バルダーズゲート3で敵の技を自分でも使いたいと思っても、本体には敵の能力を覚える手段がありません。「Occultist Class (Blue Mage)」は、敵の技を覚えるクラス「オカルティスト」を足すMODです。知力基準のクラスで、覚えた技「擬態」を使うとその敵の姿に変身します。
擬態は226本あり、狼の「噛みつき」からマインド・フレイヤーの「精神爆砕」まで並びます。擬態ポイント(このクラスのリソース)を払って使い、足りない分は呪文スロットで補います。通常の呪文はウィザード、ドルイド、バードのリストから選びます。
Script Extender(多くのMODが前提にするツール)が必須です。配布ファイルは1つで、中身は .pak が1本です。当サイトの日本語化パックで日本語になります。
Nexus Mods
Occultist Class (Blue Mage)


オカルティストのHP・習熟・技能
オカルティスト(Occultist)は、知力を呪文発動能力にする、軽装防具のクラスです。HPはd8で、追加攻撃もサブクラスもありません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ヒット・ダイス | d8(1レベル8、以後5ずつ) |
| 主能力値 | 知力。擬態の命中とセーヴDCも知力 |
| セーヴ習熟 | 耐久力、知力 |
| 鎧 | 軽装防具 |
| 武器(単純) | クラブ、ダガー、ジャヴェリン、クオータースタッフ、シックル、スピア、ショートボウ |
| 武器(軍用) | シミター、ショートソード |
| 技能 | 魔法学、捜査、医術、自然、生存、知覚、動物使い、看破から2つ |
| 会話タグ | ウィザードとレンジャーの選択肢が出る |
初期装備はオカルティストのレザー、革の手袋、クオータースタッフです。見た目はバーバリアンの初期装備と同じです。

擬態の覚え方
擬態は、戦闘中に敵が使った技をリアクション「能力の研究」で覚えるのが基本です。戦闘後は「死体の研究」、5レベルからは「呪文奪取」でも覚えます。1レベルの時点で「猫: 爪」を覚えています。
能力の研究(リアクション)
敵が技を使うと「能力の研究」のリアクションが出ます。選ぶと知力判定(技能なしの判定)が自動で処理され、成功するとその技が擬態として呪文書に加わります。擬態ポイントは要りません。
判定の難易度は、敵のレベルと技の参照レベル(技ごとに決まった値)を足して4で割り、10を足した値です(切り上げ)。狼の「噛みつき」の参照レベルは2、「精神爆砕」は12です。
3レベルの狼の「噛みつき」なら難易度12、12レベルのマインド・フレイヤーの「精神爆砕」なら16です。
- リアクションは2種類あり、技の種類でどちらかが出ます。両方を有効にしておきます
- 自分の周囲で使われた技か、自分を狙った技だけが対象です
- 盲目、混乱、支配、逃走、無力、拘束、朦朧、気絶のいずれかの状態のときは出ません
- 味方や中立の相手が使った技は覚えられません。一時的な味方も同じです
死体の研究(2レベル)

戦闘が終わったら、倒した敵の死体に「死体の研究」を使います。アクションと呪文スロットを1つ使い、その敵が生前に使った技を1つ覚えます。同じ死体には1回しか使えません。
こちらは、ダイスを自分で振る判定画面が出ます。技の呪文レベルより高いスロットを使うと、1レベルごとに難易度が3下がります。爆破した死体や灰になった死体、見ていない技は対象外です。
呪文奪取(5レベル)
「呪文奪取」は、擬態のある敵の呪文を「呪文妨害」で止めると、判定なしでその擬態を覚える特徴です。呪文妨害できるのは、敵が本当に呪文として使う技だけです。敵の技の多くは呪文ではないので、止められません。
覚えられない技
- 種族やクラスでプレイヤーが使える能力、神から授かる呪文
- 武器攻撃と、金属でできた人造の攻撃
- MODが足した敵の技。本体の敵をそのまま写した敵なら覚えられます
- 「冒険家」以外の難易度でだけ敵が使う技。難易度で変わる技は「冒険家」の物を覚えます
擬態ポイントと呪文スロット
擬態は擬態ポイントを払って使います。上限は奇数レベルで1ずつ増え、19レベルで10になります。
毎ターンの終わりに、レベルの半分(切り捨て、最低1)だけ戻ります。回復量はパッシブ「擬態リチャージ」に出ます。精神集中している間は戻らず、戦闘外では時間で少しずつ戻ります。
各擬態には必要レベルがあります。擬態ポイントとスロットのレベルの合計が3〜4なら3レベル、5〜6なら5レベルです。「精神爆砕」(6ポイント+5レベルスロット)は11レベルです。
呪文スロット擬態(2レベル)
擬態ポイントが足りないときは、「呪文スロット擬態」で呪文スロットから補います。不足分に応じて必要なスロットのレベルが決まり、ウォーロックのスロットも使えます。呪文スロットはウィザードと同じ数だけあるので、余った分をここに回します。
緊張の擬態

