「AR416」の固有版のアサルトライフル。
身元不明のストーカーのAR416
身元不明のストーカーのAR416の詳しい説明
ポピーフィールドで見つかったAR416アサルトライフル。前の持ち主は武器を大切に扱い、滅多に手放すことはなかったようだ。

身元不明のストーカーのAR416(Unknown Stalker’s AR416)は、AR416をベースにしたユニークアサルトライフルです。5.56×45mm弾を使い、最初からタクティカルフォアグリップが付いています。レッサーゾーンのサイドクエスト「ポピーフィールド」で手に入り、序盤から西側製のアサルトライフルを使えるのが魅力です。
ゲーム内の説明は「ポピーフィールドで見つかったAR416アサルトライフル。前の持ち主は武器を大切に扱い、滅多に手放すことはなかったようだ」です。ところが実際にポモルから受け取る銃は傷んでいて、耐久度は10%しかありません。大切に扱われていたはずの銃がなぜここまで傷んでいるのか、前の持ち主が誰だったのかも分からない、少し妙なところまで印象に残る銃です。
| 項目 | AR416 | 身元不明のストーカーのAR416 |
|---|---|---|
| 使用弾薬 | 5.56×45mm | 5.56×45mm |
| ダメージ | 16 | 16 |
| 防具貫通 | 1 | 1 |
| 連射速度 | 750RPM | 750RPM |
| 装弾数 | 30発 | 30発 |
| 射撃モード | 単発/フルオート | 単発/フルオート |
| 固定装備 | なし | タクティカルフォアグリップ |
通常のAR416との違いは、フォアグリップが最初から固定されていることだけです。このグリップは外せず、反動を10%減らします。ダメージ、防具貫通、射程、装弾数、基本の耐久値は通常のAR416と同じで、名前付きの武器だからといって隠れた火力の補正はありません。最初からフォアグリップを付けたAR416、と考えると分かりやすい銃です。
本体の重さは3.7kgで、価格は通常のAR416が14,000、身元不明版が18,800です。固定のグリップを含めると重さは4.2kg前後になり、価格の表示も変わります。
750RPMのフルオートでは、反動が減る分だけ連射しながら敵を追いやすく、中距離で何発も当てたいときに役立ちます。ただ防具貫通は1のままで、敵の装甲が強くなる後半は火力不足を感じやすくなります。
元ネタのH&K HK416A5
元ネタは、ドイツのHeckler & Koch(H&K)が作るHK416系のアサルトライフルで、外見はHK416A5系に近い形です。

HK416はアメリカのM4カービンによく似ていて、伸縮式のストック、独立したピストルグリップ、上面の照準器用レールといった配置はM4系を受け継いでいます。違うのは中身です。M4系は発射ガスの一部をボルトキャリアへ直接導いて動かしますが、HK416は銃身の上のガスピストンで動かすショートストローク方式です。機関部へ流れ込むガスが減るので、汚れがたまりにくくなっています。HK416A5では、操作系や銃床、ガスの調整機構にも手が入りました。
身元不明版で一番目立つのは、銃の下から突き出た縦型のフォアグリップです。実銃でも使われる装備で、ハンドガードの下を握って銃を支えたり、構えを変えたり、銃を体へ引き付けたりするのに使います。ハンドガードはアクセサリー用のレールを備えたHK416系の外装で、側面と下面にレールを持つ形は初期のHK416でもよく見られました。縦型のグリップはH&K純正のほか、Knight’s ArmamentやB&Tなどのメーカーもレール用の製品を出しています。
HK416の開発史
HK416が生まれたきっかけは、アメリカの特殊作戦部隊が使っていたM4/M16系ライフルの改良です。当時のM4は軽くて扱いやすく、アメリカ軍で広く使われていましたが、過酷な環境での信頼性や、サプレッサーを付けたときの汚れのたまり方には改良の余地がありました。
H&KはG36などで培ったガスピストンの技術を使い、M4系の操作感を残したまま作動方式を変えました。開発の初めはHKM4と呼ばれ、のちにHK416になります。

