.308を使うスナイパーライフルです。
M701スーパー
M701スーパーの詳しい説明
ボルトアクションスナイパーライフル。メインランドでは、狩猟やスポーツ目的の民間人用武器に分類されているが、ミュータントハンターやプリピャチを目指すストーカーの間では人気がある。

M701スーパー(M701 Super)は、.308弾を使うボルトアクション式の狙撃銃です。セミオートのSVDM-2やSVU-MK S-3と違って、1発撃つたびにボルトを操作します。連射は遅い。その代わり、1発のダメージは高めです。
ゲーム内の説明では、本土ではスポーツ用として扱われているものの、ミュータントハンターやプリピャチへ向かうストーカーに人気のライフルとのことです。
| 項目 | M701スーパー |
|---|---|
| 使用弾薬 | .308 |
| ダメージ | 160 |
| 貫通 | 3.0 |
| 連射速度 | 29rpm |
| 最適射程 | 28m |
| 最低威力保持 | 55% |
| 装弾数 | 5発 |
| 重量 | 4.50kg |
| 耐久指数 | 405 |
| 基本価格 | 35,000クーポン |
| 射撃モード | 単発 |
ここで少し紛らわしいのが最適射程28mです。これはゲーム内部の威力減衰に使われる数値で、28mを超えたら狙撃できないという意味ではありません。表記によっては射程を5,000という内部値で示している場合もあり、数字の見え方が大きく異なることがあります。HUDの棒グラフをそのまま数値化した表記もあるので、比べるときは同じ基準かどうか確認したほうがいいです。
元ネタのRemington Model 700
M701スーパーの元ネタは、アメリカのRemington Model 700系です。ここははっきりしています。実銃としては、Remington 700にProMag Archangel系ストックを組み合わせたものです。マガジンもAICS系のショートアクション用マガジンを意識した形です。

ただし、上の写真はクラシックな木製ストック仕様。『S.T.A.L.K.E.R. 2』のM701スーパーは現代的なストックへ交換されているので、見た目はだいぶ違います。
Remington Model 700の歴史
Model 700は、Remingtonが1962年に発売したボルトアクションライフルです。設計者としてRemington自身が挙げているのはMike Walker。旧型のModel 721/722から発展したシリーズで、.308 Winchesterも発売当初から用意されていました。この点は、M701スーパーのゲーム内の説明ともつながっています。
Model 700は、最初から軍専用の狙撃銃として作られたものではありません。狩猟や射撃競技向けを含む民間用ボルトアクションライフルの大きなシリーズです。現在まで多くの種類が作られていて、木製ストックの猟銃から、警察向けや現代的なシャーシを付けたモデルまであります。そしてこのアクションを元に、軍用狙撃銃も作られました。有名なのが米陸軍のM24 Sniper Weapon System。こちらもRemington Model 700をベースにしたボルトアクション式の狙撃銃です。
つまりM701スーパーの設定にある、本土ではスポーツ用だけどゾーンでは狙撃銃として人気、という扱いはわりと元ネタに沿っています。民間用ライフルをベースに、ごついストックと光学照準器を載せてゾーンへ持ち込んだ感じです。
旧三部作での扱い
M701スーパーは旧三部作には登場しません。『Shadow of Chernobyl』『Clear Sky』『Call of Pripyat』の正式な武器ラインナップには、Remington 700系のライフルはありません。旧作の狙撃銃はSVD、SVU、VSSなど東側の銃が中心でした。ただし、この点は少し入り組んでいます。『S.T.A.L.K.E.R. GAMMA』などの大型MODではRemington 700系が大量に追加されています。通常型だけでなくArchangelストック仕様まであるので、MODを長く遊んでいると旧作にもあったような気がしてきます。公式シリーズとしては『S.T.A.L.K.E.R. 2』からです。
ゲームモデルと実銃の違い
M701スーパーはRemington 700そのものというより、Remington 700のアクションへ社外品を多く載せたカスタム銃として見ると分かりやすいです。実際のArchangel 700にも、Remington 700ショートアクションを収め、着脱式マガジンを使える製品があります。.308 Winchester系にも対応しています。なので、ゲームだから架空のSFストックを付けた、という感じではありません。現実にもこういう方向のRemington 700があります。
