「UDPコンパクト」の固有版のハンドガンです。
デッドアイ
デッドアイの詳しい説明
受注生産のこのピストルには、スポーツ用のアタッチメントが装着されている。この希少な逸品がどのようにしてゾーンに持ち込まれたのかは誰にもわからないが、このピストルは厳しい現地の環境下でも驚異的な性能を発揮してくれる。

デッドアイ(Deadeye)は、UDPコンパクトをベースにしたユニークピストルです。使う弾は通常のUDPコンパクトと同じ.45 ACP。15発装填のセミオートですが、銀色のスライド、銃口側の大きなウェイト、そして最初から載っているコリメーターサイトのおかげで見た目はかなり別物です。
ストーリーを進めるとファウスト(Faust)から入手します。店売りやスタッシュ探しではなく、メインストーリーで手に入る一丁です。
| 項目 | デッドアイ |
|---|---|
| 使用弾薬 | .45 ACP |
| ダメージ | 23 |
| 貫通 | 1 |
| 連射速度 | 750rpm |
| 最適射程 | 10m |
| 威力保持率 | 30% |
| 装弾数 | 15発 |
| 射撃モード | 単発 |
| 重量 | 0.72kg |
| 耐久指数 | 455 |
| 基本価格 | 2,925クーポン |
この点は注意しましょう。古い情報には重量0.92kg、ダメージ25と残っているものもあります。一方、2026年9月更新の解析表ではダメージ23、重量0.72kg。今回はこの23を採用しました。つまり、名前付き武器だから火力が上がっている……と思いきや、通常のUDPコンパクトよりダメージが2低いです。
通常のUDPコンパクトとの違い
並べると分かりやすいです。
| 項目 | UDPコンパクト | デッドアイ |
|---|---|---|
| ダメージ | 25 | 23 |
| 貫通 | 1 | 1 |
| 連射速度 | 750rpm | 750rpm |
| 最適射程 | 10m | 10m |
| 装弾数 | 15発 | 15発 |
| 使用弾薬 | .45 ACP | .45 ACP |
| コリメーター | なし | 固定装備 |
| 20発マガジン | ○ | ○ |
| サプレッサー | ○ | × |
| レーザー | ○ | × |
数値だけ見ると、デッドアイは性能が上というわけではありません。むしろ火力が少し下がっています。その代わり、最初から専用コリメーターサイトが載っています。しかも後付けの大きなマウントではなく、スライド上にすっきり収まった専用品。この取り付け方がきれいだからデッドアイを選ぶ人もいます。逆に一番よく不満として出てくるのが、サプレッサーを付けられないことです。性能で選ぶというより、このサイトと見た目が好みに合うかどうか。趣味の銃です。
元ネタのH&K USP Match
ゲーム上ではUDPコンパクトのユニーク版ですが、実銃のモデルはさらに具体的です。実銃としては、Heckler & Koch USP Matchです。通常版のUDPコンパクトとはモデルそのものが変わっており、長い銃身、銃口側の大きなウェイト、ステンレス色のスライドまでUSP Matchをかなりしっかり再現しています。
特に目立つのが、銃口の下まで伸びた黒いパーツです。ゲーム攻略ではコンペンセイターと呼ばれることもありますが、実銃USP Matchではバレルウェイトと呼びます。フレーム側へ固定して前方へ重量を足し、銃口の跳ね上がりを抑えるための部品です。穴が開いているのでコンペンセイターっぽく見えますが、発射ガスを逃がす普通のコンペンセイターとは仕組みが違います。デッドアイにはさらに、Hogue系のグリップスリーブと、Docter系に見える小型レッドドットが追加されています。ゲーム内のドットサイトは技術者でも取り外せません。なかなか贅沢です。
USP Matchという実銃
USP Matchは、ドイツのHeckler & KochがUSPをベースに作った競技射撃向けのモデルです。通常のUSPは1990年代前半に登場しましたが、Matchはそこから射撃競技向けに大きく手を入れています。6.02インチ、約153mmの長いマッチグレードバレル、調整可能なトリガー、ターゲットサイト、そして先ほどのバレルウェイトが大きな特徴です。口径は9×19mm、.40 S&W、.45 ACPが用意されていました。見た目だけのカスタムではなく、標的を続けて狙いやすくするために前側を重くした、本当に競技寄りのUSPです。
1999年に生産終了しています。今でも映画やゲームへの登場が多いため、普通のUSPとはまた違った知名度があります。そして実銃とデッドアイには、大きな違いもあります。ゲームのデッドアイは.45 ACPで15発入ります。ところが実銃USP Matchの.45 ACPモデルは、標準では12発。15発という容量は実銃そのままではありません。ここは完全にゲーム側の都合です。
Half-Life 2で見たような……
USP Matchを見て、これHalf-Life 2のピストルじゃない?と思った人。合っています。『Half-Life 2』でゴードン・フリーマンが使う9mmピストルも、実銃モデルはUSP Matchです。Civil Protectionが使っている拳銃として登場します。デッドアイが出た直後は、「ハーフライフのピストル」と呼ばれていました。同じUSP Matchなので、似ているのは当然です。映画だと『トゥームレイダー』のララ・クロフトが持っていた銃としても有名です。二色のUSP Matchという見た目自体が、ゲーム映えする銃です。
旧三部作のUDPコンパクト