最初に採用したのは2007年のノルウェー軍です。その後、フランス軍やオランダの特殊部隊などにも広がりました。HK416A5はこのシリーズの改良型で、左右どちらの手でも扱いやすい操作系や、サプレッサーへの対応が特徴です。オランダでは特殊部隊のKCTやMARSOFがHK416A5を使っています。ゲームでは序盤から手に入るAR416ですが、実銃は各国の特殊部隊が使ってきたライフルです。
旧作での扱い
身元不明のストーカーのAR416は『S.T.A.L.K.E.R. 2』で加わったユニーク武器で、通常のAR416も旧三部作にはありませんでした。旧作で近い立ち位置だったのは、旧三部作の3作すべてに登場した5.56×45mm弾のTRs 301です。元ネタはアメリカのZ-M Weaponsが作ったLR 300系です。旧作では傭兵などが使う西側の銃で、サプレッサーや照準器を付けられるところも今作のAR416と似ています。旧作のTRs 301が担っていた役を、今作ではAR416が引き受けた形です。
ゲームのモデルと実銃の違い
外見はHK416A5系に近いものの、細かい所は違います。ゲームのAR416の連射速度は750RPMですが、今H&Kが出しているHK416の仕様は850発/分です。ゲームのほうが、毎分100発ほど遅めです。
実銃のレール用のフォアグリップは、必要に応じて付け外しします。身元不明版では外せない固定の装備で、通常のAR416との差を残すためのゲームの仕様です。反動を10%減らすという効果も、グリップの働きを数値にしたものです。ストックはHK416/M4系の伸縮式に近く、銃身も特別な物には替わっていません。実銃のHK416には短い銃身から長めの銃身まで仕様がいくつもあり、軍や警察が用途で使い分けています。標準的なHK416系に縦型のフォアグリップを付けた姿です。
アタッチメントと改造
改造は通常のAR416と同じ系統で、銃身、ストック、グリップなどを強化でき、大容量のAR416マガジンも使えます。反動の軽減はフォアグリップで最初から得られているので、改造では精度や射程の強化を先に選ぶと扱いやすくなります。装弾数を増やせば、750RPMのフルオートでもリロードの回数を減らせます。あとからサプレッサーやスコープ、グレネードランチャーも載せられるので、直しさえすれば普通のAR416と同じように育てられます。
入手場所
ザリシアのミティヤイからサイドクエスト「ポピーフィールド」を受けて、ポピーフィールドへ向かいます。ミティヤイが探している宗教画を見つける依頼です。赤い花が一面に広がる場所で、長くとどまると眠気に襲われるので、用が済んだら早めに離れましょう。ここにはポモルという人物が住んでいます。
宗教画を見つけたら、ミティヤイへ返さずにポモルへ渡すと、報酬として身元不明のストーカーのAR416を受け取れます。ただ耐久度は10%で、序盤の資金では修理費も軽くありません。耐久度の低い銃は、撃っている途中で弾が詰まりやすくなります。手に入れてすぐ主力にできるご褒美の銃ではありません。
ポモルからAR416を受け取ったあと、ポモルを倒して宗教画を取り返し、ミティヤイへ届けることもできます。両方の報酬が手に入りますが、ポモルを殺すことになります。普通に進めるなら、宗教画をどちらへ渡すかの選択です。ポモルが先に死んでしまって銃を受け取れないこともあるので、取引の前にセーブしておきましょう。
ほかのAR416のユニーク版
AR416系には、ほかにもユニーク版があります。クラスターファックは精密射撃向けに改造したAR416系で、長距離戦を意識した仕様です。SOFMODも、見た目が大きく変わる改造版です。身元不明版はこれらに比べて変わった所が少なく、追加の装備は固定のフォアグリップだけです。名前の特別感に比べると、性能は通常のAR416とほとんど変わりません。
海外での評価
海外の掲示板では、評価は厳しめです。一番の不満は修理費で、通常のAR416より修理費が高く、わざわざこのユニーク版を選ぶ理由は薄いという声が多く、通常版にグリップが付いただけという意見もあります。一方で、スコープや大容量マガジンを付けて使い続けている人もいます。
問題は銃の強さより、手に入れたときの状態です。耐久度10%で渡されるうえ、序盤は5.56×45mm弾も集めにくく、修理して弾をそろえるころには別の使いやすい銃が手に入りがちです。早くからHK416系を使いたいなら選んでよい銃ですが、急いでお金をかけるより、保管箱に入れておき、余裕ができてから直すほうが扱いやすいでしょう。









