入ったものを別の場所へ転送する。接触そのものに害はない
空間アノマリー
空間アノマリーの詳しい説明
抜け方
入る前にセーブする。奈落だったらロードでやり直せる/長距離をまたぐものは数か所だけ。位置を覚えると移動の近道になる

空間アノマリー(Wormhole)は、触れた人や物を一瞬で別の場所へ移す、珍しいアノマリーです。スペースアノマリーやテレポートアノマリーとも呼ばれます。
見た目は、空中に穴が開いたような空間のゆがみです。青白い光や渦が見えるものもあり、まわりの景色が引き伸ばされたように見えます。ほかのアノマリーと大きく違うのは、触れてもダメージを受けないことです。焼けも感電も押しつぶされもせず、中へ入った瞬間に別の場所へ飛ばされます。
ただし、安全とは限りません。飛ばされた先が崖の下や谷底で、そのまま落ちて死ぬものもあります。危ないのは入口ではなく出口です。初めて見る空間アノマリーに入るときは、直前にセーブしておきましょう。
出口が安全なものは便利です。ザトンと沼地のように地域をまたいでつながるものもあり、場所を覚えれば長い移動の近道になります。
基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 空間アノマリー(Wormhole) |
| 別名 | スペースアノマリー、テレポートアノマリー |
| 区分 | 空間 |
| 危険度 | 条件つき即死 |
| 見た目 | 空中に開いた穴、空間の歪み、渦のようなもの |
| 挙動 | 接触した対象を別地点へ瞬時に転送する |
| 直接ダメージ | なし |
| 本当の危険 | 転送先が崖下や奈落の場合、そのまま落下死する |
| ボルト | 無効。作動停止や安全時間は作れない |
| 主な出現場所 | ザトン、沼地、冷却塔、SIRCAA関連施設など。数は少ない |
| 長距離転送 | 一部に存在。地域間ショートカットとして利用可能 |
| 主な対処 | 初見はセーブ。転送先を確認済みの個体だけ移動に使う |
| 旧三部作 | 『Clear Sky』と『Call of Pripyat』に登場 |
飛ばされ方と危なさ
空間アノマリーに待ち時間はありません。中へ入ると画面がゆがみ、次の瞬間には別の場所にいます。SIRCAAの話のメインクエスト「進歩の鍛冶場」では、この仕組みを大きく使います。最初の空間アノマリーへ飛び込むと別の廃施設へ移され、ハーマン教授を追ってもう一度入ると、ボアやミュータントのジャイアントがいる場所へ少しずつ続けて飛ばされ、最後に施設の外へ戻されます。1つの空間アノマリーが、いくつもの場所を順につなぐこともあります。
ボルトを投げても、止まって安全になることはありません。避けるか、入るかのどちらかです。出口の分からない空間アノマリーにボルトを投げても、安全かどうかは分かりません。危ないのは入口ではなく、その先です。
一度「触っても体力が減らない」と分かると、気軽に飛び込みたくなります。でも、飛ばされた先が空中や崖の下で、そのまま落ちて死ぬものがあります。アノマリーのダメージは0でも、結果は即死です。落下を受け止めるピローと違い、空間アノマリーは落ちる場所そのものを急に変えます。見覚えのない空間アノマリーなら、セーブしてから入りましょう。安全な場所に出たら覚えておき、崖の下に出たらロードします。冷却塔の下、崖の近く、屋根の上、高台のように、高さの大きく違う場所へ飛ばすものもあります。
使える空間アノマリー
分かりやすいのは冷却塔です。ファイアワールのある大きな冷却塔の南に、はしごを組んだ足場があり、登った先に空間アノマリーがあります。飛び込むと、冷却塔の上の外周の通路へそのまま移ります。普通には登れない高さなので、この空間アノマリーがエレベーターの代わりです。帰りのワープはありませんが、上から下を見ると落下を受け止めるピローがあり、そこへ飛び降りれば無傷で戻れます。
長い移動に使えるのは、ザトンと沼地をつなぐものです。ザトン南の古いはしけ船のそばにある空間アノマリーへ入ると沼地へ移り、沼地の漁村の建物の上にあるものへ入ると、ザトンの古いはしけ船を見下ろす場所へ移ります。この2つはパッチ1.2で足されたもので、ザトンと沼地を結ぶ近道になっています。お金を払ってガイドに運んでもらうファストトラベルと違い、ゲームの中にあるアノマリーをそのまま使う移動です。ロストクからガーベジへ飛ぶものもありますが、地域をまたぐものは数か所しかありません。