「緊張」(Straining)の付いた擬態は、擬態ポイントに加えて呪文スロットも必ず使います。技の呪文レベルぶんの擬態ポイントと、それより1つ下のレベルのスロットです。
ミノタウロスの「チャージ」は3ポイントと2レベルのスロットです。マインド・フレイヤーの「精神爆砕」なら6ポイントと5レベルのスロットです。緊張は、大きな体への変身と強い技の連発を抑えるための仕組みで、226本のうち61本に付いています。
熟練の擬態者

「熟練の擬態者」で、覚えた擬態が50本増えるごとに擬態ポイントの上限が1増えます。通常のプレイで通した作者の1周では、アクト1で50本、アクト3の序盤で150本でした。
変身と精神集中
擬態を使うと、その敵の姿に変身します。詠唱が終わると元に戻り、同じターンに「追加擬態」(6レベルの特徴)が残っていれば直前の姿を保ちます。

変身しない設定はありません。敵の技のアニメーションが、その敵の姿でしか動かないためです。
精神集中を使う擬態

ハーピーの「誘い寄せの歌」のように精神集中を使う擬態は20本あり、精神集中が続く間はその姿のままです。その間、同じ姿の擬態は擬態ポイントもスロットも要りません。
別の姿の擬態や通常の呪文を使うと、精神集中が切れます。「離脱」と「早足」、MODで足した「回避」は、姿を保ったまま使えます。
攻撃ロールとダメージ
- 擬態の攻撃はすべて呪文攻撃ロールで、多くの直接ダメージに知力修正値が加わります
- セーヴのDCはオカルティストの呪文DCです
- 大半の擬態は味方にも当たり、ダメージは魔法扱いです
- 擬態はすべて呪文扱いで、素手攻撃ではありません。モンクの素手攻撃やパラディンの「神聖なる一撃」とは組み合わせられません
鏡と耐性の擬態
3レベルの「鏡」と4レベルの「耐性の擬態」は、どちらもリアクションで擬態を使う特徴です。
鏡(3レベル)
「鏡」は、自分を狙った攻撃に同じ技で撃ち返すリアクションです。リアクションと、通常の半分(切り上げ)の擬態ポイントで使えます。対応する技は83本です。
まだ覚えていない技でも撃ち返せます。そのときは攻撃ロールに不利が付き、代わりに覚えるための知力判定に有利が付きます。不可視状態の相手と、緊張の擬態には使えません。
耐性の擬態(4レベル)
「耐性の擬態」は、ダメージを受ける直前に使うリアクションです。擬態ポイント1で、準備済みの擬態のうちその耐性を持つ姿に変わり、ダメージを減らします。姿は最も軽減できる物に自動で決まり、次の自分のターン開始まで続きます。
8レベルまでは、完全耐性も抵抗(半減)に下がります。9レベルの「完全耐性の擬態」で完全耐性がそのまま働き、コストは擬態ポイント2になります。どちらも、使うと自分の精神集中が切れます。
混成攻撃(5レベル)
戦闘外で「混成攻撃」から「効果の選択」と「形態の選択」を使い、単純近接擬態を2つ組み合わせて混成体を作ります。

- 効果:ダメージ、副次効果、コスト
- 形態:姿、アニメーション、物理ダメージの種類、射程
混成体は毎ターン1回、コストなしで使えます。2回目からは効果側のコストぶん擬態ポイントを払います。間合いから離れようとする敵への機会攻撃も、混成体で行います。

