.45口径ACPを使うハンドガンです。パッチ1.5で追加されました。
Kora-1911
Kora-1911の詳しい説明
ピストルの中のピストル、銃器工学の傑作とも言える武器。100年以上前に設計されたにも関わらず、その強力な弾薬とあらゆる状況にも対応できる完璧に近い信頼性により今日においても通用する。

Kora-1911は、.45 ACP弾を使うセミオートピストルです。パッチ1.5で追加され、ダメージ51、貫通2、装弾数7発。拡張マガジンを付けると10発まで増えます。重量は1.10kg、基本価格は6,000クーポンです。
| 項目 | Kora-1911 |
|---|---|
| 使用弾薬 | .45 ACP |
| 射撃方式 | セミオート |
| ダメージ | 51 |
| 貫通 | 2 |
| 装弾数 | 7発 |
| 拡張マガジン | 10発 |
| 重量 | 1.10kg |
| 基本価格 | 6,000クーポン |
7発しか入らないのでリロードは多めですが、そのぶん一発が重く、同じ.45 ACPを使うUDPコンパクトより基礎ダメージが高い、1911らしい大口径ピストルです。
名前だけ見て昔ながらのColt M1911を想像すると違います。『S.T.A.L.K.E.R. 2』のKora-1911は、もっと新しいKimber ICQB系の1911に近い姿です。100年以上前のM1911をそのまま持ってきた銃ではなく、現代化された1911をKoraとして作り直しています。
元ネタのKimber ICQB
Kora-1911は、Colt M1911そのものというよりKimber ICQB系の現代型1911と考えると分かりやすいです。ゲームモデルにはねじ切りされた銃身や現代的なフレームが入り、ハンマーにはM1911A1系の形が残っています。スライドに入った筆記体のKoraロゴも、Kimberを意識した見た目です。
Kimber ICQBは、米海兵隊の特殊作戦部隊向けに作られた1911系拳銃です。M1911の基本構造を残しながら、ライトなどを付けるためのレールや現代的なサイトを追加しています。後のKimber Warriorにも近い構成で、昔ながらの1911を軍や特殊部隊向けに現代化した銃です。Kora-1911を実銃で説明するなら、Colt M1911を祖先に持つKimber ICQB系の1911が一番近いです。
Colt M1911とM1911A1
そもそものM1911を設計したのは、ジョン・モーゼス・ブローニングです。米軍は20世紀初頭、新しい.45口径の自動拳銃を探しており、その試験を勝ち抜いたのがColtから提出されたブローニング設計の拳銃でした。1911年3月29日に米陸軍が正式採用し、Model 1911となります。米海軍と海兵隊も1913年に採用しました。

使用弾薬は.45 ACP。シングルアクション式で、グリップを握ると解除されるグリップセーフティと、親指で操作するマニュアルセーフティを備えています。今では見慣れた構成ですが、100年以上たった現在も基本形が残っているほど息の長い設計です。
第一次世界大戦後には兵士の要望をもとに細かな変更が入りました。トリガーが短くなり、トリガー後方のフレームには指を届きやすくする切り欠きを追加。メインスプリングハウジングは平らな形からアーチ型へ変わり、グリップセーフティも延長されました。改良自体は1924年ごろから始まり、1926年にM1911A1という呼称が正式に整理されています。
旧三部作のKora-919
Koraという名前は『S.T.A.L.K.E.R. 2』が初出ではありません。初代『Shadow of Chernobyl』からKora-919として登場しており、こちらも.45 ACPを使う7発装填の1911系拳銃でした。
『Shadow of Chernobyl』では.45口径拳銃の中では比較的安価で、固定サプレッサー付きのユニーク版Noiseless Koraも登場します。『Clear Sky』では命中精度が高い拳銃のひとつになり、サプレッサーにも対応。改造すると7発から11発まで増やせました。『Call of Pripyat』ではまた少し立場が変わり、命中精度やダメージ、重量、少ない装弾数が気になる拳銃になっています。旧三部作を通して、Koraは毎回同じ強さではありませんでした。実銃モデルもM1911とM1911A1の特徴が混ざっているので、旧作についてはM1911系と考えておけば十分です。
昔のM1911そのままではない
『S.T.A.L.K.E.R. 2』のKora-1911は、見た目から現代化されています。Kimber ICQB系のフレームにサプレッサー用のねじ切り銃身を備え、レーザーサイト、コリメーターサイト、マズルブレーキまで取り付けられます。
サイト周りは大げさです。ドットサイトを直接スライドへ載せるのではなく、Weigand Combat系の大型マウントを介し、その上にSIG Sauer Romeo3XL系のサイトを載せる構成です。横から大きな金具が回り込んで見えるのはこのためで、昔ながらの1911というより、手を入れた競技用や戦術用ピストルに近い姿になります。
通常版Koraのマガジンには残弾確認用の穴がありますが、見えている弾と実際の残弾数はきれいに連動していません。また、マズルブレーキを付けた状態からサプレッサーへ交換すると、ブレーキはそのまま消える処理になっています。
