VSヴィンターをもとにした予約特典のアサルトライフル。エディションには連動しない。
ベテラン
ベテランの詳しい説明
なんとしてもやり遂げてやる。自分の家を買うんだ… 川の近く、森の外れに。もう放射線も、ケダモノも、イカれた変人どもともおさらばだ。

ベテラン(Veteran)は、VSヴィンターをベースにした予約特典のユニーク武器です。9×39mm弾、10発マガジン、内蔵サプレッサーとスコープという基本構成はVSヴィンターそのまま。通常版との大きな違いは、使い込まれた専用外装とストックに取り付けられたガイガーカウンターです。
ただし、性能面では少し残念なところがあります。発売当初は通常のVSヴィンターより0.5kg重く、アップデート1.6で重量こそ同じになりましたが、現在もレーザーデジグネーターの改造がありません。さらに武器価格が少し高いため、修理代も通常版より高くなります。
ゲーム内説明は印象的です。「なんとしてもやり遂げてやる。自分の家を買うんだ…川の近く、森の外れに。もう放射線も、ケダモノも、イカれた変人どもともおさらばだ」。公式の予約特典紹介でも、ほぼ同じ文章がそのまま使われています。誰の銃だったのかまでは説明されませんが、長いゾーン暮らしから足を洗おうとしていたストーカーの持ち物だった、と読める内容になっています。
元になった実銃

ベースになったVSヴィンターと同じく、元ネタはソ連で開発されたVSS Vintorezです。9×39mmの亜音速弾と大型の一体型サプレッサーを組み合わせた特殊用途の銃で、『S.T.A.L.K.E.R. 2』ではVSヴィンターの名前で登場します。通常は10発マガジンを使い、ゲーム内では20発の大容量マガジンへ交換することもできます。実銃そのものについては通常のVSヴィンターの記事で詳しく触れているので、ベテランの見どころは、むしろ外装のほうです。

