塔の内部で炎の渦が膨張と収縮を繰り返す
ファイアワール
ファイアワールの詳しい説明
抜け方
東側のはしごから足場へ登る/炎が縮む周期を数え、縮んだ隙に梁を渡る/熱防護のスーツと火傷を止める薬を持っていく

ファイアワールは、冷却塔の内部で巨大な炎の渦が膨張と収縮を繰り返す熱性のアーチアノマリーです。冷却塔の中央には常に火柱が立っており、一定の周期で熱の範囲が外側まで広がります。熱が届いた足場や鉄骨は赤熱し、その上にいると火傷ダメージを受けます。
普通のバーナーとは違い、ボルトで止めて通ることはできません。冷却塔の外周から足場へ登り、炎が縮んだ時間だけ梁やパイプを渡り、安全な場所で次の周期を待つのが基本です。最深部まで進むと、アーチアノマリー固有のアイテムである不思議な木の実(Weird Nut)を回収できます。
基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | ファイアワール(Fire Whirl) |
| 区分 | アーチアノマリー/熱性 |
| 危険度 | 高 |
| 場所 | 冷却塔(冷却塔)の北東側にある冷却塔内部 |
| 見た目 | 冷却塔中央に立つ巨大な炎の渦 |
| 挙動 | 炎と熱の範囲が周期的に膨張と収縮を繰り返す |
| 被害 | 火傷。熱が広がった足場も危険になる |
| ボルト | 攻略には使わない |
| 固有アイテム | 不思議な木の実(Weird Nut) |
| 基本的な抜け方 | 炎が収縮した直後に次の安全地点まで進み、膨張中は止まる |
| 推奨装備 | 熱防護の高いスーツ、熱防護アーティファクト、回復薬 |
| 旧三部作 | ファイアワールそのものは登場しない |
仕組みと周期
中央の炎が大きくなると、その周囲へ熱が広がります。炎が強まると危険範囲が冷却塔の大部分まで広がり、熱は鉄骨や足場まで伝わって床や梁を赤く焼きます。パイプもオレンジ色に熱せられ、冷えると色が戻ります。自分がこれから踏む梁が赤くなっているかで判断しましょう。しばらくすると収縮して外周の足場が冷え、その後また熱が広がります。ブルバと少し似ていますが、ブルバが遮蔽物を使う攻略なのに対し、ファイアワールでは足場そのものが安全になった時間を使って進むのが違いです。
周期はおよそ40秒で、そのうち安全に動ける時間はおよそ20秒から1分です。秒数は目安で、足場が赤熱する、冷える、という見た目で判断しましょう。炎が広がっている間は安全な場所で待ち、足場の赤熱が消え始めたら走り、次の安全地点へ着いたらまた止まります。
抜け方
外周側には熱が届きにくい場所があり、中継地点として使えます。冷却塔の壁際へ寄れば中央の炎から離れられ、一度反対側の安全地点まで移動して次の収縮を待てます。一度の収縮で不思議な木の実まで全部走ろうとせず、外周、梁、安全地点、次の梁、と分けましょう。次に止まれる場所を決めずに走り出すと危険です。
ルートには細いパイプ、梁、壊れた足場、隙間を飛び越える場所があり、複数回のジャンプが必要な区間もあります。炎が引いた瞬間に反射的に走るより、待っている間に次にどの梁へ乗るのかまで見ておきましょう。
熱防護は直接役立ちます。冷却塔内部へ入る前に上げておきましょう。ジャンプに少し失敗する、梁に引っ掛かる、収縮を見誤る、といった数秒の遅れを耐えるための保険です。足場上で熱が戻ってきた場合、普通のバーナー地帯なら横へ走れますが、梁の上なので進むか戻るしかありません。回復薬もショートカットへ入れておきましょう。ファイアワールは近くにいる間、継続して熱ダメージを受けるので、燃え始めたら無理せず近いほうの安全地点へ戻ります。1周期待てばまた進めます。
不思議な木の実までの進み方
冷却塔の東側へ回り、はしごから上の足場へ登ります。そこから反時計回りに足場を進み、中央の足場へ移ります。まだ中央へ急がず、先に炎の周期を1回見ます。熱が外側まで広がると、これから渡る鉄骨やパイプが赤くなります。赤熱が収まり始めたら移動を始めます。
最初のパイプを渡り、先にあるはしごへ移ります。上へ着いたら外周側を進みます。足場が途切れている場所があるので、炎が引いたからといって全力疾走し続ける必要はありません。安全な外周まで着いたら止まり、もう一度、炎が膨張してから収縮するまで待ちます。次に中央方向へ伸びる梁や足場を渡ります。木製の橋を渡ったあと、さらに金属歩廊と隙間を越えて中央側へ進みます。
