「ARev」の固有版のアサルトライフル。アップデート2.0で追加された。
イェーガーブリック
イェーガーブリックの詳しい説明
射撃精度を高める改造が施されたARevの派生型。8倍照準器、しっかり構えられる重めのストック、1:8のライフリングピッチを持つ強化バレル、そしてサイレンサーを備え、精密射撃に最適な構成を実現している。

イェーガーブリック(Jagerblick)は、アサルトライフルARevのユニーク版です。無料アップデート2.0で追加された武器なので、有料DLC『Cost of Hope』を持っていなくても入手できます。8倍スコープとサプレッサーを最初から載せた、精密射撃用のライフルです。本体はタンカラーで、通常版とはひと目で見分けられます。
通常版との一番の違いは、フルオートを外して単発だけにした代わりに、一発の威力を大きく上げたことです。ダメージは16から30へほぼ倍になり、貫通も2.6から3.0へ上がっているので、防具を着た相手にも通常版よりしっかり通ります。値段も通常版のちょうど倍です。
| 項目 | ARev | イェーガーブリック |
|---|---|---|
| ダメージ | 16 | 30 |
| 貫通 | 2.6 | 3.0 |
| 連射速度 | 732rpm | 732rpm |
| 最適射程 | 30m | 30m |
| 最低威力保持 | 70% | 70% |
| 装弾数 | 30発 | 30発 |
| 射撃モード | 単発/フルオート | 単発のみ |
| 重量 | 3.25kg | 3.90kg |
| 基本価格 | 27,000 | 54,000 |
最適射程は通常版と同じ30mです。8倍スコープが付いていても射程の数値は伸びておらず、一発ごとの威力と貫通で戦う銃です。重量も3.90kgまで増えているので、フルオートで撃ちながら敵へ詰めるより、遮蔽物から頭を狙って一発ずつ撃つ使い方が合っています。
元ネタのHK433
元になった実銃は、ドイツのHeckler & Koch(H&K)が2017年に発表したHK433です。5.56×45mm NATO弾を使う小銃で、H&Kがそれまで作ってきたG36とHK416の特徴を組み合わせています。見た目はCZ BREN 2にも少し似ていますが、レシーバーやハンドガードの形はHK433と一致します。
上側に長いレールを持つ角張ったレシーバーと、モジュール式のハンドガードが特徴です。銃身やストックは用途に合わせて替えられ、銃身の長さも複数あります。作動はショートストローク式のガスピストンと回転ボルトの組み合わせです。
変わっているのは、マガジンの操作系を選べることです。HK416やAR-15に慣れた射手には押しボタン式、G36やG3、MP5に慣れた射手にはパドル式を用意しています。それまで使っていた銃に合わせて、同じHK433の操作を変えられます。
イェーガーブリックは、このHK433を長距離射撃に振り切ったような一挺です。タンカラーの本体に長いスコープ、太いストック、サプレッサーを組み合わせた姿は、突撃銃というよりマークスマンライフルに近くなっています。
HK433の開発史
HK433が生まれた背景には、ドイツ連邦軍のG36の後継選びがあります。G36は1990年代に採用された主力小銃で、樹脂部品を多く使った軽い銃でした。2010年代に命中精度をめぐる議論が起き、ドイツ軍は新しい小銃を選ぶ競争を始めます。HK433は、この後継選びに出すためにH&Kが作った候補でした。

ところが、H&Kはもう一つの候補としてHK416も持っていました。HK416はAR-15系の操作を受け継いだ小銃で、HK433はG36系の操作にも合わせた独自の機関部を持ちます。同じ会社の銃でも、向いている方向が少し違っていました。
ドイツ連邦軍が新しい制式小銃に選んだのはHK416A8で、G95という軍用名が付いています。HK433はG36を置き換えるために作られながら、標準小銃の座をHK416に譲った銃です。
その後もHK433系の開発は続き、.300 Blackout弾を使うHK437が生まれました。短い銃身で消音器を付けて使う派生型で、ドイツ軍の特殊部隊向けG39にもつながっています。G36ほど歴史は長くなく、HK416ほど採用実績も目立ちませんが、H&Kの新しい世代の小銃として製品の系列を広げています。
旧作での扱い
イェーガーブリックも、ベースのARevも、旧三部作には登場しません。『Call of Pripyat』が2009年の作品で、HK433の発表は2017年なので、当時はまだ無かった小銃です。
