帝都の首席の死霊学者に仕える弟子ヴェリアサの、研究の記録。ESO の本。
『肉の縫合 パート1』
Stitching Flesh, Part 1
著者 弟子ヴェリアサ
出てくる作品 ESO
『肉の縫合 パート1』の詳しい説明
帝都の牢の死体を解剖し、死んだ肉は水を通しやすくなっただけだと考える師のもとで、センチネルから取り寄せたラー・ネトゥの遺骸の解剖が始まる。
『肉の縫合 パート1』の全訳
恵雨の月 3 日
「生も死もない。あるのは肉と体液だけだ」
今日から仕事を始める。帝都の牢獄から来た死体の解剖だ。師は、一体ずつ見本を取れと言う。私はまず目玉から始め、それから詳しく調べるために、背中の脂肪を塊で切り取っていく。
恵雨の月 26 日
「来る日も来る日も、肉は弱り、あるいは病み、やがて体液を収めて流す力を失う。そこで、肉は壊死するのだ……」
師は、画期的な発見をしたと考えている。私たちが死んだ肉と思っている物は、ただ水を通しやすくなっただけのようなのだ。組織が水を通さない性質を取り戻せれば、できることは限りない……。
栽培の月 1 日
「わかるか? この組織には血の管が通っている。戻ったのだ……」
師は、センチネルから師のためだけに送られてきたラー・ネトゥの、水浸しの遺骸の解剖を始めた。私にはゾンビにしか見えない。師は、この見本が私たちの求める答えをくれるかもしれないと考えている……。