不思議な木の実の手前では中央のファイアワールへ近づきます。ここだけは外周と同じ感覚では進めません。中央へ向かう足場の手前で一度待ち、熱が自分の場所まで到達してから引き始めるのを確認し、その熱を追うように進みましょう。炎から逃げるのではなく、引いていく熱の後ろを追いかけることで、次の膨張までの時間をほぼ全部使えます。不思議な木の実は中央の炎に近い壊れた足場の端に、固定された場所として置かれています。
木の実を取ったあとは、回収地点から左側の低い足場や格子へ降り、段階的に下へ降りるルートが使えます。いきなり地面まで飛び降りるのは危険です。足場を1段ずつ使って下りましょう。ここは熱より落下のほうで死にやすいところです。
不思議な木の実
ファイアワールで入手できる固有アイテムが不思議な木の実(Weird Nut)です。ゲーム内説明では、ストーカーたちが焚き火を囲みながら小声で語る伝説的な変異品のひとつで、触ると不気味なほど冷たいとしています。装備すると血液凝固を促進して出血を止めやすくする一方、傷そのものの回復は遅くなります。周囲は鉄骨が赤熱するほどの熱地帯なのに、そこで手に入る木の実は冷たいままです。この仕組みはゲーム内で説明されていません。
パッチ1.3での調整
パッチ1.3(2025年3月19日)では、冷却塔地域のファイアワール周辺で地形や見た目の調整が行われました。同じパッチでは不思議な木の実にも調整が入り、出血が減衰する速度を上げる一方、装備中の回復をさらに遅くしています。それより前の動画で見る性能は、今とは違います。
冷却塔という場所
ファイアワールがある冷却塔地域は、ゾーン北側にあるチェルノブイリ原発周辺の地域です。かつてチェルノブイリ原発第3期建設の象徴だった冷却塔と発電ユニットは、現在は使われず巨大なコンクリート製の冷却塔だけが残っています。ファイアワールは北東側の冷却塔内部にあり、遠くから見ても塔の内側が赤く光っているため場所自体は分かりやすいです。中は鉄骨、パイプ、足場、梁が複雑に残っており、その構造がそのまま攻略ルートになります。冷却塔の内部なので横へ自由に逃げられないのが、普通の熱性アノマリーとの大きな違いです。
冷却塔の外側には別のはしごや空間アノマリーもあります。南側の外部足場には冷却塔上部へテレポートする空間アノマリーがありますが、こちらは別の探索用で、不思議な木の実へ向かうファイアワール内部のルートとは別です。
旧三部作にもファイアワールはあったのか?
ファイアワールそのものは『Shadow of Chernobyl』『Clear Sky』『Call of Pripyat』には登場せず、『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』だけの登場です。ただし、巨大な熱性アノマリー地帯という考え方は旧作からあります。
初代から存在する基本的な熱性アノマリーがバーナーです。平常時は熱で揺れる空気程度しか見えず、人や物が触れると一瞬で高温になって火柱を上げます。作動すると約1500Kまで熱くなります。バーナーは小さな固定アノマリーを1個ずつ避けるものですが、ファイアワールは冷却塔全体を使ったひとつの巨大な仕掛けで、中央の熱源から危険範囲が周期的に広がります。
『Clear Sky』には、ファイアワールに近い大きな熱のアノマリー地帯、フォルトがあります。固まった溶岩の割れ目のように見え、割れ目から強い熱が出て、生き物が入ると火柱が立ちます。同じ『Clear Sky』のシンバイオントは、プサイの場、バーナー、ミートチョッパーが混ざった複合アノマリーです。炎が周期的に膨張して足場を焼く仕組みはありません。
見た目が近いのは『Call of Pripyat』のボルケーノです。プリピャチの古いバスケットボールコートにある熱性アノマリー地帯で、複数の固定バーナーと上下に動くコメットが組み合わされています。ただしボルケーノはファイアワールほど巨大なひとつの炎になっておらず、常時の環境熱もなく、コメットもダメージを与えない演出的なものです。
旧作の熱性アノマリーは、危険な地点を見つけて避けるものでした。バーナーならボルトで作動させる、フォルトなら熱い割れ目を避ける、ボルケーノなら複数のバーナーの間を抜ける、という形です。ファイアワールは中央に巨大な熱源があり、そのひとつのアノマリーが周囲の足場を周期的に危険にするため、どこへ移動するかだけでなく、いつ移動するかまで攻略に入っています。
名前の元は、現実の火災旋風(fire whirl)です。火事の上昇気流とまわりの空気の回転で炎が渦を巻く現象ですが、冷却塔の中になぜこの渦ができたのかは、ゲームの中で説明されていません。









