37の詳しい説明
このドイツ製アサルトライフルは、軽量構造、優れた信頼性、及び人間工学に基づく設計を特徴とする現代兵器の模範的逸品である。

GP37は、5.56×45mm弾を使うドイツ製のアサルトライフルです。旧三部作からずっと出ている銃で、『S.T.A.L.K.E.R. 2』でも中盤あたりから使いやすい5.56mmライフルとして登場します。
30発マガジン、単発、3点バースト、フルオートに対応。最初から倍率付きの光学サイトが載っているのも特徴です。さらにサプレッサー、グレネードランチャー、アンダーバレルショットガン、大容量ドラムまで付けられます。わりと何でもできます。
| 項目 | GP37 |
|---|---|
| 使用弾薬 | 5.56×45mm |
| ダメージ | 16 |
| 貫通 | 2.0 |
| 連射速度 | 750rpm |
| 最適射程 | 25m |
| 最低威力保持 | 75% |
| 装弾数 | 30発 |
| 重量 | 3.60kg |
| 耐久指数 | 1,444 |
| 基本価格 | 17,000クーポン |
| 射撃モード | 単発/3点バースト/フルオート |
現在のダメージは16、貫通は2.0です。HUDに表示されるバーとは尺度が違うため、数値をそのまま比較することはできません。
元ネタのG36
GP37の元ネタは、ドイツのHeckler & Kochが開発したG36です。『S.T.A.L.K.E.R. 2』のGP37はG36そのものに近い形をしています。旧三部作とは違い、今作ではG36らしい外観がそのまま素直に再現されています。

G36といえば、この大きなキャリングハンドルと、その中に収まった光学サイトが目を引きます。ゲームのGP37にも同じタイプのサイトが付いています。実銃のドイツ軍仕様G36には、3倍の光学サイトと上側のリフレックスサイトを組み合わせた照準器がありました。
『S.T.A.L.K.E.R. 2』でも外見は再現されています。ただし上についているリフレックスサイトは使えません。初代からずっと飾りのままです。少し笑える小ネタです。
実銃G36
G36は1990年代半ばにHeckler & Kochが開発した5.56×45mm NATOのアサルトライフルです。それまでドイツ連邦軍が使っていた7.62×51mmのG3を置き換えるために採用され、連邦軍では1997年に導入されました。実銃の基本仕様もゲームとよく似ています。30発マガジンを使い、理論上の連射速度は毎分750発。単発と連射に対応し、口径は5.56×45mmです。
つまり、750rpm、30発、5.56mmというGP37の基本部分は、ほぼ実銃通りです。G36でもう一つ特徴的なのが、樹脂を大胆に使ったこと。銃身とボルトなどを除く多くの部分に樹脂が使われています。作動方式はガス式で、回転ボルトを使用。ストックは折りたためます。同じ基本構造から通常型G36、短いG36K、さらに小さなG36Cなどが作られています。見た目は独特ですが、中身は意外と素直なガス作動式ライフルです。
G36の精度問題
G36の話になると、たまに「熱で溶ける銃」みたいな言われ方をしますが、これはだいぶ雑です。2015年にドイツ国防省が行った調査では、銃が熱を持った状態や周囲の温度差などで、命中精度が大きく落ちる問題が確認されました。一方、同年に実戦経験のある兵士約200人へ行われた聞き取りでは、戦闘中に精度低下を認識した兵士はいませんでした。G36そのものの信頼性や軽さも評価されています。
高温時に命中精度が落ちる問題自体は確認されています。ただし、それが実戦で事故を起こしたと確認されたわけではありません。その後ドイツ連邦軍は後継ライフルの導入を進め、2025年からHK416系のG95A1/G95KA1の配備を始めています。
旧三部作のGP37
GP37は初代『Shadow of Chernobyl』から登場しています。ただし、ここに一つ違いがあります。旧三部作のGP37は、G36そのものではありません。3Dモデルは民間向けのHeckler & Koch SL8-1をG36風に改造した形になっています。
SL8はG36をベースにした民間向けの半自動ライフルです。旧作GP37はそこへG36風のストックやマガジン周り、照準器を付けたようなモデルで、特にグリップからストックまでの形にはSL8らしさが残っています。『Shadow of Chernobyl』では終盤寄りの高性能な5.56mmライフルで、フリーダムの熟練兵などが使用。『Clear Sky』でも上位クラスの銃として登場し、『Call of Pripyat』ではニンブルから購入できました。そして『S.T.A.L.K.E.R. 2』で、ようやくモデルが本物のG36系になりました。20年近くかけて本物になったGP37です。
ゲームモデルと実銃の違い
今作のGP37はG36にはっきり近い形をしています。標準状態ではドイツ連邦軍仕様を思わせるデュアルオプティック付きキャリングハンドルを装備しています。30発の半透明系マガジン、右側へ折りたためるストックなどもG36らしい部分です。
技術者でスコープマウントを取り付けると、キャリングハンドル部分が長いピカティニーレールへ交換されます。こうするとACOGなど別の照準器を載せられます。サイトを外してアイアンサイトで使うこともできます。実銃にもレール式のトップパーツを使う仕様や改修型があり、G36Cも最初からレール式です。フル改造したGP37が昔ながらのG36とは全然違う姿になるのも、実銃の流れに沿っています。
