9x19mmを使うサブマシンガンです。
バイパー5
バイパー5の詳しい説明
高精度かつコンパクトなサブマシンガン。各国の即応部隊や、ゾーン内のほぼすべての勢力によって愛用されている。

バイパー5(Viper-5)は、9×19mm弾を使う軽量なサブマシンガンです。元ネタはドイツのHeckler & Koch MP5系。『S.T.A.L.K.E.R.』では旧三部作から登場している、おなじみの武器でもあります。
ゲーム内説明は「高精度かつコンパクトなサブマシンガン。各国の即応部隊や、ゾーン内のほぼすべての勢力によって愛用されている」です。この説明は実銃のMP5ともよく合っています。MP5は警察や即応部隊向けの9×19mmサブマシンガンとして使われ、クローズドボルトとローラーディレイド・ブローバック方式を採用しています。扱いやすさと精度の高さで知られる銃です。ただし、『S.T.A.L.K.E.R. 2』のバイパー5は現代のMP5をそのまま再現したモデルではありません。旧作の少し変わったMP5を、今作でも忠実に引き継いでいます。ここがこの銃の持ち味です。
基本性能
| 項目 | バイパー5 |
|---|---|
| 種類 | サブマシンガン |
| 使用弾薬 | 9×19mm |
| ダメージ | 19 |
| 貫通 | 1.0 |
| 連射速度 | 732RPM |
| 最適射程 | 12m |
| 距離減衰後の最低威力 | 45% |
| 装弾数 | 30発 |
| 射撃モード | 単発/3点バースト/フルオート |
| 重量 | 2.5kg |
| 耐久指数 | 1,630 |
| 基本価格 | 3,000 |
連射速度は732RPMです。ゲーム内で見かける丸めた数値ではなく、内部値を基準にしています。
性能だけ見ると、そこまで派手ではありません。貫通1.0は後半のSMGと比べると低く、装甲を着た相手が増えてくると苦しくなります。一方で30発入り、2.5kgと軽く、9×19mm弾を使い、単発、3点バースト、フルオートまでそろっています。序盤に拾って、そのまま素直に使えるSMGです。9×19mmはインテグラル-Aやズブル-19とも共用できます。通常弾のほかに貫通を上げる9×19mm +Pも存在します。
元ネタはHeckler & Koch MP5

元になった実銃は、ドイツのHeckler & Kochが開発したMP5シリーズです。開発は1964年に始まり、1966年にはドイツの警察や国境警備隊などで採用されました。現在も9×19mm、ローラーディレイド・ブローバック、クローズドボルト方式のサブマシンガンとして販売されています。標準的な仕様では15発または30発マガジンを使用し、現行仕様には単発、3点バースト、フルオートを備える構成もあります。
バイパー5のベースはMP5A3です。MP5A2が固定ストック、MP5A3が伸縮式ストックを備えたタイプです。ただ、ゲームのバイパー5を細かく見ると、普通のMP5A3とは結構違います。
MP5A3そのままではない
『S.T.A.L.K.E.R. 2』のバイパー5には、旧三部作から引き継がれた独特な外見があります。特に分かりやすいのが真っすぐなマガジンです。現代のMP5でよく見る湾曲した30発マガジンではなく、初期型MP5で使われた直線型のマガジンを装着しています。さらにゲームモデルでは排莢口が左側にあります。実銃MP5は右側排莢なので、ここは明確に実銃とは違います。今作で変わったのではなく、旧作のViper 5から続く特徴です。
ハンドガードなどにも独自の変更があり、MP5A3を中心に、初期MP5系の部品や『S.T.A.L.K.E.R.』独自の造形を混ぜたモデルです。もう一つ細かいところでは、ゲームモデルのセレクターはS-E-Fタイプなのに、実際には単発、3点バースト、フルオートを使用できます。昔からあるViper 5のデザインを、今作でも全部現代風には作り直していません。この古めの直線マガジン込みで、もう『S.T.A.L.K.E.R.』のMP5という感じがあります。
旧三部作から続くViper 5
Viper 5は『Shadow of Chernobyl』から登場しています。初代では9×19mm弾を使う序盤向けのサブマシンガンで、サプレッサーも装着可能でした。『Clear Sky』でも9×19mmが基本で、改造によって入手しやすい9×18mm弾へ変更できます。『Call of Pripyat』でも続投。バンディット、フリーダム、傭兵などが使い、こちらでも9×18mm化できます。また、.45 ACPを使うユニーク版Frasierも存在しました。
旧三部作ではSMG自体が少なく、特にViper 5は長いことシリーズを代表するサブマシンガンのような存在でした。『S.T.A.L.K.E.R. 2』ではズブル-19やインテグラル-Aなど選択肢が増えましたが、それでもViper 5が最初に触る本格的なSMGになりやすい点は変わっていません。
ズブル-19との違い
| 性能 | バイパー5 | ズブル-19 |
|---|---|---|
