9x19mmを使うサブマシンガンです。
ズブル-19
ズブル-19の詳しい説明
AKM-74Uに基づいたこのサブマシンガンの設計は、価格、重量、精度、及び発射速度の面で完璧にバランスが取れている。

ズブル-19(Zubr-19)は、9×19mm弾を使うサブマシンガンです。
ゲーム内説明は「AKM-74Uに基づいたこのサブマシンガンの設計は、価格、重量、精度、及び発射速度の面で完璧にバランスが取れている」となっています。実際の性能もその説明どおりです。1発のダメージは20、防具貫通2.7、装弾数50発。それでいて重量は2.1kgしかありません。サブマシンガンの中で何か1つだけが突出した銃ではないのですが、火力、貫通、軽さ、装弾数のどれも捨てていないのがズブル-19です。特に50発マガジンが便利です。インテグラル-Aは一瞬で20発を撃ち切りますが、ズブル-19はミュータント相手に長めのフルオートを撃ってもまだ弾が残ります。
基本性能
| 項目 | ズブル-19 |
|---|---|
| 種類 | サブマシンガン |
| 使用弾薬 | 9×19mm |
| 射撃モード | セミオート、フルオート |
| 基礎ダメージ | 20 |
| 防具貫通 | 2.7 |
| 連射速度 | 667発/分 |
| 装弾数 | 50発 |
| 威力低下 | 12mから低下、22m以降は基礎値の48% |
| 重量 | 2.1kg |
| 基準価格 | 20,000 |
| 耐久性 | 約1,796発 |
連射速度667発/分はそこまで速くありません。インテグラル-Aは1,000発/分、バイパー5でも732発/分あります。その代わり、ズブル-19は1発20と重く、50発入ります。連射速度で押し切る銃というより、そこそこ強い弾を大量に、無理のない速度で撃ち続ける銃と考えると分かりやすいです。
元ネタのPP-19 Bizon

ズブル-19の元ネタは、ロシアのサブマシンガンPP-19 Bizon系です。PP-19 Bizonは1990年代にイジェフスクで開発され、ヴィクトル・カラシニコフやアレクセイ・ドラグノフらが開発に関わっています。
見た目でいちばん分かりやすいのが、銃身の下に付いている太い筒です。グレネードランチャーのようにも見えますが、あれが弾倉です。内部をらせん状に弾が並ぶヘリカルマガジンで、9×18mm仕様では64発、9×19mm仕様のBizon-2-01では53発を収められます。『S.T.A.L.K.E.R. 2』のズブル-19は9×19mmで50発なので、口径まで考えるとBizon-2-01に近いです。ただし実銃の53発とは一致しません。PP-19 Bizon-2系をゲーム向けにまとめたモデルと考えると分かりやすいです。ちなみにZubrという名前も無関係ではありません。ロシア語のзубр(zubr)はヨーロッパバイソンを意味し、Bizonと同じ動物を指す名前です。実銃名を少しひねってズブル-19にした名前でしょう。
AKM-74Uとの関係
ここはゲーム内説明でわざわざ触れられている部分です。『S.T.A.L.K.E.R. 2』ではAKS-74Uをモデルにした銃がAKM-74Uという名前で登場しており、ズブル-19はそのAKM-74Uをベースにした銃として説明されています。実銃のPP-19 BizonもAKS-74UやAK-74系の部品を多く流用しており、AK-74との部品共通率はおよそ60%です。レシーバーや折り畳みストック、トリガー周辺などにもカラシニコフ系の構造が残っています。つまり、これはゲームだけの後付け設定ではありません。現実のBizonとAKS-74Uの関係を、そのままゲーム内のAKM-74Uとズブル-19へ置き換えた形です。
| 性能 | AKM-74U | ズブル-19 |
|---|---|---|
| 弾薬 | 5.45×39mm | 9×19mm |
| ダメージ | 19 | 20 |
| 防具貫通 | 1.0 | 2.7 |
| 連射速度 | 667発/分 | 667発/分 |
| 装弾数 | 30発 | 50発 |
| 重量 | 2.7kg | 2.1kg |
連射速度はAKM-74Uとまったく同じです。一方でズブル-19は防具貫通と装弾数が大きく上がり、本体まで軽くなっています。数字だけ見るとAKM-74Uの強力な発展形に見えます。ただしAKM-74Uは5.45×39mmを使い、ズブル-19より少し遠くまで威力を残します。ズブル-19は12mから威力が落ち始め、22mで48%まで落ちるため、やはり本職は近距離です。AKM-74Uの記事で触れた通り、同じカラシニコフ系の見た目でも、ゲーム内での役割はだいぶ違います。
ズブル-19は『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』から登場した武器で、公式の旧三部作には登場していません。ただし、PP-19 Bizon自体は『S.T.A.L.K.E.R. Anomaly』などの大型MODで以前から有名でした。GUNSLINGER系の武器MODにもBizonが追加されています。昔からMODを遊んでいた人なら、ズブル-19を見て懐かしく感じるかもしれません。
