「GP3A」の固有版の指定射手用ライフル。Cost of Hopeで追加された。
ルフトガルデ
ルフトガルデの詳しい説明
現地の銃器職人が改造した、GP3の短縮型アサルト版。軽量カービンにライフル弾を載せた、死角のない組み合わせだ。

ルフトガルデ(Luftgarde)は、追加コンテンツ『Cost of Hope』で登場するGP3Aのユニーク版です。通常のGP3Aは木製ストックの昔ながらの軍用ライフルですが、ルフトガルデは銃身を思い切り短くし、専用ハンドガード、フォアグリップ、マズルブレーキを組み合わせた現代的な姿をしています。
元ネタはG3系を極端に短くしたHK51系のカービンとみられます。7.62mmのライフル弾をMP5くらいの大きさの銃から撃つ、かなり強烈な組み合わせです。ゲーム内では指定射手用ライフルに分類されています。
火力は通常のGP3Aと同じで、違うのは重さと操作性です。重量は4.40kgから4.10kgに減り、照準への移行と照準中の操作も良くなっています。その代わり、専用のマズルデバイスがあるためサイレンサーを付けられません。
| 項目 | GP3A | ルフトガルデ |
|---|---|---|
| 使用弾薬 | .308 | .308 |
| ダメージ | 40 | 40 |
| 貫通 | 3.0 | 3.0 |
| 連射速度 | 500rpm | 500rpm |
| 最適射程 | 22m | 22m |
| 装弾数 | 20発 | 20発 |
| 重量 | 4.40kg | 4.10kg |
| 耐久指数 | 1,705 | 1,705 |
| 基本価格 | 41,000 | 72,400 |
元ネタのG3とHK51
土台になっているのは、ドイツのHeckler & Koch(H&K)が製造したG3です。7.62×51mm NATO弾を使う軍用自動小銃で、戦後の西ドイツ軍を代表する装備のひとつでした。作動方式はローラー遅延式ブローバックで、機関部の中のローラーが薬莢の後退を遅らせます。ゲームの通常のGP3Aは、このG3をモデルにしています。

ルフトガルデは普通のG3より銃身がずっと短く、全体の形はサブマシンガンに近くなっています。この特徴に合うのがHK51です。HK51は、G3や民間向けのHK91を短く作り直した改造銃の総称で、代表的な仕様では銃身が約8.3インチしかありません。
HK51はH&Kが正式に開発・量産した製品ではありません。アメリカの銃器職人ビル・フレミング(Bill Fleming)が手がけた改造型が有名で、イギリスのFR Ordnanceが関わったMC51もあります。ルフトガルデもゲーム内では現地の銃器職人が作った改造銃という設定で、職人がG3を短く作り直したHK51の成り立ちとよく合っています。
HK51の開発史
G3の源流は、第二次世界大戦末期のドイツにあります。のちのローラー遅延式ブローバックにつながる銃を開発していた技術者の一部が戦後スペインへ渡り、CETMEの小銃開発に関わりました。西ドイツはこのCETME系の技術を取り入れてG3を開発し、1950年代末から軍用ライフルとして使い始めます。