| レベル | 効果側のコスト上限 |
|---|---|
| 5 | 2 |
| 10 | 3(改良型混成化) |
| 15 | 4 |
| 20 | 5 |
形態側のコスト上限は、毎ターンの擬態ポイントの回復量です。部品にできる単純近接擬態は48本です(噛みつき21、爪19、叩きつけ4、拳3、触手1)。選ぶ画面では、名前に「(単純)」が付きます。
精神集中で姿を保っている間は、その姿の単純近接擬態を覚えていれば、混成体がその姿の技に切り替わります。精神集中を切らずに攻撃できます。
追加擬態(6レベル)
「追加擬態」は、緊張なしの擬態をアクションなしでもう1回使える特徴です。条件は、直前にアクションを使う緊張なしの擬態か混成体を、擬態ポイントだけで使っていることです。回数は1ターン1回で、11レベルで2回、17レベルで3回になります。
通常の呪文と呪文書
擬態のほかに、ウィザード、ドルイド、バードの呪文も覚えて使えます。バードからは初級呪文を除いた呪文が対象です。
呪文と儀式発動
回復呪文、死体を使う死霊術、儀式にできない精神集中の呪文、リアクションで使う呪文、「火球」「電撃」は外れます。「盾」と「呪文妨害」はオカルティスト専用の版に置き換わります。5レベルから「呪文妨害」を常に準備した状態になります。
覚える数は1レベルで2つ、以後奇数レベルで1つずつ増えます。準備できる数は知力修正値+オカルティストレベルです。覚えられる呪文レベルはレンジャーと同じ進み方で、5レベルで2、9レベルで3、17レベルで5です。
初級呪文は1レベルで2つ、6と12レベルで1つずつ増えます。巻物からは覚えられません。
「儀式発動」で、「思考感知」「変装」「動物との会話」「使い魔獲得」などの儀式呪文は、準備なしで戦闘外に使えます。
短期記憶と呪文書

「短期記憶」で、直近に覚えた擬態が知力修正値の数だけ自動で準備されます。1レベルでは小休憩まで、4レベルの「改良型短期記憶」で大休憩まで、8レベルの「中期記憶」で無期限になります。
擬態の名前は「クリーチャー名: 技名」です。呪文書の検索欄にクリーチャー名を入れると絞り込めます。
覚えたばかりの擬態は名前順に並びません。セーブとロードを2回すると並び直ります。
レベルごとに増えるもの
特技は4、8、12、16、19レベルです。呪文スロットはウィザードと同じ表で、9レベルの呪文スロットまで増えます。

