「マークI EMR」の固有版のスナイパーライフルです。
パートナー
パートナーの詳しい説明
この使い古されたマークライフルにはコリメーター照準器が取り付けられており、近距離および中距離での銃撃戦で優位に立とうとする持ち主の願望を示している。

パートナー(Partner)は、マークI EMRを近距離から中距離向けに仕立てた、ウォーロック所有のユニーク武器です。通常のマークI EMRは倍率スコープを載せて中距離以遠から撃つ使い方ができますが、パートナーにはコリメーターサイトが固定されています。さらに緑系の迷彩が入り、耐久性も通常版より高くなっています。
ゲーム内説明には、コリメーターサイトについて「近距離および中距離での銃撃戦で優位に立とうとする持ち主の願望」を感じさせる、といった内容が書かれています。英語版も「the owner’s desire to gain an edge in firefights at short and medium range」となっており、この銃が長距離狙撃より近中距離での撃ち合いを意識した改造であることは明確です。そして、その持ち主がウォーロックです。
元になったマークI EMR
ベースのマークI EMRは、.308弾を使う10発装填のセミオートライフルです。実銃は、Springfield Armory M1AにChoate系の折り畳みストックやレールを組み合わせたものとみられます。一方、Mk 14 EBRとして紹介されることもあります。見た目にはM14系の近代化ライフルという共通点がありますが、ゲーム内モデルは実在する特定の1モデルではなく、M14系をまとめた形です。
通常のマークI EMRは、2倍、4倍、8倍の各種スコープに対応しており、素直なDMRとして使えます。20発マガジンも用意され、改造によってフルオート射撃にも対応できます。パートナーはそこから方向を変え、倍率スコープを捨てて近中距離用の照準器を固定した仕様になっています。
ウォーロックの銃
ウォーロックは、ザリシアのバーにいるバーテンダーです。序盤から登場し、「ウォーロックの債務者」を依頼してくるほか、アーティファクト回収やミュータント討伐などの仕事も扱っています。単に酒を売っているNPCではなく、フリーストーカーとして長くゾーンで生きてきた人物です。ウォーロックは、ガファーとともにザリシアを作った人物です。現在のザリシアが新米ストーカーの集まる拠点になる以前からここにいた古株というわけです。
そのウォーロックが自分の銃として回収を頼むのがパートナーです。ゲーム内説明そのものには持ち主の名前までは書かれていませんが、「綱渡り」でウォーロック本人が自分の武器として探しているため、説明にある持ち主はウォーロックを指していると読むのが自然でしょう。名前がPartner(相棒)なのも、この銃らしいところです。長年使い込んだMarkライフルを、自分が得意な距離に合わせてコリメーター仕様にした銃だと考えると、ウォーロックという人物像が伝わってきます。
パートナーは、単純に性能を上げたマークI EMRではありません。通常版なら倍率スコープを取り付けられるのに、パートナーはコリメーターサイト固定です。遠くの敵をじっくり狙う能力を削り、その代わりに近距離から中距離で素早く照準を合わせやすくしています。説明文にある「優位に立とうとする持ち主の願望」は、このマークI EMRをどう使いたかったのかを、装着された照準器から表した文章です。通常版では少し珍しい、.308弾を使う近中距離向けバトルライフル寄りのマークI EMRになっています。
通常のマークI EMRとの性能差
| 項目 | マークI EMR | パートナー |
|---|---|---|
| ダメージ | 55 | 55 |
| 貫通 | 2 | 2 |
| 装弾数 | 10発 | 10発 |
| 重量 | 4.10kg | 4.10kg |
| 耐久値 | 1,500 | 1,950 |
| 基準価格 | 28,000 | 33,400 |
| 照準器 | アイアンサイト/倍率スコープ対応 | コリメーターサイト固定 |
現行データで比べると、パートナーは火力が上がった武器ではありません。ダメージ、貫通、重量、基本的な命中性能は通常版と同じで、目立つ変更は耐久値が1,500から1,950へ約30%増えていることと、コリメーターサイトです。
表記には食い違いがあります。かつては「selective fire by default」、つまり最初から射撃モードを切り替えられる仕様とされていました。しかし現在の複数の情報ではSemi-automatic、つまり単発です。現行データ同士で一致しているため、以降はセミオートとして扱います。価格にも表記差があります。現在は33,400クーポンとする情報が多いですが、以前は34,900クーポン、44,600クーポンとする情報もありました。以降は33,400クーポンを使います。
