
そもそもこの警告アイコンは何なのか?
THE FINALS や ARC Raiders を遊んでいると、画面右下(または右端)に赤や黄色の小さなアイコンが突然点滅することがあります。
チュートリアルでもほとんど説明されないので、「なんかエラー?バグ?」と不安になります。
結論から言うと、あれは
今この試合で、どこがボトルネックになっているかを示す“警告ランプ”
です。
Embark公式のヘルプセンターでは「In-Game Warning Icons」という名前でまとめられていて、主に次のような問題を色分けして教えています。
- ネットワーク(回線)が怪しい
- サーバー自体が重い
- 自分のPCの処理が追いついていない
- シェーダーのコンパイルなどで一時的にカクついている
要するに、
「ラグい/カクつく」=全部ひとまとめの“ラグ”ではなくて、どこが原因かをざっくり見分けるためのインジケーターです。
アイコンの種類とざっくり役割
公式の区分だと、だいたいこの6種類に分類されています。
- Packet Loss(パケットロス)
- Server Performance(サーバーパフォーマンス)
- High Latency(高レイテンシ/高Ping)
- High Jitter(ジッターが高い)
- Client Performance(クライアントパフォーマンス)
- Shader Stutter(シェーダースタッター)
ここからは、「それぞれ何が起きていて、プレイヤーの体感としてどうなるか」を中心に説明します。
Packet Loss(パケットロス)アイコン

ネット上で流れているデータは「パケット」という小さな塊で送受信されています。
パケットロスは
その塊が途中で消えている
状況です。
ゲーム上の症状としては、
- 自分や敵がワープしたように見える(ラバーバンド)
- 弾が当たったように見えるのに判定が出ない
- 周囲の状況が、少しまとめて“ドン”と更新される
という、“時々めちゃくちゃになるラグ”という感覚に近いです。
回線側のトラブルなので、基本的には
- Wi-Fi を使っているなら有線にする
- ルーターや ONU を再起動する
- 家の中で重い通信(動画ダウンロードなど)と時間をずらす
といった方向の対処になります。
Server Performance(サーバーパフォーマンス)アイコン

これは自分側ではなく、
マッチしているサーバー側の処理が重い・遅れている
という警告です。
体感としては、
- 自分だけでなくロビー全員が同時にカクつく
- ヒット判定が全員分遅くなる
- 行動全体がワンテンポ遅い
みたいな“試合そのものが重い”状態になります。
ここはプレイヤーからはほとんどどうにもならない領域で、現実的には
- そのマッチを抜けて立て直す
- 時間を置いて再度プレイする
くらいしか選択肢がありません。
High Latency(高レイテンシ/高Ping)アイコン

レイテンシ(Ping)は、
自分のPCからサーバーまで行って帰ってくるまでの時間
です。数字が大きいほど、入力から反映までの遅延が増えます。
高Pingになると、
- 動き出しや射撃が“もっさり”感じる
- 敵に弾を撃っても、当たるタイミングが微妙に遅れる
- 敵の位置情報も遅れて更新されるので、不利な撃ち合いになりやすい
といった“全体的な遅さ”として現れます。
典型的な原因は、
- 遠い地域のサーバーを選んでいる
- VPNやプロキシ経由で遊んでいる
- 裏で配信・動画・ダウンロードなどを走らせている
などです。
High Jitter(ジッターが高い)アイコン

ジッターは Ping の「ブレ幅」です。
平均値は悪くなくても、
20ms → 120ms → 40ms → 150ms…のように数値が暴れている
ときにこのアイコンが出ます。
体感としては、
- 普段は問題ないのに、時々だけラグが爆発する
- 撃ち合い中だけ動きがガタつく
- キャラの動きやアニメーションが一定速度で進まず“ギクシャク”する
という、“安定しないラグ”です。
原因は多くが家庭内ネットワーク側にあり、
- 電波状態が悪い Wi-Fi(壁や電子レンジなどの干渉)
- 同じ回線を複数人で激しく使っている
- ルーターの処理能力不足
などがよくあるパターンです。
パケットロスと同じく、有線接続に変える・ルーターを見直す、といった対応が効果的です。
Client Performance(クライアントパフォーマンス)アイコン

ここからはネットではなく、自分のPCの処理能力の話です。
クライアントパフォーマンスの警告は、
CPU/GPU/メモリなど、PC側の処理が追いついていない
ときに出ます。
症状としては、
- FPS が急に落ちてカクつく
- 画面が小刻みに止まる
- 入力から画面反映までの“重さ”を感じる(でもネットワーク系アイコンは出ていない)
という形で現れます。
公式の説明では、このアイコンは色でも状態を示していて、
- 赤… 30FPS 未満
- 黄… 45FPS 未満
といった目安になっています。
対処はかなり分かりやすくて、
- ゲーム内のグラフィック設定を落とす(影・ポストプロセス・エフェクトなど)
- 裏で動いているブラウザや動画、録画ソフトを止める
- GPUドライバやOSを最新にしておく
- 熱でクロックダウンしていないか(PCが異常に熱くなっていないか)確認する
といったPCチューニング寄りの内容になります。
Shader Stutter(シェーダースタッター)アイコン

シェーダーは、画面のピクセル1個1個に『何色で、どれくらい明るくするか』を指示する超小さいプログラムです。
Shader Stutter の警告アイコンは、
「新しいエフェクトやマテリアルを使う際、そのシェーダーをコンパイル・読み込みしているせいで一瞬カクついている」
ときに出ます。
よく起きるタイミングは、
- 新しいマップに初めて入った瞬間
- 特定のスキルや爆発エフェクトをそのセッションで初めて見るとき
- 大型アップデート直後の“初ログイン”
などです。
一瞬だけフレームが止まる、カメラを振ったときに“コマ落ち”のような引っかかりを感じる、という現象につながります。
対策としては、
- GPUドライバを最新にしておく(シェーダーキャッシュ周りの改善が入ることが多い)
- グラフィック設定を少し落として、ユニークなエフェクトの種類を減らす
- ゲーム本体やシェーダーキャッシュを HDD ではなく SSD/NVMe に置く
といったものが挙げられています。
色について
色の意味はざっくり言うと「どれだけヤバい状態か」を示すメーターです。
ただし、きっちり数値で決まっているのは「Client Performance(クライアントパフォーマンス)」だけで、他は「軽い警告か、ガチで危険か」のランク表示だと思っておいた方が安全です。
- 黄色
- 軽度の問題。プレイは続行可能だが、撃ち合いで少し不利になり得る状態。
- オレンジ
- 中程度。カバーに隠れる・立ち回りを抑えるなど、少し慎重に動いた方がいい。
- 赤
- 重度。
- ネットワーク系(パケットロス/Ping/ジッター)なら、一度安全地帯に退いてから回線や設定を見直すレベル
- サーバーパフォーマンスなら、素直に試合を抜けて別ロビーに行った方がいいレベル
白は回復した合図です。
このアイコンをどう扱うべきか
この警告アイコンは、「バグ表示」ではなく
試合中に簡易診断をしてくれる“チェックランプ”
だと考えると分かりやすいです。
- ネットワーク系アイコン(Packet Loss/High Latency/High Jitter/Server Performance)
- 自分のPC側アイコン(Client Performance/Shader Stutter)
まずどちらが点いているかを見るだけでも、「いまラグいのは自分のせいか、サーバー側か」を判断する材料になります。

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