| Lv | 擬態ポイント上限 | 毎ターン回復 | 得るもの |
|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 1 | 擬態、能力の研究、短期記憶、儀式発動、猫: 爪 |
| 2 | 1 | 1 | 死体の研究、呪文スロット擬態 |
| 3 | 2 | 1 | 鏡 |
| 4 | 2 | 2 | 特技、耐性の擬態、改良型短期記憶 |
| 5 | 3 | 2 | 混成攻撃、混成攻撃による機会攻撃、呪文奪取、呪文妨害 |
| 6 | 3 | 3 | 追加擬態、初級呪文1つ |
| 7 | 4 | 3 | 迅速なる研究 |
| 8 | 4 | 4 | 特技、中期記憶 |
| 9 | 5 | 4 | 完全耐性の擬態 |
| 10 | 5 | 5 | 改良型混成化(上限3) |
| 11 | 6 | 5 | 改良型追加擬態(2回) |
| 12 | 6 | 6 | 特技、初級呪文1つ |
| 13 | 7 | 6 | 7レベル呪文スロット |
| 14 | 7 | 7 | — |
| 15 | 8 | 7 | 改良型混成化(上限4)、8レベル呪文スロット |
| 16 | 8 | 8 | 特技 |
| 17 | 9 | 8 | 改良型追加擬態(3回)、9レベル呪文スロット |
| 18 | 9 | 9 | — |
| 19 | 10 | 9 | 特技 |
| 20 | 10 | 10 | 改良型混成化(上限5) |
13レベル以降は本体のレベル上限12を超えます。「Expansion Level 13-20」などレベル上限を上げるMODが要ります。13レベル以上の敵はいないので、覚えられる技は増えず、リソースだけが伸びます。
擬態の一覧(226本)
習得元は95種のクリーチャーで、226本のうち213本は本編で手に入ります。呪文レベルは1〜6で、内訳は次のとおりです。
| 呪文Lv | 本数 | うち緊張 | うち鏡 |
|---|---|---|---|
| 1 | 44 | 0 | 33 |
| 2 | 83 | 28 | 25 |
| 3 | 58 | 21 | 17 |
| 4 | 17 | 3 | 3 |
| 5 | 16 | 4 | 4 |
| 6 | 8 | 5 | 1 |
代表的な擬態は次のとおりです。
| 擬態 | コスト | 種別・備考 |
|---|---|---|
| 猫: 爪 | 1 | 単純近接。1レベルで習得済み |
| 狼: 噛みつき | 1 | 鏡。2d4+知力修正値の刺突 |
| ダイア・ウルフ: 噛みつき | 2 | 単純近接、鏡 |
| ノール: 血祭り | 1 | — |
| ハーピー: 誘い寄せの歌 | 2+1Lvスロット | 緊張、精神集中。人型生物だけが対象で、ハーピーには使えない |
| アウルベア: 飛びかかり | 2+1Lvスロット | 緊張 |
| フェイズ・スパイダー: エーテル移動 | 2 | ボーナス・アクション |
| ハグ: 対人金縛り | 2+1Lvスロット | 緊張、精神集中 |
| マイコニド: 加速の胞子 | 3+2Lvスロット | 緊張 |
| ディスプレイサー・ビースト: 所くらまし | 3+2Lvスロット | 緊張、精神集中 |
| ドライダー: 毒の爪 | 5 | 単純近接、鏡 |
| マインド・フレイヤー: 精神爆砕 | 6+5Lvスロット | 緊張。11レベルから |
全リストは配布ページの記事「List of Mimicries」にあります。残りの13本は、召喚や変身と同じデータを使う動物やエレメンタルの技で、本編での入手は未確認です。
入手場所の例(ネタバレ)
- 「熊: 複数回攻撃」は、壊滅した聖域のウォーグの檻でハルシンと戦うか、エメラルドの森の襲撃で覚えます。仲間にしてからは覚えられません。ウォーグの檻では1回しか使わないことがあります
- 「ノール: 血祭り」は、名前付きでない通常のフリンドから覚えられます
ファイル構成と導入
配布ファイルは1つで、中身は DBlueMage.pak が1本です。Script Extender(v27以上)が必須で、コンソール版では使えません。
- Script Extender を入れます。BG3 Mod Manager から入れられます
- 本体を BG3 Mod Manager で入れて、有効にします
- 日本語化パックを入れます(下の日本語化へ)
- キャラクター作成で「オカルティスト」を選びます
相性の良いMOD
| MOD | できること | ロード順 |
|---|---|---|
| 「True Strike (2024)」 | 最初から選ばれている初級呪文。知力で武器攻撃ができ、専用のエフェクトが出る | — |
| 「War Caster (2014 and 2024)」 | 多くの擬態を機会攻撃のリアクションで使える | オカルティストより上 |
| 「Familiar Casting and Fixes」 | 接触の擬態を使い魔から使える(1ターン1回)。使い魔も変身する | オカルティストより上 |
| 「UA6 Invoke Duplicity」 | 分身がオカルティストの変身を写す | オカルティストより上 |
| 「Trials of Tav」 | 試練の敵からも覚えられる。Reloaded が独自に足した敵は対象外 | — |
| 回避を足すMOD | どの姿からでも「回避」が使える | — |
| 「Better Hotbar 2」 | 短期記憶で準備された擬態の欄は、シャッター(欄の表示切り替え)を動かすと出る | — |
| 「DART Framework」 | 会話のクラス表記が「オカルティスト」になる | — |
序盤は「回避」と使い魔で敵の攻撃を誘い、技を使わせます。
競合
- 「DnD PHB 2024 All in One」:1ターン1呪文の制限がクラスと衝突します。併用できません
- 既存の敵を差し替えるMOD:差し替えた敵からは覚えられません
- 敵の呪文を書き換えるMOD:擬態の表示が壊れます。症状は下の「困ったとき」にあります
困ったとき
- 変身したまま戻らない
セーブとロード、大休憩、クラスの振り直し、パーティの出入りで戻ります。戻らないときは、対象を選んで Script Extender のコンソールで次を実行しますMods.DBlueMage.DWE_BM_RemoveAllTransforms(_C()) - クラス説明が「Script Extenderが必要です!」になる
Script Extender が入っていないか、他のMODがクラスの呪文リストを壊しています。入っていなければ入れます。入っていれば Script Extender のコンソールを開き、エラーに出るMODを外します - 擬態が初級呪文と表示される、名前に (Error) が付く
他のMODが元の敵呪文を変えています。Script Extender のログに出るMODを外します - 混成攻撃のアイコンが姿に追随しない
ツールチップ(カーソルを合わせると出る説明)は正しいので、そのまま使えます。設定ファイルDBlueMage.jsonのForceUpdateOnClawChangesで強制更新できます。ただしターンが遅くなります - マイコニドの擬態でクラッシュする
「Extra encounters and Minibosses」が足した敵から覚えた擬態が原因です。対象を選んで Script Extender のコンソールで、その擬態を本体のマイコニドの姿に付け替えます。1つ目が擬態の内部名、2つ目が本体のマイコニドですMods.DBlueMage.LearnSpell("Projectile_WhiteSporeCloud", "3b1aacd5-0667-46c2-b3d1-96efd33d8a95")
日本語化
日本語化はこちらから。クラスの特徴から擬態の説明、状態の文章まで533件を当サイトの日本語化パックで訳してあります。擬態のクリーチャー名と技名は、本体にある物は本体の訳で出ます。
リソースの表示名は「擬態」で、コストは「2 擬態」のように出ます。Mirror は「鏡」、Hybridise Attack は「混成攻撃」、Straining は「緊張」です。

MOD導入の共通手順と、ほかのMODの一覧はおすすめMODハブにまとめています。

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