主人公スキフが最初から持っている、PTMの固有版ハンドガンです。
スキフのピストル
スキフのピストルの詳しい説明
スキフの報酬PTM。やや屈辱的な軍隊への注意喚起が快適でお馴染みの武器となった。

スキフのピストルは、主人公スキフがゲーム開始時から持っている固有のPTMです。使用弾薬は9×18mm、装弾数8発。大容量マガジンを付けると12発まで増えます。性能は、ダメージ30、貫通1、連射速度667rpmです。ここは通常のPTMと同じです。
| 項目 | スキフのピストル |
|---|---|
| 使用弾薬 | 9×18mm |
| ダメージ | 30 |
| 貫通 | 1 |
| 連射速度 | 667rpm |
| 装弾数 | 8発 |
| 大容量マガジン | 12発 |
| 射撃方式 | セミオート |
| ベース武器 | PTM |
では何が特別なのか。撃ってもほとんど壊れず、売れず、捨てられず、ブーラーにも奪われない。この妙な特別扱いが、スキフのピストル最大の特徴です。ゲーム開始時にもらう初心者用の拳銃なのに、最後まで普通に持ち歩けます。むしろ使い込んでいくと、ほかの拳銃へ乗り換える理由を探す方が難しくなってきます。
元ネタはマカロフPM
ベースになっているPTMの実銃は、ソ連のMakarov PM、マカロフPMです。9×18mmマカロフ弾を使う小型の自動拳銃で、ソ連軍や警察向けの拳銃として長く使われました。『S.T.A.L.K.E.R.』シリーズでも初代からPMmの名前で登場している、おなじみの一挺です。
『S.T.A.L.K.E.R. 2』では名前がPTMへ変わりましたが、モデル自体はマカロフPMです。実銃としては、延長されたねじ切り銃身を持つブルガリア製マカロフに近い形とみられます。装弾数も実銃と同じ8発です。ただし拡張マガジンは別。ゲームでは底部を延長した12発マガジンを装着できますが、これは架空の構成です。
普通のPTMと何が違うのか
この点は少し紛らわしいところです。発売直後は、スキフのピストルは通常PTMより高威力という説明が出回っていました。実際、ゲーム内の表示バーを単純比較して、そう紹介されていたこともありました。ただ、PTMもスキフのピストルも、ダメージ30、貫通1です。命中精度や基本的な射撃性能もほぼ同じです。
現在のスキフ銃の強さは、火力を盛った特別仕様というより、PTMの弱点だった維持費と耐久性をほぼ無視できることにあります。通常PTMは耐久値1500で、射撃するたびに消耗します。スキフのピストルも耐久値そのものは設定されていますが、射撃による耐久消費が実質なく、現在の攻略データでは耐久指数が無限として扱われています。なので、まず壊れません。普通の銃なら長時間使うほど修理費が増えていきますが、スキフのピストルはその心配がほぼありません。初心者用どころか、財布にやさしすぎる拳銃です。
重量までほとんどない
重量については、情報によって数字が食い違っています。重さは0kgで、版によっては0.04kgや0.50kgと出ることもあります。そのため厳密な内部値は情報源をまたぐと少し怪しいのですが、少なくともゲーム上ではスキフのピストル本体による重量負担は小さく設定されています。通常PTMは0.5kgです。
しかもスキフのピストルは捨てられません。普通なら、使わない武器を強制的に持たされるのは邪魔です。そこで重量をほぼ消してある、と考えると納得できます。サプレッサーや拡張マガジンを付ければ、そのアタッチメント分の重量は増えます。
軍時代から持っている拳銃
この銃は、単なる初期装備という扱いでもありません。ゲーム内の説明では、スキフが軍務で受け取った記念のPTMで、軍隊を思い出させる少し苦い品でありながら、使い慣れた武器になった、とあります。スキフは軍務経験がある人物で、ウクライナ海兵隊での勤務中に功績を挙げ、その際に記念拳銃を受け取ったという経歴が明かされています。
だからスキフは、この古いマカロフをZoneへ持ち込んでいます。ここはよくできた設定です。ゲーム開始時にたまたま拾った弱い拳銃ではなく、ゾーンへ来る前からスキフが持っていた私物です。ストーリー中のカットシーンでも頻繁に取り出します。
カットシーンではずっと素のマカロフ
プレイヤーがどれだけ改造しても、イベント中のスキフは基本状態のマカロフを使います。大容量マガジンやサプレッサーを付けていても、カットシーンへ入ると標準状態へ戻ります。改造内容に関係なく、イベント用モデルはデフォルト状態になります。さらに、通常プレイ時のモデルにはねじ切り銃身があるのに、カットシーンでスキフが使うマカロフはねじ切りのないモデルになっています。つまりゲーム中には、通常プレイ用のスキフ銃とイベント用のスキフ銃で微妙に違うマカロフが存在しています。細かいところですが、見比べると違いが分かります。
