「AKM-74U」の固有版のサブマシンガン。
スピットファイア
スピットファイアの詳しい説明
マシンガンの連射速度と、アサルトライフルに通常見られる精度を組み合わせたコンパクトな護身用武器。

スピットファイア(Spitfire)は、AKM-74Uをベースにしたユニーク武器です。
ゲーム内説明は「マシンガンの連射速度と、アサルトライフルに通常見られる精度を組み合わせたコンパクトな護身用武器」となっています。見た目は使い古された短いAKですが、中身は通常のAKM-74Uから大きく手が入っています。防具貫通は1から2、装弾数は30発から40発、連射速度は667RPMから732RPMへ上昇。ダメージ自体は19のままなので、単純な高威力版というより、AKM-74Uの弱かったところをまとめて補ったモデルです。しかも置いてある場所が、あのストレロクの古い隠れ家。ここまで来ると、ただの性能違いユニークでは終わりません。
基本性能
| 項目 | AKM-74U | スピットファイア | Special |
|---|---|---|---|
| 使用弾薬 | 5.45×39mm | 5.45×39mm | 5.45×39mm |
| ダメージ | 19 | 19 | 19 |
| 防具貫通 | 1 | 2 | 1 |
| 連射速度 | 667発/分 | 732発/分 | 667発/分 |
| 装弾数 | 30発 | 40発 | 30発 |
| 最適射程 | 13m | 16m | 13m |
| 重量 | 2.7kg | 2.7kg | 2.5kg |
| 射撃モード | セミ、フル | セミ、フル | セミ、フル |
AKM-74Uとスピットファイアの現在の比較値はこの通りです。AKM-74Uは防具貫通1、スピットファイアは2。マガジン容量は30発から40発へ増え、発射間隔も0.09秒から0.082秒へ短縮されています。
スピットファイアの防具貫通は2です。通常版と内部値を比べても、ここは明確に強化されています。価格はアップデートで変わることがありますが、この銃の違いを見るなら、貫通、連射速度、装弾数、射程の4つを見たほうが分かりやすいです。
元になった実銃

ベースのAKM-74Uについては別記事で詳しく触れていますが、元になっているのはソ連製のAKS-74U系です。AK-74を大幅に短くした5.45×39mm弾仕様のカービンで、短い銃身と折り畳み式ストックを持つ小型のAKです。ただし『S.T.A.L.K.E.R. 2』のAKM-74Uは、実銃のAKS-74Uをそのまま再現しているわけではありません。5.45×39mm用のマガジンを使う一方、ストックはAKMSに近い下折り式になっており、実銃として見ると少し変わった組み合わせです。これは通常版でも同じなので、スピットファイアだけの特徴ではありません。

