「GP37」の固有版のアサルトライフル。Stories Untoldで追加された。
GP37V2
GP37V2の詳しい説明
GP37用のレアなカスタム。ドイツ海軍用に設計されたもの。オリジナルバージョンとの大きな違いとして、オートマチックの射撃が三点バースト方式に変更されている。短い期間のみ販売され、あまり人気は出なかった。

GP37V2は、5.56×45mm弾のアサルトライフル「GP37」のユニーク版です。2025年12月の無料コンテンツ「語られざる物語」で追加されました。元ネタはドイツのHeckler & Koch(H&K)のG36系ライフルで、ゲーム内の説明ではドイツ海軍向けに作られた珍しいカスタム品という設定です。
通常のGP37との一番の違いは射撃モードです。トリガーグループが変更されていて、フルオートが無く、単発と3点バーストしか撃てません。その代わり貫通と最適射程が伸びていて、サプレッサー、低倍率スコープ、連結マガジン、フォアグリップを最初から付けています。精度を重視する人に向けた、GP37の改造型です。
| 項目 | GP37 | GP37V2 |
|---|---|---|
| 使用弾薬 | 5.56×45mm | 5.56×45mm |
| ダメージ | 16 | 16 |
| 貫通 | 2.0 | 2.5 |
| 連射速度 | 750rpm | 750rpm |
| 最適射程 | 25m | 30m |
| 最低威力保持 | 75% | 75% |
| 装弾数 | 30発 | 30発 |
| 重量 | 3.60kg | 3.80kg |
| 耐久指数 | 1,444 | 1,444 |
| 基本価格 | 17,000 | 32,600 |
| 射撃モード | 単発/3点/フルオート | 単発/3点のみ |
一発のダメージは通常版と同じ16です。弾の威力を上げた銃ではなく、装甲のある人間を少し離れた距離から正確に撃つための調整です。遮蔽物から身を出して単発で頭を狙い、相手が近づいたら3点バーストへ切り替える、という使い方がよく合います。スコープが最初から付いているので、拾ってすぐ中距離戦に使えるのも便利です。
逆に苦手なのは、ミュータントに詰め寄られたときです。射撃ボタンを押し続けても弾をばらまけず、3点バーストを何度も切って撃つことになります。重量も通常版より0.2kg重く、GP37を丸ごと置き換える上位版ではありません。
元ネタのH&K G36
GP37のモデルはH&K G36です。冷戦終結後のドイツで開発され、長く使われたG3の後継として採用されたアサルトライフルで、5.56×45mm NATO弾を使います。

外見で分かりやすいのは、樹脂を多用した本体と折り畳み式のストックです。初期のG36は大きなキャリングハンドルの中に光学照準器を収めていて、角ばったハンドガードと透明な樹脂製マガジンも目を引きます。作動方式はガス圧利用式で、回転式ボルトで閉鎖します。金属部品の多いG3のローラーディレード方式とは、仕組みも作りもまったく違います。
ストックや外装部品、照準器を交換して用途に合わせられる、モジュール式の銃でもあります。H&Kは海上を含む厳しい環境での作動の確かさも売りにしていて、ドイツ連邦軍で広く使われました。GP37V2は、このG36系をさらに改造した姿です。
G36の開発史
西ドイツ軍は1950年代から、7.62×51mm NATO弾のG3を使っていました。H&Kは後継としてケースレス弾薬を使うG11というかなり特殊なライフルも開発していましたが、冷戦の終結とドイツ再統一で予算と装備計画が変わり、G11は制式配備に至りませんでした。
代わりにH&Kが開発したのが、5.56mmのHK50です。オーストリアのSteyr AUGなどとの比較試験を経て選ばれ、1995年にG36として導入が承認されました。ドイツ陸軍への公式の引き渡しは1997年です。

