「ASラヴィナ」の固有版のアサルトライフル。
トロフィー
トロフィーの詳しい説明
平凡なストーカーが、とある熟練傭兵との戦いでこの特殊なアサルトライフルを入手した。傭兵が身につけていた経験は、早死にするのを防ぐには不十分だったようだ。

トロフィー(Trophy)は、9×39mm弾を使うASラヴィナのユニーク版です。
通常のASラヴィナから威力や連射速度が大きく上がった武器ではありません。むしろ中身はほとんど同じで、主な違いは最初から近距離向けのコリメーターサイトを装備していること、耐久性が高いこと、専用の外観を持つことです。現行データではダメージ、貫通、連射速度、射程、装弾数は通常版と同じになっています。ただ、この赤点サイトがASラヴィナとよく合います。もともとASラヴィナは軽く、消音器を内蔵し、9×39mm弾をフルオートで撃てる中近距離向けの銃です。そこへ倍率のない照準器を載せたトロフィーは、敵を見つけてすぐ頭へ合わせ、そのまま数発撃ち込む使い方がしやすくなっています。
ゲーム内説明は「平凡なストーカーが、とある熟練傭兵との戦いでこの特殊なアサルトライフルを入手した。傭兵が身につけていた経験は、早死にするのを防ぐには不十分だったようだ」となっています。誰だったのか、どこで戦ったのかまでは語られません。名前の通り、倒した傭兵から持ち帰った戦利品らしい一丁です。
元になった実銃

ベースのASラヴィナと同じく、モデルになっているのは旧ソ連で開発されたAS Valです。AS Valは9×39mm弾と銃身一体型の大型サプレッサーを組み合わせた特殊用途の自動小銃で、近い設計を持つVSS Vintorezと多くの部品を共有します。『S.T.A.L.K.E.R. 2』ではAS ValがASラヴィナとして登場し、トロフィーはそこからさらに手を入れた個体という扱いです。ASラヴィナそのものについては別記事で詳しく触れているので、トロフィー固有の部分を中心に見ていきます。