H&Kの武器そのものは、シリーズに昔からあります。クラスターファックのベースのAR416はHK416がモデルで、G36系のGP37も登場しています。イェーガーブリックはそこへHK433系を新しく加えた武器で、旧作から名前を引き継いだGP37などと違い、2.0で新しく入ったARevの派生型です。
ゲームのモデルと実銃の違い
外見で一番目立つのはストックです。通常版ARevとは違い、Magpul PRS系の大きな精密射撃用ストックが付いています。PRSはPrecision Rifle Stockの略で、頬を当てる部分の高さと、肩当てまでの長さを調整できます。スコープをのぞいたときに頭の位置を安定させるためのストックで、イェーガーブリックも、この重めのストックと強化した銃身で精度を高めた銃という設定です。
ハンドガードはH&KのHKey系です。HKeyは細長いハンドガードに専用の取り付け穴を並べ、必要な位置に短いレールを足す方式で、実銃のHK433もHKeyとM-LOKのハンドガードを用意しています。イェーガーブリックの部品の中では、ハンドガードが元のHK433と一番まっすぐにつながっています。
スコープはStorm Falcon 8Xという、ゲームだけの名前の8倍スコープです。実銃のHK433にも大型の可変倍率スコープを載せる構成があり、その姿を借りています。サプレッサーも同じで、特定のメーカーの形ではなく、HK433に消音器を付けた姿として作られています。
アタッチメントと改造
入手した時点で8倍スコープとサプレッサーが付いています。普通のARevを拾ってから狙撃用の装備を買いそろえる手間が無く、最初から精密射撃向けの構成で使えます。
ただし、フルオートには戻せません。近距離で何人かに囲まれると単発しか撃てないのがかなり響きますし、8倍スコープは室内で相手を探すには倍率が高すぎます。主武器にするなら、近距離用の武器を別に持っておきましょう。
入手場所
イェーガーブリックはプリピャチで拾えます。クエストの報酬ではなく、探索で直接手に入る武器です。
- プリピャチの集合住宅へ行き、建物の東側に回る
- 壁の壊れた所から建物の中へ入る
- 部屋のドアの上にある棚を見上げる
銃は床や机の上ではなく、ドアの上の棚に置かれています。普通に部屋を歩いていると視界に入らないので、部屋に入ったら一度上を見ておきましょう。
デューティーとフリーダムのどちらを選んでも取れます。ただ、プリピャチはゲームの後半に行く地域なので、普通にストーリーを進めていると手に入るのは遅めです。
ほかのユニーク版
ARevには、イェーガーブリックのほかに『Cost of Hope』のユニーク版が2丁あります。
ライヒトフックス(Leichtfuchs)は、ウッドランド系の迷彩とSIG MCX系の折りたたみストックを組み合わせたモデルで、通常版より少し軽い3.10kgです。ワルシャワ(Warszawa)は、HK433系の本体を5.45×39mm弾に変え、ロシア系のアクセサリーを付けた変わり種です。
3丁の中で、狙撃向けに作り替えたことが一目で分かるのはイェーガーブリックです。ほかの2丁はDLCの武器ですが、イェーガーブリックは無料アップデートの武器なので、DLCが無くても取れます。
海外での評価
海外の掲示板では、イェーガーブリックはクラスターファックとよく比べられています。どちらも5.56mm級のライフルを長距離向けにした銃で、スコープで敵の頭を狙う役割が似ています。頭を撃ったときの火力と貫通を高く見る声が多く、クラスターファックを長く使ってきた人が、後半にイェーガーブリックへ乗り換える使い方もよく挙がります。照準の揺れを抑える技術者の改造と組み合わせる人も多くいます。
一方で、手に入るのが遅すぎるという声もあります。クラスターファックは早い段階で使えますが、イェーガーブリックはプリピャチまで行かないと取れず、そのころにはほかの強い武器も手元にあります。8倍スコープでは次の敵へ照準を移すのが遅いので、通常のARevやカーロドに低倍率スコープを付けたほうが速いと言う人もいます。
遮蔽物から一人ずつ頭を撃つなら、イェーガーブリックの威力と貫通が生きます。敵が近づいてきたり、短い時間で何人も相手にしたりするなら、フルオートで撃てる通常のARevのほうが柔軟です。後半の撃ち合いで頭を狙う役は、近距離用の武器と分けてこの銃に任せましょう。