サプレッサーと12発マガジン
スキフのピストルに付けられる主なアタッチメントは、ピストルサプレッサーと大容量PTMマガジンです。大容量マガジンを付けると、8発から12発まで増えます。たった4発と思うかもしれませんが、元が8発なので1.5倍です。使いやすさがはっきり変わります。大容量PTMマガジンは、メインクエスト「七つの封印の後ろに」で入るスフィアのソルダーの部屋にある机で入手できます。もうひとつ、レッサーゾーンの通信ポイントでも入手できます。
サプレッサーも早い段階から手に入ります。ガーベジの拘置所では、メインストーリー中にスターからサプレッサー付きPTMを受け取れるので、そこからサプレッサーを外してスキフのピストルへ移せます。9×18mm弾はZone中でよく拾えるので、サプレッサーと12発マガジンを付けると序盤用拳銃という感じが薄くなります。
改造
技術者による改造も通常PTMとほぼ同じです。銃身内部の錫コーティングでは弾速が20%上昇。そこから追加のライフリング加工へ進むと、徹甲性能を30%上げられます。軽量部品へ交換する改造もあります。スキフのピストルはもともとの重量負担が小さいので、個人的には軽量化より弾道側の改造を進めた方が変化を感じやすいです。
そして9×18mmには徹甲弾のRG028があります。素の貫通1では装甲を着た敵がきつくなってきますが、徹甲弾と改造を組み合わせれば、長いあいだ使えます。それでも正面から胴体へ撃ち続ける銃ではありません。スキフのピストルは、頭を狙ってこそ強いです。
ブーラー相手だと急に特別な強みが出る
そして、この銃には数値表に出てこない妙な強みがあります。ブーラーに奪われません。ブーラーは念力でプレイヤーが持っている銃を引き剥がしてきますが、スキフのピストルはクエストアイテム扱いなので、その対象になりません。この特徴を理由に持ち続けている人も多いです。発売初期にはタイミング次第でブーラーに落とされてしまう不具合もありましたが、パッチ1.2で修正されています。
普段は古いマカロフ。ブーラーが出た瞬間だけ、絶対に手から離れない特殊兵器になります。この仕様のおかげで、終盤になってKora-1911やAPSBを持っていても、スキフ銃だけは残しているプレイヤーがいます。まあ、そもそも捨てられないんですが。
使ってみた感想
スキフのピストルは、発売直後から妙に評価の高い武器でした。2024年末には、重量がほぼなく、弾が安く、修理費もほとんどかからないうえに火力まで高いとして、最初から強すぎるのではないかという声がよく出ていました。その後ピストル全体にバランス調整が入り、現在は通常PTMとの基礎ダメージ差もありません。GSC自身もパッチ1.2でピストルとサプレッサーの再調整を行ったとしています。
それでも評判はあまり変わっていません。スキフのピストルを使い続ける理由としては、安い9×18mm弾、徹甲弾、サプレッサー、拡張マガジン、壊れにくさ、ブーラーに奪われないことがよく挙げられます。一方で、この銃が便利すぎるせいで普通のPTMやほかの拳銃を使う意味が薄い、という不満も昔からあります。これはけっこう分かります。新しい拳銃を拾った、性能を比べる、少し重い、修理費もかかる。そしてインベントリを見ると、絶対に捨てられないマカロフがすでに入っています。結局またスキフのピストルを装備します。
スキフのピストルは、性能だけ見ればただのPTMです。9×18mm、8発、貫通1。後半の拳銃と比べれば、数字だけで圧倒するような武器ではありません。でも、弾はどこにでもある。ほぼ壊れない。重量負担も小さい。12発マガジンとサプレッサーを付けられる。ブーラーにも取られない。しかもスキフがZoneへ来る前から持っていた、自分の拳銃です。『S.T.A.L.K.E.R. 2』では新しい銃を何十挺も拾いますが、カットシーンへ入るとスキフは結局このマカロフを抜きます。最初から持っている初心者用ピストルなのに、ゲームを最後まで遊んでもインベントリから消えない。仕様上もストーリー上も、これがスキフの銃なんだと思います。
この用語が出てくる記事
- 【STALKER2】序盤の進め方|ザリシアでやることと金欠・重量対策
- 【STALKER2】ミュータント全18種の倒し方|体力・弱点・部位の値段
- 【STALKER2】武器一覧|性能とユニーク武器48種の場所
