.308を使う指定射手用ライフルです。アップデート2.0で追加されました。
GP3A
GP3Aの詳しい説明
冷戦期のドイツ製の古典的なライフル。優れたエルゴノミクス、十分な信頼性、堅牢な弾薬により、この兵器システムはいまも広く使われている。

GP3Aは、.308弾を使うフルオート対応のDMRです。名前からグレネードランチャーを想像しがちですが、公式分類ではDMR。2026年8月20日の無料大型アップデート「アップデート2.0」で、ARev、Fora-230、SKPと一緒に追加されました。同日に『Cost of Hope』も発売されていますが、通常版GP3AはDLC専用武器ではありません。本編をアップデート2.0以降へ更新していれば使えます。
見た目で分かる人には一発でしょう。元ネタはHeckler & Koch G3です。木製ストックとハンドガード、20発マガジンという古い姿のG3を持ってきていて、アップデート2.0で入った銃の中では妙に渋い一挺です。ARevがいかにも現代のライフルなのに対して、こっちは冷戦時代からそのままゾーンへ迷い込んできたような銃です。
| 項目 | GP3A |
|---|---|
| 使用弾薬 | .308 |
| ダメージ | 40 |
| 貫通 | 3.0 |
| 連射速度 | 500rpm |
| 最適射程 | 22m |
| 最低威力保持 | 50% |
| 装弾数 | 20発 |
| 重量 | 4.40kg |
| 耐久指数 | 1,705 |
| 基本価格 | 41,000クーポン |
| 射撃モード | 単発/フルオート |
これはゲーム内バーを読み取った数字ではなく、現在の解析データをまとめた値です。HUDのゲージを数値化した表記とは、数字が合わないことがあります。ダメージ40、貫通3.0でフルオートまで使えるので、数字だけ見るとなかなか強烈です。問題は弾です。ここは後でまた出てきます。
元ネタのH&K G3
GP3Aの実銃モデルは、Heckler & Koch G3です。しかも普通の後期G3A3というより、木製ストックと木製ハンドガードを使った初期型G3の姿を色濃く残しています。標準マガジンも実銃と同じ20発です。

実銃G3は7.62×51mm NATOを使う大型の自動小銃で、20発マガジンが標準的です。ゲームでは弾薬名が.308になっているので、ここは実銃そのままではありません。.308 Winchesterと7.62×51mm NATOは寸法が近い弾ですが、規格として完全に同じものと扱うのは避けたほうがいいです。GP3Aについては、ゲーム内では.308を使うG3系ライフル、としておくのが分かりやすいでしょう。
G3の開発
G3の話を始めると、いきなり第二次世界大戦末期まで戻ります。ルーツの一つが、ドイツで試作されたStG 45(M)です。ここで研究されていたローラー遅延式の仕組みが、戦後にスペインへ渡った技術者たちによってCETMEライフルへ発展。その流れを西ドイツのHeckler & Kochが引き継ぎ、最終的にG3へつながりました。西ドイツ軍での採用は1959年ごろです。
G3の特徴は、ガスピストンを使わないローラー遅延式ブローバック。ボルトヘッドの左右にあるローラーと内部のロッキングピースを使い、発射直後にボルトがすぐ後退しないよう動きを遅らせます。名前だけだとややこしいですが、後のMP5も同じ一族です。見た目も似ていますが、中身にもつながりがあります。なのでGP3Aを使っていて「なんか巨大なMP5みたいだな」と感じたなら、割と正しいです。
GP3Aでいちばん目を引くのは、あえて古い木製の仕様を選んだところです。後期のG3A3では緑や黒の樹脂製ハンドガードとストックがよく知られていますが、初期のG3には木製家具を使ったモデルがあります。GP3Aの茶色い木製パーツはゲーム側の創作ではなく、むしろ古いG3を選んでいます。ARevの横に並べると年代差がすごいですが、それがいいところです。
旧三部作での扱い
G3は旧三部作のバニラ版には登場しません。『Shadow of Chernobyl』『Clear Sky』『Call of Pripyat』の武器一覧を確認してもG3は入っておらず、今回のGP3Aがシリーズ本編では新顔です。
ただし、この点は少し入り組んでいます。旧三部作にはGP-25やGP-30系のグレネードランチャーは出ています。初代ではGP-25がAKS-74用アンダーバレルグレネードランチャーとして登場し、OTs-14 GrozaにはGP-30系ランチャーが組み込まれていました。なのでGP3Aという名前を見て「新しいグレネードランチャーかな?」となるのも無理はありません。実際はG3系ライフルです。
ゲームモデルと実銃の違い
基本モデルは素直なG3ですが、ゲームらしい部分もあります。まず弾薬。実銃G3は7.62×51mm NATOですが、『S.T.A.L.K.E.R. 2』では.308弾を使用します。そしてマガジン。標準の20発は実銃らしいのですが、GP3Aには30発の拡張マガジンと、さらに50発ドラムマガジンまで用意されています。
50発G3。実用性を振り切った過剰さが、逆にこの銃らしいところです。しかもゲームではフルオートが使えるので、ドラムを付けるとDMRという分類が急に怪しくなってきます。実銃のG3にもフルオートはありますが、7.62×51mmクラスを肩撃ちで連射するので、軽い5.56mmライフルのようには撃てません。『S.T.A.L.K.E.R. 2』のGP3Aは反動を制御しやすく、「思ったより反動が小さい」と感じます。このあたりはゲーム寄りです。
アタッチメントと改造