| ダメージ | 19 | 20 |
| 貫通 | 1.0 | 2.7 |
| 連射速度 | 732RPM | 667RPM |
| 装弾数 | 30発 | 50発 |
| 重量 | 2.5kg | 2.1kg |
| 最適射程 | 12m | 12m |
| 射撃モード | 単発/3点/フル | 単発/フル |
ズブル-19も9×19mm弾を使いますが、性能はひとまわり上です。バイパー5より連射速度こそ少し遅いものの、ダメージ、貫通、装弾数、重量ではズブル-19が優秀です。特に50発マガジンと貫通2.7の差が大きく、後半まで通常のバイパー5を使い続けるなら乗り換えたくなる場面が増えてきます。ただし入手時期は違います。バイパー5はレッサーゾーンから普通に拾える武器ですが、ズブル-19はもっと後になってから出てきます。直接競う武器というより、序盤のViperから後半のZubrへ進むと考えると分かりやすいです。
インテグラル-Aとの違い
| 性能 | バイパー5 | インテグラル-A |
|---|---|---|
| ダメージ | 19 | 13 |
| 貫通 | 1.0 | 2.8 |
| 連射速度 | 732RPM | 1,000RPM |
| 装弾数 | 30発 | 20発 |
| 重量 | 2.5kg | 2.7kg |
| 最適射程 | 12m | 15m |
| 射撃モード | 単発/3点/フル | 単発/2点/フル |
インテグラル-Aは同じ9×19mmでも方向性が違います。単発ダメージは13ですが、連射速度は1,000RPM、貫通は2.8。さらに精度も高く、SMGというより小型ライフルに近い感覚で使えます。一方のバイパー5は30発入って単発威力も少し高く、何より序盤から安く使えます。バイパー5は序盤の実用品、インテグラル-Aは高速連射と精度を生かす中盤以降のSMG、ズブル-19は大容量と貫通を持った後半向け。このくらいで考えると違いが分かりやすいです。
アタッチメントと改造
バイパー5にはホロサイト、9×19mm用のピストルサイレンサー、大容量マガジンを装着できます。大容量マガジンは標準30発から40発へ増加します。サイレンサーはPTMなど9×18mm用のものとは別で、バイパー5には9×19mm系に対応したものを使います。
さらに技術者の改造では.45 ACPへの口径変更も可能です。9×19mmから.45 ACPへ変更すると、威力が上がる代わりに反動も増えます。9×19mmのまま安く使うのもありですし、気に入ったなら.45 ACP化してもう少し長く使うこともできます。序盤の武器なのに、こういう使い方ができます。
入手方法
バイパー5は序盤の早い段階から手に入ります。一番分かりやすいのは、レッサーゾーンのサイドクエスト「危険な来客」です。ゾリクから教えてもらえるスタッシュが墜落したヘリコプター内にあり、ここから状態の良いバイパー5を入手できます。ザリシアまで進めば、ハムスターから購入することもできます。また、序盤の敵が装備していることもあり、拾った個体は耐久度が落ちている場合があります。
つまり、わざわざ遠くまで取りに行く武器ではありません。ゲームを始めて普通にレッサーゾーンを回っていれば、そのうち手元に来る銃です。基本価格は3,000クーポン。ズブル-19の20,000クーポン、インテグラル-Aの17,000クーポンと比べると、そもそもの価格帯が全然違います。
ユニーク版「シャーズメイト」
バイパー5にはユニーク版のシャーズメイト(Shah’s Mate)があります。ガーベジを拠点とするBroodのボス、シャーが所有していたカスタムモデルです。通常型よりダメージが高く、専用の外装と大容量マガジンを備えています。通常型のダメージ19に対して、シャーズメイトは26です。
装弾数は40発です。重量は本体2.5kgに大容量マガジン0.15kgが加わり、2.65kgになります。
入手にはガーベジのサイドクエスト「盗賊に誇りなし」が関係します。ドーセントを生かしたまま進めることでシャーのスタッシュの場所を教えてもらえ、そこから入手できます。通常版バイパー5が気に入ったなら、こちらは素直に嬉しい上位モデルです。
バイパー5を使った感想
バイパー5は序盤用のSMGとして使いやすいです。序盤は装甲の薄い相手が多く、9×19mmを30発フルオートで撃てれば十分に戦えます。ただ、後半までそのまま使うには厳しくなってきます。進行すると貫通2.7のズブル-19や2.8のインテグラル-Aが出てくるため、貫通1.0のバイパー5では差をはっきり感じます。
なので通常版を最後まで使うタイプの武器ではありません。それでも、安い、軽い、弾が分かりやすい、30発入る、序盤から拾える。初めてゾーンを歩くスキフに持たせるSMGとしては、これくらいの性能がちょうど合っています。そして見た目は、現代的なMP5に作り直さず、旧作の直線マガジンと左排莢まで残したViper 5。強さだけならあとでいくらでも上がありますが、シリーズ物として見ると、『S.T.A.L.K.E.R.』らしさが強く残った一丁です。