VSヴィンターとの見た目の違い
見た目は凝っています。通常のVSヴィンターが比較的素のVSSに近い外観なのに対して、ベテランは木製ストックに青いテープが巻かれ、サプレッサーには迷彩柄のカバーが追加されています。金属部も黒一色ではなく、使い込まれた感じです。そして一番目立つのが、ストックに埋め込まれた小型のガイガーカウンター。公式の宣伝画像でもはっきり見えます。これが実際に放射線量を表示してくれたら面白かったのですが、ゲーム中では装飾です。非機能のガイガーカウンターとして扱われています。
予約特典武器は色違いに近いものもありますが、ベテランは細かい小物まで作り替えられているので、見た目については力が入っています。個人的には通常のVSヴィンターよりこっちのほうがゾーンに馴染んでいて好きです。
基本性能
| 項目 | ベテラン | VSヴィンター |
|---|---|---|
| 使用弾薬 | 9×39mm | 9×39mm |
| ダメージ | 35 | 35 |
| 貫通 | 2.0 | 2.0 |
| 連射速度 | 667RPM | 667RPM |
| 最適射程 | 15m | 15m |
| 威力保持率 | 90% | 90% |
| 装弾数 | 10発 | 10発 |
| 射撃モード | 単発/フルオート | 単発/フルオート |
| 重量 | 3.20kg | 3.20kg |
| 耐久指数 | 1257 | 1257 |
| 価格 | 22,700 | 21,000 |
現行データでは、主要な射撃性能は通常のVSヴィンターと同じです。注意したいのが重量です。古い一覧には、今も3.7kgと出ていることがあります。これは古いデータで、発売当初のベテランは通常版より0.5kg重い状態でした。アップデート1.6で重さが調整され、今は3.2kgです。このため、古い資料だけを見ると現在のゲームと数字が合いません。
通常のVSヴィンターとの性能差
射撃性能だけ見れば、ほぼ同じ銃です。ダメージ、貫通、連射速度、射程、装弾数、耐久性は同値。以前あった重量差も修正されました。ところが、ベテランには通常のVSヴィンターで追加できるレーザーデジグネーターのアップグレードがありません。この違いは発売直後から指摘されており、アップデート2.0環境でも残っていることが確認されています。
レーザーがなくても中距離からスコープで頭を狙う使い方なら、それほど困りません。ただ、VSヴィンターはフルオートも使えるので、レーザーを付けて近距離にも対応できるのが便利です。通常版なら遠距離用の静音ライフルとして使いつつ、急に敵が詰めてきたら腰だめ寄りの戦闘にも持ち込めます。その選択肢がベテランにはありません。レーザーが使えないので、通常版へ戻す人もいます。さらに価格はベテランが22,700、通常版が21,000。武器価格が高いぶん、修理費もベテランのほうがやや高くなります。発売当初にあった重量の不利は消えましたが、性能面で通常版を上回る部分はありません。ここは惜しいところです。
アタッチメントと改造
ベテランはVSヴィンター用のPSO 4Xスコープ、POS 8Xスコープ、20発の大容量マガジンに対応します。標準の10発マガジンは、フルオートで使うにはやはり少なめです。20発マガジンを手に入れると扱いやすくなります。本体の改造についても大半はVSヴィンターと共通で、反動低減や照準安定、移動時の照準性能などを伸ばせます。一方、前述のレーザーデジグネーターだけはベテランでは追加できません。専用のガイガーカウンターに何らかの機能や隠し性能があるという情報はありません。見た目のための装備です。
入手方法
ベテランは予約しただけでインベントリへ直接入る武器ではありません。予約特典の権利を持っている状態でサイドクエスト「求めよ、さすれば見出さん」を開始し、ゾーン内にあるジャーナリストのスタッシュから自分で回収します。ベテランが入っているのは沼地のホロディシチェ集落にあるジャーナリストのスタッシュです。集落にある赤いトラクターから隣の建物の屋根へ上がり、板で塞がれた入口を壊して屋根裏へ入ります。スタッシュの中にはベテランと9×39mm弾が入っています。つまり、ゲーム開始直後にもらえるわけではありません。まずレッサーゾーンのストーリーを進め、外へ出られるところまで進行する必要があります。
予約特典の扱い
ここはデラックスエディションやアルティメットエディションの武器と少し違います。ベテランはエディションの特典ではなく、予約特典として別枠です。Standard、デラックス、アルティメットのどれを買ったかは関係なく、発売前に予約していれば、ベテラン、ツーリストスーツ、専用バックパック、追加のキャンプファイアコンテンツが付属しました。どのエディションでも受け取れます。逆に言えば、アルティメットエディションを現在購入しても、それだけでベテランが付くわけではありません。モデルコンペティターやMargach D12MTはアルティメットエディションの特典ですが、ベテランはそこには含まれていません。予約特典は、発売後に買った人には配られません。
PC/Xbox版では2024年の発売前予約、PS5版では2025年11月20日の発売前予約が対象でした。PS5版についてもGSCは改めてベテランを予約特典として案内していました。現時点で、通常の新規購入でベテランを追加取得できるという公式案内はありません。公式サイトには古いPS5の予約案内が残っていますが、PS5版はもう発売されているので、ページが更新されていないだけです。少なくとも、現在購入すれば予約特典が付くという根拠にはできません。
実際の使い勝手
銃そのものはVSヴィンターなので、使い勝手は良いです。サプレッサーが最初から付いていて、9×39mm弾の一発もそこそこ重く、反動も小さい。単発で頭を狙っていけば、人間相手の静かな戦闘では頼れます。VSヴィンターを数十時間使い続けているプレイヤーもいて、低反動と素早い追撃を評価する声があります。
問題はベテランだから強いわけではないこと。現在は重量まで通常版と同じになったので、少なくとも昔のような露骨な重量ペナルティはありません。それでもレーザーが付かず、修理費も少し高いので、性能だけ考えると通常のVSヴィンターを選んだほうが自由度があります。アップデート2.0後にも、この点はそのままです。
それでも使いたくなる理由は、やっぱり見た目です。くたびれた木製ストック、青いテープ、迷彩のサプレッサーカバー、ストックに押し込まれたガイガーカウンター。長年ゾーンを生き延びてきた人間の私物っぽさがよく出ています。性能差を付けすぎて予約者だけ得をする武器にしなかった、と考えれば分からなくもありません。ただ、通常版より改造の幅まで狭くする必要はなかった気はします。ベテランは強化版VSヴィンターではなく、見た目を大きく作り替えた予約者向けのVSヴィンター。今の性能なら、この理解が一番近いと思います。









