「ARev」の固有版のアサルトライフル。Cost of Hopeで追加された。
ワルシャワ
ワルシャワの詳しい説明
旧ワルシャワ圏の標準弾薬用に改造されたARev。旧式化したAKM-74系統およびその同時期製品の代替として、東側諸国への輸出用に提供された。新型であるため、まだ普及は進んでいない。

ワルシャワ(Warszawa)は、DLC『Cost of Hope』で追加されたARevのユニーク版です。ARev系で一番変わっているのが使う弾で、見た目はARevなのに、東側で広く使われてきた5.45×39mm弾を撃ちます。
40発マガジン、サプレッサー、コリメーターサイト、フォアグリップも最初から付いたカスタム品です。ゲーム内では、旧ワルシャワ条約機構の国々で使われてきた弾に合わせ、AKM-74系の後継として東側へ売り込むために作られた銃という設定です。
| 項目 | ワルシャワ |
|---|---|
| ダメージ | 16 |
| 貫通 | 2.6 |
| 連射速度 | 732rpm |
| 最適射程 | 30m |
| 装弾数 | 40発 |
| 使用弾薬 | 5.45×39mm |
| 射撃モード | 単発/フルオート |
| 重量 | 3.80kg |
| 基本価格 | 54,900 |
ダメージや貫通は通常のARevと同じで、変わったのは弾と装備です。40発マガジンのおかげで、敵が何人もいる場面でもリロードまでに撃てる数に余裕があります。最適射程は30mで、コリメーターサイトが付いていることもあり、遠くを狙う精密射撃より、建物の中や遮蔽物の多い場所での中近距離戦に向いています。
元ネタのHK433
元ネタは、ドイツのHeckler & Koch(H&K)が2017年に発表したHK433です。H&Kは、同じ会社のG36とHK416の長所を組み合わせた新しい世代の銃として送り出しました。
角張った上部レシーバー、長いトップレール、細身のハンドガード、折りたたみ式のストックが外見の特徴です。チャージングハンドルはAR-15系のように後ろから引く形ではなく、レシーバーの側面にあり、G36に慣れた射手にも扱いやすい配置です。作動はショートストローク式のガスピストンと回転ボルトで、単発とフルオートを撃てます。
操作系を替えられるのも特徴です。HK416やAR-15に慣れた射手にはボタン式、G36やMP5に慣れた射手にはパドル式を用意していて、それまで使ってきた銃に合わせて操作を選べます。輸出向けのライフルというワルシャワの設定には、この作り替えやすさがよく合っています。
ただし、実物のHK433は5.56×45mm NATO弾を使う銃で、マガジンも10発、20発、30発です。5.45×39mm弾と40発マガジンは、ゲームだけの仕様です。
HK433の開発史
HK433の背景には、ドイツ連邦軍で長く使われてきたG36の後継選びがあります。G36は1990年代に、G3から小口径弾の銃へ移るときに採用されたアサルトライフルで、樹脂部品を多く使った当時としてはかなり新しい歩兵用ライフルでした。その後の任務では、光学照準器やアクセサリーへの対応、操作系、長い期間の運用など、求められる条件が変わっていきます。

H&KはHK433で、G36の操作のしやすさとHK416で磨いた構造を組み合わせました。銃身の長さや操作系を替えられる作り、左右どちらからも扱える操作部、工具なしで分解できる構造を盛り込み、部隊や任務に合わせて組み替えることを考えています。発表のころから、5.56mm以外の口径を含むライフルの系列も構想にありました。口径を替えて売り込むワルシャワの設定は、この構想をゲームの中で広げた形です。
HK433はG36の後継候補でしたが、ドイツ連邦軍が選んだのは同じH&KのHK416 A8でした。2022年12月にH&Kが採用を発表し、2025年にはG95A1とG95KA1という軍用名で最初の発注を受けています。
名前の由来
Warszawaは、ポーランドの首都ワルシャワをポーランド語で書いた名前です。ゲーム内の説明に出てくる旧ワルシャワ圏は、冷戦時代のワルシャワ条約機構の国々のことです。1955年にワルシャワで条約が結ばれてできたソ連中心の東側の軍事同盟で、ポーランド、東ドイツ、チェコスロバキア、ハンガリーなどが加わり、1991年に解体されました。