GP3Aは、見た目の割に色々できます。まずスナイパー用サイレンサーに対応。M701スーパーやマークI EMRで使う西側スナイパー用サイレンサーと同じものを装着できます。スコープも装着可能です。固定配置されているGP3Aの中には4倍光学照準器付きの個体があり、4倍スコープを載せてセミオートDMRとして使っている人も多いです。
そしてマガジンが20発、30発、50発。50発ドラムは冷却塔の南冷却塔周辺にあるスタッシュにあります。30発拡張マガジンはカズコヴィ野営地で入手できます。50発入れてフルオートすると楽しいのですが、あとで財布が死にます。.308なので。
入手方法
一番簡単なのはヤニフ駅のトレーダーです。アップデート2.0以降、通常版GP3Aを販売します。また、一部の敵対傭兵も所持しています。
固定配置は1か所だけではありません。ヤニフ南西の結合したワゴン付近にある転倒した貨車の中に1挺あり、近くには弾薬なども置かれています。もう1挺はCNPPのISF建物屋上で、4倍スコープ付きの個体が固定配置されています。こちらは『Cost of Hope』側の地域に絡む場所です。通常版そのものはDLC不要なので、Cost of Hopeを持っていないならヤニフで買うか、結合したワゴンの個体を狙うのが分かりやすいです。
ユニーク版ルフトガルデ
GP3Aには『Cost of Hope』で追加されるユニーク版があります。その一つがルフトガルデ。通常のG3を思い切り短くしたモデルで、実銃としてはHK51系です。HK51はG3系を極端に短くしたカービンで、7.62mmライフル弾をMP5くらいのサイズから撃つ、なかなか強烈な銃です。
| 項目 | GP3A | ルフトガルデ |
|---|---|---|
| ダメージ | 40 | 40 |
| 貫通 | 3.0 | 3.0 |
| 連射速度 | 500rpm | 500rpm |
| 最適射程 | 22m | 22m |
| 装弾数 | 20発 | 20発 |
| 重量 | 4.40kg | 4.10kg |
| 耐久指数 | 1,705 | 1,705 |
| 基本価格 | 41,000 | 72,400 |
解析上の火力は通常GP3Aと同じですが、軽くなり、照準移行や照準中の操作性が良くなっています。フォアグリップやマズルブレーキなども付いた専用モデルです。ただし、少し残念なのがサイレンサーです。通常GP3Aにはスナイパー用サイレンサーを付けられますが、現行環境のルフトガルデでは付かないというプレイヤー報告が複数あります。専用マズルデバイスと競合しているようです。
入手場所はアイアンフォレスト地下。水滴アーティファクトを装備し、入口を塞いでいる特殊なマーキュリー系アノマリーを通過すると、その先の部屋から回収できます。勢力ルートそのものには固定されていません。通常版G3が長すぎるという人には、こっちです。見た目も格好いいです。
ユニーク版ムリヤ
もう一挺がムリヤです。こちらは通常版とは方向が違います。
| 項目 | GP3A | ムリヤ |
|---|---|---|
| ダメージ | 40 | 55 |
| 貫通 | 3.0 | 3.0 |
| 連射速度 | 500rpm | 500rpm |
| 最適射程 | 22m | 25m |
| 最低威力保持 | 50% | 50% |
| 装弾数 | 20発 | 20発 |
| 重量 | 4.40kg | 4.60kg |
| 耐久指数 | 1,705 | 1,500 |
| 基本価格 | 41,000 | 79,500 |
ダメージが55まで上がっています。しかもフルオートのまま。8倍スコープとレーザーサイトを装備していて、遠距離から撃てるのに、近づかれたらそのままフルオートで押せます。太いG3系ハンドガードとPSG1系ストックを使い、MSG90やH&K SR9系を混ぜたような外観とみられます。スコープもHensoldt系です。名前のムリヤは、ウクライナ語で夢という意味です。
入手は『Cost of Hope』のデューティー側、ズールールート。メイン進行の「奇跡の代償」でズールー側へ進んでいると報酬として受け取れます。フリーダム/マフカ側ではガーディアンが報酬になるため、通常の1周では両方を取れません。この銃、最初は微妙だと思っていても、8倍スコープ越しにフルオートを当て続けられることに気付くと評価が一変します。確かにこれはスナイパーとして使うより、遠くから連射できる重い自動小銃として使ったほうがしっくりきます。
使ってみた感想
実際に使うと、木製G3という見た目、乾いた射撃音、反動の少なさが印象に残ります。ダメージと貫通のバランスも良く、SICより持ち替えて使うことが多くなりました。さらに50発ドラムとサイレンサーまで使えるので、装備を揃えると万能に近い性能になります。
ただし、不満は一つに集まります。.308弾が足りない。これに尽きます。銃自体は気に入っても、弾薬が高くて少ないので常用しづらいです。敵から拾える量も少なく、トレーダーの販売数にも限りがあるため、フルオートで撃つと手持ちがすぐに尽きます。.308武器は弾薬事情のせいで、ドニプロやカーロドより維持しにくい面もあります。
ここは実際、惜しいです。銃そのものは気持ちいい。20発でも十分に強く、30発や50発にするとさらに使いやすくなります。サイレンサーも付く。見た目は木製G3。なのにフルオートでバラ撒いた瞬間、次の補給で現実に戻されます。普段はセミオートと4倍スコープで使いましょう。装甲の敵や近距離で押されたときだけフルオートにします。これなら.308も多少は持ちますし、何よりG3らしい重たい一発を味わえます。そして弾代を気にしなくなったら、50発ドラムです。そこから先はもうDMRではありません。