威力も実銃の弾道をそのまま反映してはいません。Kora-1911とUDPコンパクトはどちらも.45 ACPですが、Koraはダメージ51、UDPコンパクトはその半分ほどです。同じ弾を使っていても武器ごとに数値が大きく違うので、ゲーム内のダメージは武器バランス込みの設定です。
アタッチメントと改造
Kora-1911は、コリメーターサイト、タクティカルピストルサイレンサー、拡張マガジンに対応しています。標準は7発ですが、拡張マガジンを付けると10発。元が7発なので、3発の増加でも使い勝手は大きく変わります。
拡張マガジンはKora本体と同時にパッチ1.5で追加されたのではなく、その後のアップデートで追加されました。現在はザトン東端の廃墟となったプレオブラジェンスキー橋で入手できます。技術者の改造では重量、照準速度、拡散、射程、貫通力などを伸ばせるほか、スコープマウントやレーザーも追加できます。
Koraには専用のリロードモーションがあります。標準マガジンを撃ち切ってからリロードすると、手首を振って空のマガジンを飛ばす動きが入ります。効率には関係ありませんが、Koraらしい演出です。
Kora-1911の使い方
Kora-1911は、装弾数で押す拳銃ではありません。7発しか入らない代わりにダメージ51、貫通2があり、一発ずつしっかり当てていく使い方が合っています。UDPコンパクトのように15発を撃つ銃とは性格が違います。
人間相手なら頭を狙い、近距離では胴体へ数発。サプレッサーを付ければ静音用にも使えます。まず拡張マガジンを取りに行き、10発まで増やすと元の弱点だった装弾数も楽になります。
逆に、複数の小型ミュータントへ連続して撃つような場面では面倒です。7発を撃ち切るたびにリロードが入るので、犬の群れやトゥシュカーノ相手ならM10ゴードンやAPSBのほうが楽です。Koraは数をばら撒くより、一発の重さを使う拳銃です。
入手方法
Kora-1911はクエスト専用武器ではなく、普通の装備として入手できます。ガーベジのボタ山にいるヒューロン、ザトンのイカルス、ロストク、プリピャチなど、複数の商人から購入できます。ワイルドアイランド周辺では、ゾンビ化したNPCが持っていることもあります。
ただし、商人の商品は進行状況などで変わるので、店へ行けば必ず並んでいる固定商品ではありません。Koraだけを狙って一か所に通うより、パッチ1.5以降の環境で商人を回りながら探すほうが楽です。
ユニーク版ナイトストーカー
Kora-1911にはナイトストーカーというユニーク版があります。見た目だけを変えたKoraではなく、別物です。一番大きいのは弾薬で、通常Koraが.45 ACPなのに対してナイトストーカーは9×19mm Parabellumを使用。装弾数も12発へ増えています。
さらにサプレッサー、レーザーモジュール、拡張マガジンを最初から装備しながら、ダメージは通常版Koraと同じ51です。数字だけ見ると使いやすくなっています。
| 項目 | Kora-1911 | ナイトストーカー |
|---|---|---|
| 弾薬 | .45 ACP | 9×19mm |
| ダメージ | 51 | 51 |
| 装弾数 | 7発 | 12発 |
| 拡張後 | 10発 | 12発 |
| サプレッサー | 着脱式 | 固定 |
| レーザー | 追加可能 | 標準装備 |
元ネタの銃も変わっており、ナイトストーカーはNighthawk Custom Agent 2系に近い姿です。ただし、フレーム、メインスプリングハウジング、トリガーなどはAgent 2そのままではなく、別の1911系パーツも混ざっています。
さらにゲーム上では9×19mm仕様なのに、リロード時にマガジン内部を見ると.45 ACPらしい弾が入っているというズレもあります。通常Koraのモデルを流用した名残にも見えますが、理由までは分かりません。
入手場所はバーントフォレスト北東部にある養豚場です。大きな建物の屋根裏付近に置かれており、屋根側から梁へ入って回収できます。重量は通常版より0.8kg重い1.9kgです。
通常Koraとナイトストーカー
単純な使いやすさだけなら、ナイトストーカーは優秀です。通常Koraと同じダメージ51のまま12発入り、9×19mmを使えます。通常Koraを拡張しても10発なので、それより2発多く、最初からレーザーとサプレッサーも付いています。
それでも、通常Koraに残す理由があります。まず.45 ACPの1911を使いたいこと。そして、サプレッサーを外せることです。ナイトストーカーはサプレッサー固定なので、Koraの発砲音をそのまま聞きたいなら通常版しかありません。専用リロードも通常Koraの楽しさのひとつです。
Kora-1911の評価
Kora-1911は、旧三部作のKora-919をそのまま高画質にした銃ではありません。旧作ではColt M1911系だったものが、『S.T.A.L.K.E.R. 2』ではKimber ICQB系の現代型1911へ変わり、ナイトストーカーになるとNighthawk Custom Agent 2系へまた姿が変わります。それでも、.45 ACP、7発マガジン、細身のグリップ、大きなスライドという1911らしさは残っています。
弱点は装弾数です。スキフのピストルがずっと手元にあるので、絶対にKoraを持たなければ困る場面もなく、効率だけ考えればナイトストーカーやほかの拳銃を選ぶ理由もあります。それでも、大きな.45 ACPを撃つ1911にサプレッサーやレーザーを載せてZoneを歩く見た目には魅力があり、ナイトストーカーのほうが便利でも、通常版のKoraを選びたくなる銃です。