バイパー5、インテグラル-Aとの違い
同じ9×19mmを使う代表的なサブマシンガンと比べると、ズブル-19の立ち位置が分かりやすくなります。
| 武器 | ダメージ | 貫通 | 連射速度 | 装弾数 | 重量 |
|---|---|---|---|---|---|
| バイパー5 | 19 | 1.0 | 732発/分 | 30発 | 2.5kg |
| インテグラル-A | 13 | 2.8 | 1,000発/分 | 20発 | 2.7kg |
| ズブル-19 | 20 | 2.7 | 667発/分 | 50発 | 2.1kg |
バイパー5は序盤から手に入りやすい安価な9×19mm銃です。ただ、防具貫通1.0なので、装備の整った敵が増えてくると少しつらくなります。インテグラル-Aは真逆です。防具貫通2.8に1,000発/分というものすごい連射速度を持ちますが、標準マガジンは20発しかありません。撃ち始めると本当に一瞬で空になります。ズブル-19はその中間にいます。貫通2.7で防具にも対応しながら、50発を667発/分で撃てる。しかも2.1kgです。インテグラル-Aは連射が速く、まとまった弾を短時間で叩き込めます。ズブル-19は大容量マガジンのおかげで近距離戦を長く続けやすいです。ゲーム内説明の「バランス」という言葉がしっくり来る銃です。一瞬の連射力ならインテグラル-A、序盤の安さならバイパー5。それでも1丁を普段から持ち歩く使いやすさでは、ズブル-19が強いです。
アタッチメントと改造
ズブル-19には、オープンコリメーターサイト、PAO 2倍スコープ、ピストル用サプレッサー、大容量ズブル-19マガジンを装着できます。特に大容量マガジンは、標準50発から64発になります。実銃Bizonの64発ヘリカルマガジンを思わせる数字で、見た目にもよく似合います。大容量マガジンはレッドフォレストのウィッチズ・サークルにある隠し場所で入手できます。
アップグレード用の設計図には、外部バレルライフリングとアナトミカルアジャストメントがあります。外部バレルライフリングは防具貫通を伸ばす系統で、ヤニフのトルネード付近にあるコンテナ内で入手できます。アナトミカルアジャストメントは照準速度に関係する改造で、ドゥーガ地下などに配置されています。アップデートで設計図の位置が変わったことがあるため、現在の配置を基準に探す必要があります。
入手方法
通常版のズブル-19には、固定で拾える場所と店で買う方法があります。比較的分かりやすい固定入手先がケミカルプラントです。施設内の施錠された部屋にあり、キーパッドへ「8506」を入力すると入れます。2026年9月時点でも、この場所で入手できます。
もう1か所有名なのが、ヤニフ地方のリソヴィです。建物地下の扉へ「240983」を入力すると、中にズブル-19があります。同じ部屋にはRPM-74やSVU-MK S-3なども置かれているため、豪華です。また、STCマラカイトの商人ヴィクトリア・ドロジニュクの在庫にも並びます。急いで欲しいならケミカルプラントで固定品を取るのが分かりやすいです。
ユニーク版「ラットキラー」
ズブル-19には、ユニーク版のラットキラー(Rat Killer)があります。見た目は都市迷彩のズブル-19ですが、いちばん大きな違いは使用弾薬です。現在は9×18mmを使用します。ダメージ20、防具貫通2.7、連射667発/分、装弾数50発という基本部分は通常版とほぼ同じです。
発売初期は9×18mm徹甲弾の貫通補正が強く、ラットキラーは通常のズブル-19より強力でした。しかし、GSCは2025年5月30日のパッチ1.4.2で9×18mm弾の防具貫通倍率を下げています。そのため、現在は発売初期ほど極端な差はありません。ラットキラーの使用弾薬は現在9×18mmです。
入手場所はダスティーケーブルトンネル。メインクエスト「慈悲の行い」で入る場所で、リジェネレーターを回収した場所の奥にある部屋、木製の祭壇付近で手に入ります。終盤なので、まず通常版のズブル-19を使い、後でラットキラーを試すことになります。
使ってみた感想
ズブル-19は、使いやすいサブマシンガンです。50発マガジンのおかげでフルオートを長めに撃っても余裕があり、近距離でミュータントを相手にするときも弾切れをあまり気にせず押し切れます。2.1kgと軽いので普段から持ち歩きやすく、防具貫通2.7のおかげで装備の整った人間相手にもそのまま使えます。終盤まで持っていけるSMGとして気に入っています。
使ってみると良さは分かりやすいです。最高連射でも、最高貫通でもありません。でも50発入る。軽い。1発20ある。貫通2.7もある。何かを我慢して使う必要がほとんどありません。AKM-74U譲りの見た目に、Bizonらしい巨大なヘリカルマガジン。そこへゲームでは優秀な性能まで付いてきます。ズブル-19は、サブマシンガンを最後まで使いたいなら一度は触っておきたい1丁です。