その後、短銃身のG36Kやさらに小型のG36C、分隊支援火器のように使う構成も登場し、照準器・ストック・ハンドガードを新しくする近代化改修も進みました。H&KはG36 Performance Upgrade Kitとして、長さを調整できるG36 Ergoストック、細身の金属製ハンドガード(HKey Slim Line)、上面のピカティニーレールを用意しています。アクセサリーを付ける前提の細い金属製で、古いG36の太い樹脂製ハンドガードとはかなり見た目が違います。民間向けのHK243 TARにも、同じ系統のハンドガードとストックが使われています。
旧作のGP37
GP37は初代『Shadow of Chernobyl』から登場しているシリーズ常連のライフルです。初代ではフリーダムの熟練兵やモノリス兵が使う高性能な西側製ライフルで、光学照準器が組み込まれていて遠くの敵を狙いやすい代わりに、サプレッサーやグレネードランチャーを付けられず、耐久性にも少し難がありました。『Clear Sky』では改造の幅が広がって、狙撃向けに精度を伸ばすことも、突撃向けに連射を伸ばすこともできました。『Call of Pripyat』では、ニンブルから買える上位クラスのライフルです。
面白いのが旧作の3Dモデルです。旧作のGP37は軍用のG36そのものではなく、民間向けのH&K SL8をG36風に改造したような形で、ストックとグリップの間にSL8らしい部分が残っていました。『S.T.A.L.K.E.R. 2』では、より軍用G36に近い形になっています。名前はGP37のまま、元にした実銃が少し変わったわけです。
GP37V2そのものは旧作には登場せず、「語られざる物語」で加わった新しいユニーク武器です。
ゲームのモデルと実銃の違い
GP37V2の外見は、レールにフォアグリップとスコープを載せた、特殊部隊向けの近代化G36に近い姿です。ストックとハンドガードは上のアップグレードキットの部品に似ていますが、銃身やサプレッサーも含めて、特定のG36A3やG36Kを写したというよりゲーム独自の組み合わせです。初期のG36はキャリングハンドルに照準器を組み込んでいましたが、のちにレールへ別の照準器を載せる形が広まりました。GP37V2のスコープは、ドイツ軍のG36A3に付けられたHensoldt製のZO 4×30系のような、低倍率の戦闘用スコープと同じ方向の装備です。
連結マガジンはG36らしい装備です。実銃のG36用マガジンは側面に連結用の突起があり、予備のマガジンを横に並べて銃に付けておけます。連結しても一度に撃てる弾数は増えず、空になれば予備へ差し替えます。ゲームでも装弾数は30発のままです。
射撃モードと「ドイツ海軍向け」の経歴はゲームの設定です。現行のG36は単発とフルオートを備え、G36系にはバーストを撃てるトリガーグループもあります。GP37V2は、こうした実在の仕組みと近代化改修を土台に、フルオートを外した海軍向けのカスタム品という経歴を与えた銃です。
アタッチメントと改造
普通のGP37は、拾ったアクセサリーを組み合わせて好みに調整できます。GP37V2は最初から用途の決まったカスタム品で、付いている部品を自由に替えられません。サプレッサーとフォアグリップがそろっているので、部品を集める手間がかからないのは利点です。
特に大きいのがマガジンです。連結マガジンが固定されているため、通常のGP37で使える90発ドラムマガジンに交換できません。スコープも外せないので、別の照準器を使いたい人には不自由です。GP37を90発ドラムとフルオートで使っている人がGP37V2に乗り換えると、かえって扱いにくく感じるかもしれません。
中距離で単発を中心に撃つならGP37V2、装弾数と射撃モードの自由さを取るなら通常のGP37です。
入手場所
GP37V2は、「語られざる物語」のクエストラインで手に入ります。ゾーン各地で起きる不可解な信号を調べる追加ストーリーで、信号のせいでストーカーたちに頭痛や幻覚が起き、その原因を追っていきます。新しい人物や拠点が登場し、選択によって結末も変わります。商人からは買えません。
入手するのは終盤のクエスト「ホワイトノイズ」です。拠点の防衛戦のあとにスカルとの対決があり、スカルが使っていたGP37V2を回収します。防衛の準備で武器を選ぶ場面もありますが、そこでアサルトライフルを選ぶこととGP37V2の回収は別です。対決が終わったら、拾い忘れないようにしましょう。
海外での評価
海外の掲示板では、性能そのものより射撃モードと部品の制限で意見が分かれています。フルオートが無いのでミュータント戦には向かないものの、ストーカー同士の撃ち合いでは使いやすいという声が多めです。一方で、長距離向けの銃なのにスコープの倍率が低い、90発ドラムを見つけても付けられない、という不満もくり返し出ています。
KharodとGP37V2を比べる話題もよく出ます。Kharodを推す人が多い中で、GP37V2でも十分に戦えるという声もあります。GP37V2のダメージは通常版の倍だという書き込みもありますが、ゲームのデータではどちらも16です。差は貫通と射程にあり、装甲の厚い相手ほど違いがはっきり出ます。
中距離をGP37V2、近距離をショットガンに任せて最後まで使い続けた、という使い方もあります。フルオートが無い弱点は、こうして近距離用の銃と組み合わせれば補えます。サプレッサーも付いているので、対人戦で静かに頭を狙う銃として使いやすい一挺です。