トロフィーの見た目
トロフィーは、通常の黒いASラヴィナと比べると見分けやすいです。一番目立つのがサプレッサーなどに巻かれた黄土色のテープ。ハンドガードも暗い緑系になり、上にはコリメーターサイトが載っています。サイドマウント側にアダプターを追加してKobra系の赤点照準器を載せた構成として紹介されています。通常版が工場出荷状態に近い黒一色なのに対し、トロフィーは持ち主が現場で使い込んでいた感じが強め。ユニーク武器らしさがあります。
基本性能
| 項目 | トロフィー |
|---|---|
| 武器種 | アサルトライフル |
| 使用弾薬 | 9×39mm |
| ダメージ | 20 |
| 貫通 | 2.8 |
| 連射速度 | 667RPM |
| 最適射程 | 15m |
| 最低威力保持率 | 90% |
| 装弾数 | 20発 |
| 射撃モード | セミオート/フルオート |
| 重量 | 2.50kg |
| 耐久指数 | 1508 |
| 基準価格 | 45,300 |
アップデート2.0以降の解析データでは、現在の性能は上記のとおりです。最新のパッチ2.0.6はクラッシュ修正が中心で、武器性能の変更はありません。価格は表記による差が大きく、発売初期は29,500、現在は45,300です。ダメージなどの性能はほぼ変わっていませんが、価格の古い情報を現在値として使わないよう注意してください。
通常のASラヴィナとの違い
| 性能 | ASラヴィナ | トロフィー |
|---|---|---|
| ダメージ | 20 | 20 |
| 貫通 | 2.8 | 2.8 |
| 連射速度 | 667RPM | 667RPM |
| 最適射程 | 15m | 15m |
| 威力保持率 | 90% | 90% |
| 装弾数 | 20発 | 20発 |
| 重量 | 2.50kg | 2.50kg |
| 耐久指数 | 1257 | 1508 |
| 基準価格 | 26,000 | 45,300 |
つまり、攻撃性能はほぼ同じです。トロフィーだから敵が一発少なく倒せる、連射が速い、射程が伸びる、といった分かりやすい強化はありません。その代わり耐久指数が1257から1508へ上がっています。単純計算なら通常版より約20%長く撃てるので、長時間探索するなら地味に差が出ます。発売当時のゲームデータでも通常版が最大耐久2250、トロフィーが2700となっており、耐久性の高さ自体は初期からトロフィーの特徴だったようです。
そして、もう一つがサイトです。トロフィーには近距離向けのコリメーターサイトが標準装備されています。発売当初は通常のASラヴィナに同じような赤点サイトを付けられなかったため、これだけでもトロフィーを選ぶ意味がありました。ただしアップデート2.0では照準器まわりにも変更が入っています。現行環境では通常のASラヴィナ側も以前より等倍照準器を使いやすくなっており、発売当初ほど「トロフィーでなければ赤点を使えない」という差は大きくありません。そのため今のトロフィーは、ASラヴィナをそのまま上回る銃ではなく、耐久性を上げて専用サイトと外観を持たせたユニーク仕様です。
コリメーターサイト
トロフィーの使いやすさを一番変えている部分です。ASラヴィナはもともとPSO 4XやPAO 2Xといった倍率付き照準器を使える銃ですが、9×39mmと667RPMのフルオートを活かすなら、10〜30m程度で素早く頭を狙える等倍サイトもよく合います。通常版で倍率サイトを載せると少し狙撃寄りになるのに対し、トロフィーは最初から近距離戦へ振っています。遠距離まで一丁で済ませたいなら、倍率を選べる通常のASラヴィナのほうが便利です。トロフィーは等倍サイトとの組み合わせが気持ちよく決まる一方、サイトの自由度では通常版に負けます。そこがこの武器の惜しいところです。
弾薬
使用するのはASラヴィナと同じ9×39mm弾です。9×39mmはVSヴィンターなどでも使う弾で、貫通力を確保しながら消音武器を運用できるのが強みです。一方、5.45×39mmほど雑に拾える弾ではありません。大量にフルオート射撃すると在庫とクーポンを大きく食います。トロフィー自体が2.5kgと軽いので、弾を多めに持っても装備重量は抑えやすいのですが、運用コストまで軽いわけではありません。9×39mmを十分確保できるようになってから使うと、快適さが増します。
通常は20発ですが、ASラヴィナ用の大容量ASラヴィナマガジンにも対応し、30発まで増やせます。バーントフォレストのヘリコプター基地などで入手できます。20発でもセミオート中心なら困りません。ただ、トロフィーは赤点サイトを使って近距離でフルオートするのが気持ちいい銃なので、30発化との相性はいいです。マガジンを撃ち切るまで敵を追いかけ回すような武器ではありませんが、20発から30発になるだけで複数人を相手にしたときの余裕は大きく変わります。
改造
トロフィーはASラヴィナ系の改造を利用できます。関連する設計図はボルトロックラグ調整とラバーレイヤーです。ボルトロックラグ調整はバーントフォレストの豚農場、ラバーレイヤーはケミカルプラントのアグロプロム工場にあります。アップデート2.0ではトロフィーに存在していたチークパッド改造が削除されました(公式パッチノートに記載)。またアップデート2.0ではASラヴィナ自体のダメージ補正と貫通補正にも調整が入っています。発売初期の記事とは、現在の使用感が違う場合があります。
入手方法
トロフィーはケミカルプラント南部、軍事倉庫の西側にある小さな仕掛けから入手できます。クエスト報酬ではなく、フィールドに隠されたユニーク武器です。普通に棚を探しても出てきません。仕掛けを解く必要があります。
軍事倉庫西側の丘へ向かいます。円筒形のコンクリート製構造物がいくつか並んでいる場所です。壊れて開いている構造物を探します。近くには死体と手榴弾が置かれており、これが解き方のヒントになっています。壊れた構造物の内部へ手榴弾を投げ込みます。爆発すると周囲で連鎖的に爆発が起こります。別の構造物が開くので、中を確認します。青い金庫があり、その中にトロフィーと物資が入っています。
いかにも『S.T.A.L.K.E.R.』らしい隠し方です。発売直後は構造物の隙間から強引に取得できたという報告もありましたが、その後は仕掛けを解かなければ取れないよう修正されたようです。現在は素直に手榴弾を投げたほうが確実です。ストーリーを大きく進めなければ入れない場所ではないため、レッサーゾーンを出たあとケミカルプラントまで足を伸ばせば比較的早い段階から狙えます。
使い勝手
トロフィーは派手にステータスが盛られたユニーク武器ではありません。それでも使い勝手はいいです。2.5kgという軽さ、内蔵サプレッサー、20〜30発の9×39mm、667RPMのフルオート、赤点サイトが全部同じ方向を向いています。遮蔽物からリーンして頭を狙い、数発だけ撃って次の敵へ移る。近ければそのままフルオート。この距離なら倍率サイトを覗き込む必要がないので、軽快に立ち回れます。ASラヴィナ自体も、2.0環境で改めて使ってみると優秀な銃です。
反対に弱点は分かりやすく、9×39mm弾の確保とサイトの自由度です。通常のASラヴィナなら倍率付きサイトを使って中距離以遠まで対応できます。トロフィーは近距離寄りの仕様なので、広い場所で細かい敵を拾うなら通常版のほうが扱いやすい場面もあります。ただ、ASラヴィナを近距離寄りで使うならトロフィーはしっくりきます。特に耐久性まで通常版より高いので、単なる色違いユニークではありません。性能そのものを大幅に盛るのではなく、ASラヴィナの軽さと消音性を残したまま、近距離戦で使いやすく仕上げた一丁です。AS Val系の見た目が好きなら、黄色いテープまで含めて気に入る一挺です。