「進歩の鍛冶場」の空間アノマリーは、自由に使う近道ではなく、ストーリーで決まった場所へ運ぶ仕掛けです。最初の空間アノマリーを抜けると簡単には戻れないので、飛び込む前にロッカールームのSSP-99 エコロジストを取っておきましょう。ハーマン教授を追う場面では、飛ばされた先のミュータントから普通にダメージを受けます。
空間のアノマリーには、大きく2つの形があります。入った瞬間に別の場所へ移すこの空間アノマリーと、どこへ歩いても同じ場所へ戻されるミストのような空間のループです。今作では、移動は空間アノマリー、ループはミスト、と分かれています。
出現する場所は、古いはしけ船(ザトン)と漁村(沼地)、冷却塔(ファイアワール近くの足場から上へ)、「進歩の鍛冶場」(ストーリーで何か所も続けて移る)、ロストクからガーベジへ、などです。全部覚える必要はなく、よく行き来する地域のものだけ覚えれば十分です。
旧三部作との関係
初代『Shadow of Chernobyl』に、空間アノマリーはありません。本格的に出てくるのは『Clear Sky』からで、別の場所へ移すものと、人を閉じ込めるもの(スペースバブル)の両方がありました。今作に近いのは、コルドンの鉄道橋の空間アノマリーです。崩れた鉄道橋の上から入ると、線路の東の端にある、正面からは入れないトンネルの中へ移ります。地元のストーカーたちは、ここにゴミを投げ込んでトンネルの中で拾っていました。
赤い森では、人を閉じ込める空間アノマリーが話の中心になります。フォレスターは、昔自分がその中に閉じ込められ、中で見つけた珍しいアーティファクト「コンパス」で抜け出したと話します。『Clear Sky』のメインストーリーでは、傭兵の部隊もこの中に閉じ込められ、フォレスターのコンパスで抜け出すと、リマンスクへの道が開きます。リマンスクにも空間アノマリーがたくさんありますが、こちらは触れると橋のそばまで戻される罠です。
今作にいちばん近いのは、『Call of Pripyat』の焼けた農場です。ザトンの焼けた農場の東、崖の近くにある空間アノマリーへ飛び込むと、南の台地へ一瞬で移ります。ノアに案内されて崖から飛び降りる場面は、知らなければ死ぬ場所で、知っていれば近道になるという点で、今作の空間アノマリーとほぼ同じです。同じ所から戻れない一方通行な点も似ています。ヤノフ近くの冷却塔には、タチェンコ将軍の部隊を閉じ込めていた空間アノマリーもありました。
なぜ入口と出口がつながるのか、なぜ一方通行のものがあるのかは、旧作から今作まで説明されていません。
パッチでの修正
パッチ1.2(2025年2月13日)で、古いはしけ船と漁村に空間アノマリーが足されました。空間アノマリーは発売のときに置かれたままではなく、あとから新しい近道が増えています。触れたものを決まった場所へ飛ばす仕組みは、今も変わっていません。
使い方
初めて見る空間アノマリーは、次の順で使いましょう。
- 入る前にセーブします。
- 周囲を見て、入口へ戻れる場所か確認します。
- ボルトで止めようとはせず、そのまま中へ入ります。
- 転送直後は動かず、まず足元を確認します。
- 崖下や落下途中なら、間に合わないことが多いのでロードします。
- 安全な場所なら、入口と出口を覚えます。
- 長距離ショートカットなら、マップ上のランドマークとセットで覚えます。
- 一方通行の可能性があるので、帰路も別に確保してから使います。
特に4番目が大事です。飛ばされてすぐ前へ走ると、その先の別のアノマリーや崖に入ってしまいます。まず足元を見ましょう。
遭遇したときの注意
見たことのない空間アノマリーへ、セーブせずに飛び込まないでください。触っても痛くなかったから安全、とは言えません。出口を見るまで結果は分かりません。一方通行にも気をつけましょう。冷却塔のように上へ行けても帰りは別の道のものがあり、「進歩の鍛冶場」も入ると簡単には戻れないので、要る物を取ってから入ります。地域をまたぐ空間アノマリーは、覚えておくと移動が楽になります。