ポーランドは冷戦の後にNATOへ加わり、今のポーランド軍は5.56×45mm NATO弾を使う国産ライフルのMSBS Grotを採用しています。名前はポーランドの首都でも、ワルシャワの元ネタはGrotではなくHK433です。銃の形はHK433系で、名前と5.45mm弾が旧東側とのつながりを表しています。
旧作での扱い
ワルシャワは旧三部作から続く銃ではなく、元のHK433も旧三部作のころにはまだありませんでした。旧作の銃を新しいモデルに置き換えたUDPコンパクトなどとは、出どころが違います。
一方、使う5.45×39mm弾はシリーズでおなじみの弾です。旧作にはAK-74系のライフルや短い銃身の型が出てきて、ソ連系の銃を使うストーカーにとって身近な弾でした。今作ではAKM-74SやAKM-74Uがその役を引き継いでいます。ワルシャワは、この昔からの5.45mm弾を、新しい西側のライフルで撃てるようにした銃です。
ゲームのモデルと実銃の違い
一番大きな違いは5.45×39mm弾です。5.45×39mmはソ連がAK-74用に採用した小口径弾で、5.56×45mm NATO弾とは薬莢の形も寸法も違い、同じマガジンや薬室では撃てません。実銃で同じことをするなら、銃身、薬室、給弾の仕組みまで作り替えることになります。
装備は、ロシア系のアクセサリーで固めてあります。コリメーターサイトは、レンズ越しに照準点を見て狙う光学照準器で、倍率付きのスコープと違って中近距離ですばやく狙うのに向きます。銃口には大きなサプレッサー、ハンドガードにはフォアグリップが付いています。実物のHK433もHKeyやM-LOKのハンドガードで装備を足せ、サプレッサーを付けたときに合わせて調整できるガスシステムも持っています。こうしたカスタムとの相性はよい銃です。
アタッチメントと改造
入手した時点で、サプレッサー、コリメーターサイト、フォアグリップ、40発マガジンが付いています。これが通常のARevとの大きな違いで、拾ってすぐ中近距離で戦えます。サプレッサーを付けているので、発砲音を抑えた戦闘にも向いています。
5.45mm弾を使うAKM-74SやAKM-74Uを主力にしているなら、弾薬を一つにまとめられます。ARev系を使いたいけれど5.56mm弾を別に持ち歩きたくない人にも合っています。逆に、5.56mm弾が余っているなら、無理にワルシャワへ乗り換えなくてもかまいません。数字より弾薬の相性で選ぶユニーク武器です。
入手場所
ワルシャワは、『Cost of Hope』のメインクエスト「精神の破壊力」で手に入ります。冒頭の分岐でズールー側を選ぶと、ワルシャワを受け取れます。マフカ側を選んだ場合は、別のユニーク武器クラッパーのほうへ分かれるので、1周で両方は取れません。取りたいなら、分岐の前にセーブを残しておきましょう。
このクエストには後半にも大きな選択があります。ワルシャワが決まるのは冒頭でどちらと行動するかの選択で、終盤の勢力の分岐とは別です。
配信直後には、ズールーから一緒に渡される弾が5.45mmではなく5.56mm AP弾になっている不具合がありました。弾が合わずに撃てないときは、5.45×39mm弾を用意しましょう。
ほかのユニーク版
ARevのユニーク版には、ワルシャワのほかに、無料アップデート2.0で入った精密射撃向けのイェーガーブリックと、同じDLCで軽さと取り回しを重視したライヒトフックスがあります。5.45×39mm弾を使うのはワルシャワだけで、見た目が似ていても、使う弾や最初から付いている装備はそれぞれ違います。
海外での評価
海外の掲示板では、イェーガーブリックとワルシャワを使い分けているという声があり、DLCで増えたARev系を主力にしている人もいます。
一方で、改造には不満の声があります。通常のARevでは技術者に銃身の威力を上げてもらえるのに、ワルシャワでは同じ改造を選べない、銃身の下のグレネードランチャーも付けられない、という指摘です。完成したカスタム武器として使うなら便利ですが、通常版を細かく強化していきたい人には、この自由の少なさが引っかかります。
AKM-74系の弾を使い続けながら、新しいHK433系のライフルを主力にしたい人に向いた一挺です。