通常のAKM-74Uとの違い
一番大きいのは防具貫通です。通常のAKM-74Uは防具貫通1。序盤では問題ありませんが、防具を着た人間が増えてくると急に苦しくなります。スピットファイアはここが2になっています。ダメージは19のままでも、防具を相手にしたときの通り方は大きく変わります。防具貫通が単純に倍になっているのが、この銃の一番分かりやすい強化点です。
さらに連射速度が667発/分から732発/分へ上がっています。数字だけだと小さな差に見えますが、AKM-74Uは近距離でフルオートを浴びせる使い方が多いので、この変更は相性がいいです。40発マガジンと合わさることで、通常版より長く撃ち続けられます。発射間隔も0.09秒から0.082秒へ短縮。最適射程も13mから16mへ伸びています。
そして装弾数。通常版は30発ですが、スピットファイアは専用の40発マガジンを使います。通常のAKM-74Uには45発のAK系拡張マガジンを付けられないため、この40発は分かりやすい特徴です。この専用マガジンだけでも持っておきたくなるくらい便利です。要するに、AKM-74Uのダメージそのものは変えず、貫通、連射、装弾数、射程をまとめて底上げしたモデルです。
見た目
見た目も通常版とは結構違います。スピットファイアは木製のハンドガードとピストルグリップを使い、ずいぶん昔のAKらしい姿になっています。特に目立つのが40発の金属製マガジンです。このマガジンは、旧三部作のAKMSUが使っていた7.62×39mm用スチールマガジンに似ています。ゲーム内では5.45×39mm弾を撃っているので、実銃として見ると少し妙な組み合わせです。
ただ、ここは意図的なデザインに見えます。初代『Shadow of Chernobyl』では、ゲーム中のAKM-74/2Uは5.45×39mm弾を使うのに、モデルには7.62×39mm系のマガジンが付いていました。またプリレンダームービーでは、木製ハンドガードの短いAKをMarked Oneが使用しています。スピットファイアは、その昔の見た目をかなり意識した武器です。
ストレロクの銃なのか
ここは面白いところです。ゲーム内説明には、ストレロクの名前は書かれていません。ただしスピットファイアが置かれているのは、アフロプロム地下に残っているストレロクの古い隠れ家です。そこには2017年3月3日付のストレロクの録音も残されています。
さらに見た目も、初代『Shadow of Chernobyl』のムービーでストレロクが使っていた短いAKを思わせる作りです。置かれている場所と外見から、ストレロクのAKM-74Uを『S.T.A.L.K.E.R. 2』向けに作り直した武器です。初代から遊んでいると、この銃は性能よりそっちのほうが嬉しかったりします。
Specialとの違い
AKM-74Uには、もう1丁ユニーク版のSpecialがあります。こちらは方向性が全然違います。Specialは通常版とダメージ、貫通、連射速度、装弾数がほぼ同じで、代わりにサプレッサーとコリメーターサイトを装備した特殊仕様です。見た目にもPBS系サプレッサー、Kobra系サイト、ワッフル型マガジンが付いています。
つまりSpecialは便利装備付きのAKM-74U。スピットファイアは本体性能を強化したAKM-74Uです。正面から撃ち合うなら、貫通2、40発、732RPMのスピットファイアの差がそのまま結果に出ます。Specialはサプレッサーとサイト込みで使える点が強みです。しかもSpecialはかなり早い段階から取れるのに対し、スピットファイアはメインストーリーを進めてから手に入ります。この点は少し惜しいところです。スピットファイアを拾う頃には、カーロドやドニプロなどもっと上のクラスの武器も候補に入ってきます。
入手方法
スピットファイアは、メインクエスト「過去の栄光を求めて」で訪れるアグロプロム地下にあります。場所はケミカルプラント地域のアグロプロム工場地下、ストレロクの古い隠れ家です。
地下を進んでいくと、大きな配管がある区画に出ます。その脇から入れる通路を進み、黄色いはしごを上った先の部屋へ入ると、机の上にスピットファイアがあります。黄色いはしごを上がったあと右側の扉へ入る形です。クエスト報酬として自動的にもらえる武器ではないので、部屋に入ったら机の上から忘れずに拾います。ストレロクの隠れ家自体が旧作ファン向けの場所になっているので、スピットファイアだけ取ってすぐ出るのは少しもったいない場所です。
スピットファイアの評価
スピットファイアは、AKM-74Uが好きなら使いやすい銃です。通常版の弱かった防具貫通を補いながら40発撃てるので、近距離での扱いやすさは明確に上がっています。一方で、入手時期が遅いのは弱点です。見つける頃にはすでにカーロドなど上位の武器を使っていて、今さら乗り換えなくてもいいという場面は普通にあります。
武器単体で見れば、通常AKM-74Uよりはっきり使いやすいです。特に貫通2と40発はしっかり差になります。ただ、手に入るタイミングを考えると、純粋な戦力目的だけで乗り換える武器ではありません。その代わり、ストレロクの古い隠れ家から、初代のムービーを思わせる短いAKを拾うという部分がいいです。性能以上に、シリーズ物らしいユニーク武器です。