パートナーの見た目
通常のマークI EMRは黒を基調とした外装ですが、パートナーには緑や茶色を使った森林迷彩が施されています。形そのものはマークI EMRを保っており、特徴的な折り畳みストックもそのままです。そこへ上部レールのコリメーターサイトが加わるため、並べれば分かりやすく見分けられます。新品のカスタム銃というより、ゲーム内説明にもある通り使い込まれた個人装備という雰囲気です。
固定されたコリメーターサイト
スコープにも注意が要ります。通常のマークI EMRはRNBW 2X、ACOG 4X、Storm Falcon 8Xに対応しています。ところがパートナーはコリメーターサイトが固定され、倍率サイトへ交換できません。古い情報にはパートナーの対応アタッチメントとして2倍、4倍、8倍スコープまで掲載されているものもありますが、これは現在の固定サイト仕様と食い違います。現在のゲームでは、通常のマークI EMRのように倍率スコープへ交換することはできません。この制限のおかげで、パートナーは普通のマークI EMRとは使い方が大きく変わります。.308をセミオートで撃つ火力はそのままなので、中距離までなら十分使えます。ただし遠距離で8倍スコープを載せたい場合は、素直に通常版を使った方が自由です。
「綱渡り」での入手
パートナーを入手できるのは、ザリシアで発生するサイドクエスト「綱渡り」です。ザリシアがモノリスの攻撃を受けたあと、ガファーたちを助けていく中でウォーロックと話すと、彼の武器を探す任意目標が追加されます。武器が置かれているのはレンズのガレージ内です。情報によってレンズのソファ左側にある本棚付近、あるいはガレージ北西側と説明されており、細部には差があります。ガレージ内を探せば、床付近に置かれたパートナーを拾えます。古い情報では、場所を屋敷と説明しているものもあります。現在のマップ情報ではレンズのガレージとして登録されており、以降はレンズのガレージとして扱います。
また、発売初期にはこのミッションそのものに不具合が多く、パートナーが出現しないという報告も多くありました。アップデート1.6で、「綱渡り」の途中にパートナーが出てこない不具合が直りました。2024年から2025年前半の情報にある「バグで入手できない」という注意書きは、現在には当てはまりません。
ウォーロックへ返すか、そのまま持っていくか
パートナーを拾ったあとには、悩ましい選択があります。ウォーロックへ返せば、依頼をきちんと完了できます。ウォーロックの武器を返す任意目標の報酬は、ストーカー難易度で1,000クーポンです。しかし、返してしまえば当然パートナーは手元からなくなります。欲しい場合はウォーロックへ渡さず、そのまま持っていくことも可能です。パートナーをスタッシュへ入れてからウォーロックと話せば、武器を残せます。その場合、ウォーロックの武器を返す任意目標は完了しません。特に注意したいのが、パートナーを持った状態でウォーロックへ話しかけることです。そのまま返却扱いになることがあります。確実に残したいなら、拾ったあと一度スタッシュへ預けてからウォーロックと話す方法が無難です。名前がPartnerなのに持ち主から取り上げることになるので、罪悪感のあるユニーク武器です。
コミュニティでは、返却したパートナーをザリシア防衛側のNPCが装備し、そのNPCが死亡すると再び拾えたという報告もあります。ただし、これは通常の報酬として保証された入手方法ではなく、NPCの生存状況にも左右されます。返却報酬と銃の両方を確実にもらえる方法ではありません。
使ってみた感想
好みが分かれる銃です。気に入る人からすると、通常のマークI EMRでは使えない赤点式サイトを持ち、耐久性まで高くなった珍しい近中距離仕様です。パートナーは「通常版では再現できないレッドドット付きマークI EMR」の例としてよく挙げられます。一方で、.308弾を使うのに倍率スコープを装着できない点は惜しいです。この弾を使うなら、普通のスナイパーライフルへ回したいと感じます。
この感覚はよく分かります。通常版より強いマークI EMRではなく、ウォーロック好みの使い方へ振り切ったマークI EMRです。遠距離射撃をしたいなら普通のマークI EMRの方が融通が利きます。一方、コリメーターで近中距離を戦いたいなら、耐久性1.3倍という地味にうれしい強化もあります。そして何より、ザリシアを長く守ってきたウォーロックが使っていた一丁です。返すか、持っていくか。性能より先に、そこで少し悩ませてくるのがパートナーらしいところです。