ただし、ゲーム独自の部分もあります。標準のM701スーパーにはStorm Falcon 8倍スコープが固定されていて、通常プレイでは別のスコープへ交換できません。サプレッサーは後付けできます。さらに変なのが、アンダーバレルショットガンのホールメーカー-Lまで付けられること。元ネタはM26 MASS系です。現実のRemington 700で一般的にやる組み合わせではありません。狙撃銃の下にショットガン。だいぶ無茶ですが、ゾーンだと妙に便利です。
.308弾とパッチ1.5の変更
ここは古い記事と現在で結構違います。2025年6月25日のパッチ1.5で狙撃銃用の弾が見直され、M701スーパーは未改造の状態では安価なライトスチールコア弾を使えなくなりました。GSCの公式パッチノートでは、M701スーパー、SVDM-2、SVU-MK S-3について、武器改造なしではsupersonic弾とAP弾のみを使用するよう変更したと説明しています。supersonic弾による武器耐久へのダメージも同時に軽減されています。使える弾は、.308 Match、.308 AP、改造後は.308 Wです。以前の情報を見て、安い.308を大量に持ち込もうとすると「あれ、装填できない」となるので注意です。
アタッチメントと改造
M701スーパーの外付けアタッチメントはシンプルです。付けられるのは、スナイパー用サイレンサーとホールメーカー-Lです。標準の8倍スコープは固定で、別の光学照準器へ付け替えることはできません。
サプレッサーは相性がいいです。1発の威力が高いので、遠距離から人間を狙って数を減らす使い方がしやすくなります。一方のホールメーカー-Lは完全に逆方向。敵に詰められたとき、スナイパーライフルから持ち替えずにショットガンを撃てます。M701+ホールメーカー-Lをそのまま装備構成に入れて使う人もいます。
改造用の設計図もあります。反動を抑える機構の設計図はドゥーガの街のボイラー小屋、グリップ系の設計図はプリピャチのIndustrial Hospital No126南側で確認されています。本格的に改造するならヤニフ駅の技術者ハーピーが対応しています。
入手方法
確実に拾えるM701スーパーは、パン工場の屋上にあります。建物裏側から箱を使って梯子へ飛び移り、屋上まで上がると、遺体の近くにM701スーパーがあります。ただし屋上にはコントローラーがいるので、銃だけサッと拾って帰る場所ではありません。地域名については資料で少し食い違います。古い攻略ではヤニフ Regionのパン工場と表記されていますが、現在の装備ガイドではジュピター – パン工場として掲載されています。場所そのものは同じパン工場です。
買うこともできます。STCマラカイトのヴィクトリア・ドロジニュクと、ヤニフ駅のレックで販売されることがあります。常に店頭に並ぶわけではありません。ロストクのアリーナでもM701スーパーを使う場面がありますが、こちらは第3戦用に支給される装備です。普通の入手方法として数える銃ではありません。
ユニーク版キャバリエ
ユニーク版にはキャバリエ(Cavalier)があります。基本はM701スーパーですが、8倍スコープを外して等倍のコリメーターサイトを固定した、変わった仕様です。この照準器はSIG Sauer Romeo3XL系です。つまり、ボルトアクションの.308狙撃銃を近距離で使おう、という銃です。どうしてそうなった、という一挺ですが、詳しくは別記事で扱います。
使ってみた感想
M701スーパーは今でも人気の高い銃です。「どの狙撃銃がいい?」という話でもM701スーパーを挙げる人が多く、一発の重さを理由に使っている人が目立ちます。SVUと比べても、.308 APで敵を1発ずつ落としていく感覚は独特で、Master難易度で使うとその威力に驚きます。ただし、何発で倒せるかは難易度、命中部位、敵の種類で変わるので、M701なら○○を必ず1発とは言い切れません。
不満もだいたい決まっています。5発しか入らない、連射が遅い、スコープを交換できない、.308弾があまり多く売られていない。マガジンやスコープの選択肢を増やしてほしいというのが正直な感想です。.308自体も5.56mmや5.45mmほど気軽に拾える弾ではありません。
M701スーパーは雑に撃つ銃ではありません。遠くに人影が見えたら止まって、スコープを覗いて、1発撃つ。ボルトを引いて、次を探す。このテンポが好きなら気持ちいいです。逆に、敵が5人も6人もまとめて来ると、途端につらくなります。そこをホールメーカー-Lで無理やり補えるのが、『S.T.A.L.K.E.R. 2』のM701スーパーらしいところだと思います。