G3は当時のNATO標準弾を使う大型の小銃で、車両や建物の中では長い銃身が邪魔になります。そこで、G3の火力を残したまま銃を小さくする改造が考えられました。その極端な例がHK51です。
イギリスのFR Ordnanceはフレミングに短縮型の開発を頼み、SASとSBSが完成した銃を少数買って、一部を実際の任務で使いました。ただ、使い勝手には問題がありました。7.62×51mmは本来、普通の長さのライフルで撃つ弾です。極端に短い銃身から撃つと銃口の炎と爆風が大きくなり、反動も強く、弾速も長銃身のG3より落ちます。特殊部隊ではのちに5.56×45mm NATO弾を使うHK53が実用的な選択肢になり、HK51系の採用は少数で終わりました。
一方、アメリカでは職人が作ったHK51が民間の射撃場で人気を集めました。短い銃身から大きな炎を吹き、強い音と反動を伴う銃で、G3をここまで小さくできるという見本のような存在です。軍が大量配備のために作った標準のカービンではなく、職人が既存のライフルを大胆に作り変えた一点物という点で、ゾーンで手に入るユニーク武器とよく似ています。
旧作での扱い
ルフトガルデは『Cost of Hope』で加わった新しい武器です。旧三部作の『Shadow of Chernobyl』『Clear Sky』『Call of Pripyat』には、GP3AやHK51に当たる武器は出てきません。旧作のH&K系ライフルといえばG36をモデルにしたGP37ですが、G36はG3の後継として採用された小銃で、弾薬も作動方式も違います。
旧作のG3系は、ファン制作の大型MOD『S.T.A.L.K.E.R. GAMMA』でG3A3やG3SG/1を使えるくらいでした。今作では通常のGP3Aに加え、短縮型のルフトガルデ、精密射撃向けのムリヤまでそろいました。
ゲームのモデルと実銃の違い
外見はHK51系に近いものの、特定の実銃をそのまま写したモデルではありません。通常のG3は長い銃身とハンドガードを持ちますが、ルフトガルデは銃の前半分を大胆に詰めています。ハンドガードは木製や細身の樹脂製ではなく、アクセサリーを取り付けるためのレール付きのタクティカルハンドガードで、そこに縦型のフォアグリップを組み合わせています。
大きな違いはマズルデバイスです。実銃のHK51系は作り手によって構成が違い、消音仕様のMC51SDもありました。ゲームでサイレンサーが使えないのは、ルフトガルデの専用マズルブレーキが外せないためです。ストックも、HK51系の実物に多いMP5風の伸縮式や固定式とは形が違い、特定の製品には当てはまりません。
性能の面でも、実銃とゲームでは話が違います。実銃では銃身を詰めると弾速が落ちますが、ゲームのルフトガルデは銃身が短くても最適射程と威力が通常のGP3Aと同じです。基本価格は通常版の倍近くですが、性能で変わったのは重さと取り回しだけです。
アタッチメントと改造
フォアグリップと専用マズルデバイスは最初から組み込まれています。通常のGP3Aにはスナイパー用サイレンサーを付けられますが、ルフトガルデでは専用マズルデバイスと競合するため装着できません。サイレンサーを持っていても付かないので、静かに戦いたいなら別の銃を選びましょう。
GP3A系には通常の20発マガジンのほかに、大容量の箱型マガジンとドラムマガジンがあります。弾を多く入れられれば、リロードを挟まずに複数の敵へ撃ち続けられます。ただ、.308弾は手に入る数が限られるので、ふだんは単発や短い連射で倒し、人数の多い場面でまとめて撃つ使い方が合っています。
軽さと照準の速さが持ち味なので、敵が横から現れたときや、複数の相手へ続けて狙いを移す場面で通常版との差を感じやすいです。長いGP3Aを建物の中で振り回すのがつらかった人には、同じ威力のままこちらへ持ち替える価値があります。見た目もかなり格好いいので、G3系を短くするとどうなるかを試したいなら、一度アイアンフォレストまで足を運んでみましょう。
入手場所
入手場所はアイアンフォレストの地下です。『Cost of Hope』のメインクエスト「彼方の蜃気楼」で通る施設の地下へ戻り、崩れた列車のある通路を進みます。途中で特殊なマーキュリー系アノマリーが入口を塞いでいますが、水滴アーティファクトを装備していれば通り抜けられます。その先の部屋にルフトガルデが置かれています。
勢力のルートには固定されていません。必要なのは水滴アーティファクトなので、先に手に入れておきましょう。
ほかのユニーク版
GP3A系のユニーク版には、ルフトガルデのほかにムリヤ(Mriya)があります。ムリヤは幅広のハンドガード、PSG1系のストック、Hensoldt系のスコープを持ち、精密射撃向けのMSG90やSR9に近い姿です。同じG3から、ルフトガルデは銃身を詰めて素早く構えられる方向へ、ムリヤは遠くを狙う方向へ分かれています。
海外での評価
海外の掲示板では、ルフトガルデの見た目と撃ち心地を気に入って、GP3Aの中でもこれを主力にする声が多いです。ドラムマガジンを付けたルフトガルデを好むという意見もよく見かけます。
不満もはっきりしています。一つはサイレンサーを付けられないことで、通常のGP3Aに使えるサイレンサーなら付くと思って試す人が少なくありません。もう一つは.308弾の確保です。最大まで改造したあとで弾が足りないことに気づき、商人を回ったり、休息して在庫が補充されるのを待ったりして弾を集めることになります。
20発のマガジンを次々撃ち切れば、弾の消費は無視できません。人間を相手に近距離から中距離で戦い、必要なときに素早く照準を合わせる。そういう使い方なら、通常のGP3Aより軽いルフトガルデの良さが一番出ます。