デッドアイそのものは旧三部作には登場しません。ただしベースになったUDPコンパクトは、初代『Shadow of Chernobyl』からいる古参です。旧作のUDPコンパクトは実銃のH&K USP Compactをモデルにしており、『Shadow of Chernobyl』『Clear Sky』『Call of Pripyat』の3作すべてに登場しました。初代ではフリーダムやモノリスが使うこともあり、フリーダム基地でも購入できます。
『Call of Pripyat』には、さらにユニーク版のMarchがあります。Marchはニンブルから注文できるカスタムUDPで、かつて傭兵のウルフハウンドが使っていた銃。ウルフハウンドは初代『Shadow of Chernobyl』の荒廃領域で、クルグロフたちを襲っていた傭兵部隊のリーダーです。旧作ですでに、通常UDP→誰かが使っていたカスタムUDPというユニーク武器の流れがあったわけです。『S.T.A.L.K.E.R. 2』では、その役をデッドアイやギャンビットが引き継いだように見えます。ただしMarchとデッドアイに、直接の設定上のつながりはありません。ここはシリーズ内で似た扱いの武器があった、くらいです。なお、公式三部作ではなく大型MODまで含めると、USP Match自体は『S.T.A.L.K.E.R. GAMMA』などにも登場しています。
アタッチメントと改造
デッドアイは最初から専用コリメーターサイト付き。これは取り外せません。追加できる外付け装備は大容量UDPマガジンで、15発から20発へ増やせます。通常UDPと同じものです。一方で、通常UDPに付くタクティカルピストルサイレンサーは使えません。レーザーデジグネーターも非対応です。実銃USP Matchにも大きなバレルウェイトと長い銃身があるので、見た目としては納得しやすい制限です。ただし実銃で物理的に絶対サプレッサーを使えない、という話まで広げるのはやめたほうがいいです。ゲームでは装着できません。
技術者による内部改造はできます。弾丸の射程を25%伸ばす改造、ダメージ減衰を30%抑える改造、徹甲弾の威力を50%上げる改造などは通常UDPと同じです。操作性20%や、照準中の移動性能30%を取る系統もあります。改造ツリーには分岐があるので、全部を同時に載せられるわけではありません。火力そのものより、使いやすさを詰めていくタイプです。
入手方法
ここからはメインストーリーのネタバレがあります。デッドアイはメインクエスト「星を目指す」で手に入ります。場所は沼地です。ストーリーを進めて4基のプサイビーコンを止め、クリアスカイ基地へ向かうとファウストと会うイベントが発生します。その最後のカットシーンで、ファウストからデッドアイを受け取ります。同時にTOPAZスキャナーも戻ってきます。
マップの隅に隠れている武器ではありません。秘密の暗証番号もなし。変なジャンプもなし。普通にストーリーを進めれば手に入ります。アイテム説明では、特注で作られたスポーツ用パーツ付きの珍しい拳銃で、どうやってゾーンへ入ってきたのか分からない、という品です。ファウストが持っている経緯について、それ以上の細かい由来は分かりませんでした。ここは変に話を作らないほうがいいところです。
ゲームモデルと実銃の違い
デッドアイはUSP Matchによく似せて作られていますが、そのままコピーではありません。まず口径。実銃USP Matchには.45 ACP仕様が実在するので、デッドアイの.45 ACP自体はおかしくありません。ただし先ほど触れたとおり、実銃の.45 ACP版は12発が基本。ゲームでは15発、拡張すると20発です。
次にサイト。実銃USP Matchには調整式のターゲットサイトがありますが、デッドアイはリアサイトを外してDocter系のレッドドットを固定しています。これはデッドアイ独自のカスタムです。そして一番変なのがダメージ。実銃側で考えるなら、長い6.02インチ銃身は弾速を稼ぎやすい構成です。ところがゲームでは、通常UDPコンパクトのダメージ25に対してデッドアイは23。長い銃身になったのにゲーム上は弱くなっています。見た目は競技用に豪華になったのに、数字は弱い。少しかわいそうです。
使ってみた感想
デッドアイの評価は分かれています。発売直後からよく出ていたのが、通常UDPより何が強いの?という疑問でした。実際、通常版よりダメージが高いわけではなく、レーザーもサプレッサーも使えません。通常UDPをフル改造した人からは、デッドアイの利点がよく分からないという声が出ています。
その反面、見た目は人気があります。USP Matchそのものが好き、Half-Life 2を思い出す、固定レッドドットが格好いい。このへんです。2026年になっても使っている人はいます。ピストル談義では、デッドアイについて見た目、射撃音、取り回しの速さを気に入っているという声があり、大容量マガジンも評価されています。ARevやドニプロと組み合わせるサイドアームとしてデッドアイを使っているプレイヤーもいました。そして最近でも、ドットサイトの載せ方はデッドアイが一番きれい。でもサプレッサーを付けさせてほしい、という話が出ています。
だいたい評価はこの一言にまとまります。強化版UDPコンパクトではありません。格好いいUDPコンパクトです。普通のUDPならサプレッサーとレーザーを選べるので、装備の自由度はあちらが上。デッドアイはそこを捨てて、USP Match風の外観と固定レッドドットを手に入れています。おまけに素のダメージは2低い。数字だけ追うと微妙です。でもファウストから受け取るストーリー武器で、元ネタはUSP Match。Half-Life 2を遊んだ人なら、なおさら倉庫へ放り込みづらい一丁です。