アタッチメントと改造
GP37はアタッチメントが豊富です。照準器ではホログラフィックサイトやACOG 4倍スコープを使用可能。さらにアサルトライフル用サイレンサー、203グレネードランチャー、ホールメーカー-Lにも対応しています。中距離用の4倍スコープ+サプレッサーでもいいし、ホロサイト+グレネードランチャーでもいい。アンダーバレルショットガンのホールメーカー-Lまで付けられます。このへんがGP37の楽しいところです。
マガジンも2種類あります。まず連結マガジン。名前だけ見ると弾数が増えそうですが、装弾数は30発のままです。G36マガジンを2本横につないだ形で、2回に1回のリロードをかなり速くします。照準移行時間にも補正があります。
そしてパッチ1.7から普通に入手できるようになったのがGP37ドラムマガジンです。こちらは本当に大容量で、90発入ります。元ネタはG36系の軽機関銃仕様で使われるC-Mag系のダブルドラムです。ゲーム発売当初からデータや公式レンダーには存在していましたが、通常プレイで入手できるようになったのはパッチ1.7以降。30発だったGP37が90発になり、見た目もぐっとMG36らしくなります。
入手方法
GP37は固定配置と店売りの両方があります。分かりやすい固定配置の一つはヤンター生産総合施設です。施設東側の配管から屋根へ上がった場所でGP37を拾えます。沼地の旧教会付近にもGP37と連結マガジンを入手できる場所があります。地下の壊れた部屋へ入り、板で塞がれたドアの向こう側にある机を探します。
店ではセメント工場のWOコミサロフやロストクのユージーンが扱います。ただしトレーダーの商品は進行状況などで変わるため、常に並んでいるとは限りません。無理に買わなくても、探索を進めていれば拾える銃です。
GP37V2
現在のGP37には、ユニーク版のGP37V2があります。これは最初から存在した銃ではありません。2025年12月の無料コンテンツ「語られざる物語」で追加されたGP37の改造型です。
| 項目 | GP37 | GP37V2 |
|---|---|---|
| ダメージ | 16 | 16 |
| 貫通 | 2.0 | 2.5 |
| 連射速度 | 750rpm | 750rpm |
| 最適射程 | 25m | 30m |
| 最低威力保持 | 75% | 75% |
| 装弾数 | 30発 | 30発 |
| 重量 | 3.60kg | 3.80kg |
| 耐久指数 | 1,444 | 1,444 |
| 基本価格 | 17,000 | 32,600 |
| 射撃モード | 単発/3点/フルオート | 単発/3点のみ |
ダメージそのものはGP37と同じ16です。その代わり貫通2.5、最適射程30mまで上がっています。名前だけ見るとGP37の完全上位版に見えますが、実際は少し違います。フルオートがありません。トリガーグループが変更され、射撃モードは単発とバーストだけです。サプレッサーと低倍率スコープも最初から装着されています。普通のGP37をそのまま強くした銃ではなく、近距離の弾幕を捨てて、中距離で正確に撃つ方向へ振ったGP37です。
GP37V2は無料ストーリー「語られざる物語」のクエストラインで入手できます。終盤の「ホワイトノイズ」でスカルが使用しているGP37V2を回収します。サプレッサー、連結マガジン、フォアグリップ、低倍率スコープなどが最初から付いたカスタム品です。
ここで少し困るのがマガジンです。GP37V2には連結マガジンが固定されているため、通常GP37で使える90発ドラムへ交換できません。スコープの自由度も低めです。貫通と射程は上がっているのに、カスタムして遊ぶ楽しさは普通のGP37のほうがあります。GP37V2は上位版というより、別方向に調整されたGP37です。
GP37を使った感想
GP37は今でもかなり好きな銃です。実際に使えば長所はすぐ分かります。最初から光学サイトがあり、反動も抑えやすい。サプレッサーが付き、グレランもショットガンも使えて、今は90発ドラムまであります。普段使いならスレッジハンマーやライノと組み合わせても扱いやすく、安く使えて改造の幅も広い。触っていて楽しい銃です。
ただ、後半になると火力不足は感じます。GP37のダメージ16、貫通2.0に対して、カーロドは18、3.0。ARevも16、2.6あります。装甲が硬い相手が増えると、GP37ではヘッドショットを狙わないと弾を大きく使います。序盤から中盤までは文句なしに使いやすいのですが、終盤になるともっと楽に倒せる銃が増えてきます。それでも安さと扱いやすさがあるので、長く持ち歩きやすい銃ではあります。
GP37V2も似た立ち位置です。貫通2.5と射程30mは素直にうれしい一方、フルオートがないのでミュータント相手では普通のGP37のほうが楽です。固定スコープと90発ドラムを使えないところも、自分には少し窮屈に感じます。
GP37は数字に加えて、改造するほど姿が変わっていくところが見どころです。最初は昔ながらのG36。キャリングハンドルを外してACOGを載せ、サプレッサーを付ける。さらにホールメーカー-Lをぶら下げて、最後は90発ドラム。もう最初の姿がどこかへ行きます。それでも5.56mm、750rpm、扱いやすい反動という基本はそのままです。旧作でGP37を使っていた自分にもなじみやすく、今作ではさらにカスタムして遊べるようになりました。GP37V2まで含めると、遊びがいのある一族です。
