【Fallout: New Vegas】B42 FireMode解説

B42 FireMode は、フルオート武器にセミ・バースト・フルの切り替えと、“一発目だけめちゃ当たる”補正を足すMODです。

B42 Recoil や Weapon Inertia が「撃ち味」「振り回し方」をいじるなら、FireMode は「トリガーの切り方」と「当たり方」をいじる担当です。

何をしているMODか

やっていることは大きく二つです。

1. フルオート武器に発射モード切替を追加
   セミオート（単発）／3点バースト／フルオートを、武器ごとに切り替え可能にする。
2. First Shot Precision（ファーストショット精度）
   撃つのを一瞬やめてから撃ち直した“一発目”だけ、かなり正確に飛ぶ補正を入れる。

どちらも ESP ではなく NVSE ScriptRunner ベースで動いていて、武器のレコードは直接いじりません。
ESPless なので、ロードオーダーを圧迫しないのもいい点。

セレクティブ・ファイア（発射モード切替）

対象は「フルオート対応武器」です。
サービスライフルみたいなバニラから既にセミオートの銃は対象外です。

モードは三種類。

• A：フルオート
• B3：3点バースト
• S1：セミオート

巨大カテゴリのBig Guns（ミニガン、火炎放射器、ショルダーマシンガン系など）は負荷と挙動の都合で除外されています。

モード切替で変わるのは「連射の仕方」だけではありません。

• 3点バースト
  • 弾の拡散（スプレッド）がだいたい 35％減る
  • 武器の耐久ダメージも、通常より約 25％軽くなる
• セミオート
  • スプレッドがだいたい 60％減る
  • 耐久ダメージも約 50％軽くなる

数字は作者の説明そのまま。制御して丁寧に撃つほど弾もよくまとまり、銃も長持ちする設計のようです。

逆にフルオートのまま撃ち続けると、今まで通りブレも大きいし、耐久もそれなりに減るので、
「落ち着いて点で撃つか、雑に面で撒くか」をちゃんと選択させる仕様になっています。

First Shot Precision（最初の一発だけ高精度）

こっちが FireMode のもう一つの目玉です。

• 射撃を一息おいた後の“一発目”だけ、命中精度を大幅アップ
• スプレッドをがっつり絞るので、「狙って撃てば当たる」感覚になる
• 製作者いわく100％命中ではないが、デフォより約 85％分くらい精度を盛っている

“一息おいた”としてカウントされるのは、例えばこんなタイミングです。

• 一定時間トリガーから指を離していた
• ダッシュやスプリント後に撃ち始める
• リロード後の一発目
• 武器をしまってから構え直した一発目 など

しかもこの精度補正は「全部の武器」に乗ります。

• ピストル
• ライフル
• フルオート武器
• スラグ弾を使っているショットガン など

全部、「一発目」をしっかり当てやすくする方向に補正されます。

ただし重要なポイントが二つあります。

• 補正が入るのはプレイヤーだけ
  NPCが同じ武器を持っていても、急にレーザービームにはならない
• V.A.T.S. には一切いじらない
  通常射撃だけに効くので、他のVATS調整MODとも干渉しにくい

要するに「落ち着いて狙って引き金を絞れば、ちゃんと当たる」をゲーム側で再現する仕組みです。

操作方法とUI表示

• キーボード
  • デフォルト：K キーで発射モード切替
• コントローラー
  • 照準（LT/L2）を押しながら、十字キー左で切替

いまどのモードかは、HUD右下の弾丸アイコンで判別します。

• 弾丸1個：セミオート
• 弾丸3個：3点バースト
• 弾丸4個：フルオート

そもそも対応していない武器は、このアイコン自体が出ません。
つまり「アイコンが出るかどうか」で、この銃にセレクティブ・ファイアが実装されているかどうか一目で分かる構造になっています。

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必須MOD

• xNVSE（最新）
• JIP LN NVSE Plugin 57.21以降
• JohnnyGuitar NVSE 4.93以降
• ShowOff xNVSE 1.75以降
• UIO 2.30以降

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ALT版（スプレッドに触らない版）

Files タブに0.37bALTという代替版があり、こちらは

• セレクティブ・ファイア機能だけ持っている
• スプレッド（集弾性）には一切手を出さない

という仕様になっています。Dynamic Weapon Spread など、別のスプレッド調整MODと併用したい人向けです。

「弾のまとまり方」は他の武器バランスMODに任せて、FireMode には“モード切替と一発目補正だけをやらせる”構成にしたいなら、このALT版を選ぶのが安全です。