Fallout: New Vegasの人気MOD、B42シリーズのスコープ改変系MODであるB42 OpticsのパッチMODをまとめています。
なんてニッチな記事なんだ。だが、救われている声がするぜ。
B42 Optics 本体&周辺パッチ・レティクル系一覧
まずこの記事では、下記のメジャーどころのパッチ類に焦点を当てています。
とりあえず、ざっとこんな感じなんや、という認識で読み飛ばして下さい。
| 順番 | MOD名 | カテゴリ | 主な内容・対応範囲 | B42との関係 / 対象 |
| 1 | B42 Optics – ESPless(本体) | 本体フレームワーク | スコープのレンズ位置・倍率・レティクル・FOVをスクリプト制御する「スコープ総入れ替え」MOD。本物に近いスコープ像を作る中核。 | すべてのB42 Optics系パッチの前提。 |
| 2 | B42 Optics NV Patches | パッチパック(NV側) | B42 Optics対応を「30以上のNew Vegas武器MOD」に一括付与するパッチ集。デフォルトのB42設定を各武器に合わせて中央寄せし直す役割も兼ねる。 | 対象として Another Millenia / Guns and Friends / AWOP / CFWR / Tackapack / Salt Lake Stories などメジャー武器パックをまとめてカバー。 |
| 3 | Real Time Reflections – NVSE | NVSEプラグイン | 一人称武器モデルやガラスに「リアルタイム反射」を追加するNVSEプラグイン。B42 Optics用のRTFパッチと組み合わせると、スコープのレンズがリアルタイム反射になる。 | 下の「B42 Optics – Real Time Reflections Patch」の前提。B42専用ではないが、B42環境でかなりセット運用されている。 |
| 4 | PSRO – Peripheral Scope Reticle Overhaul | レティクル/スコープ画面オーバーホール | バニラのスコープレティクルを総入れ替えし、ピクセル単位で中心合わせ+周辺視界を広くするMOD。B42 Opticsと互換性があり、組み合わせを想定した更新が入っている。 | 「見た目はPSRO、挙動はB42 Optics」という構成が王道。BallistX や Scope Aim Tweaks と併用されることが多い。 |
| 5 | WAP B42 Optics Patch | 武器パッチ | WAP(Weapon Animation Replacer系の武器パック)のスコープ付き武器をB42 Optics対応にするパッチ。All-American や Marksman Carbine 用に専用レティクルも用意されている。 | 必須: WAP本体+B42 Optics。本格的に近代アニメーション環境を組むなら、ほぼ必須クラス。 |
| 6 | B42 Optics – Real Time Reflections Patch | 連携パッチ | B42 Opticsのスコープを Real Time Reflections – NVSE とつなぐパッチ。レンズ面にRT反射を載せる構成になり、見た目が近年のFPS寄りになる。 | 前提: B42 Optics / Real Time Reflections – NVSE。ネタ寄りではなく、単純に見た目の情報量が増える系。 |
| 7 | B42 Optics TTW Patches | パッチパック(TTW側) | TTW環境の「B42 Optics対応」を一括で追加するパッチ集。TTW本体の武器に加え、いくつかのTTW関連武器MOD向けパッチもオプションで同梱。 | TTW 3.x 前提。最近の更新で ISControl の設定は B42 Optics Aligned 由来のものを使う形に整理されている。 |
| 8 | Another Millenia and Addon – B42 Optics Patch | 武器パッチ | Another Millenia 本体+Gun Addon の銃に、B42 Optics対応スコープを付ける個別パッチ。オサレ銃が多いので、レティクル構成もかなり凝っている。 | 現在は NV Patches 側にも Another Millenia 対応が入っているため、「単独パッチ版を使うか、NV Patchesにまとめるか」を選ぶ形。 |
| 9 | B42 Optics Aligned | アライメント設定集 | B42 Opticsの照準位置を、Vanilla / Rockbiter FNV Clean / Another Millenia Anniversary Pack / Hitman系 kNVSE など各アニメセットに合わせて調整した ISControl 用コンフィグ集。 | 「アニメセットを複数混ぜている環境」ほど恩恵が大きい。TTW Patches からもここの設定を使うよう案内が出ている。 |
| 10 | Classic Fallout Weapons Remastered B42 Optics Patch | 武器パッチ | CFWR(Classic Fallout Weapons Remastered)の武器群にB42 Opticsを対応させるパッチ。FO1/2由来の銃にも現代的なスコープ挙動を持たせられる。 | CFWR本体+B42 Opticsが前提。CFWR Rearmed Combined などの後継パックからは「ソフト必須」として参照されている。 |
| 11 | Custom Scope Overlays for B42 Optics | レティクル/スコープオーバーレイ集 | 41種類のスコープオーバーレイを追加するパック。B42 Opticsの「オーバーレイ切り替え機能」を前提にしており、ゲーム内から見た目を入れ替えやすい。 | B42本体さえあればほぼどの武器でも流用可能。Real Reticles よりも「雰囲気優先」のラインナップ。 |
| 12 | Another Millenia and Gun Addon B42 Optics Patch | 武器パッチ | 別作者による Another Millenia+Gun Addon 向けB42パッチ。NV Patches 以前から使われており、いまもいくつかのモッドリストで採用例がある。 | NV Patches と役割が被るため、通常はどちらか片方だけを採用。既存のモッドリストを流用するときに名前をよく見る。 |
| 13 | Real Reticles for B42 Optics | レティクルパック | 実銃ベースの弾道レティクルを大量に収録したパック。対応パッチ側から「必須MOD」として要求されているケースが多く、リアル志向のB42構成でよく使われる。 | AWO Lend-Lease – Lee-Enfield や M24E1 など、スナイパー系武器パッチの前提になっている。バリスティック系MODと組み合わせて運用されることが多い。 |
| 14 | B42 Optics reticle variety | レティクルパック | B42 Optics用のレティクルをさらに追加する小型パック。数はそれほど多くないが、雰囲気の違う十字線や点照準がいくつも入っていて、TTW用モッドリストでも採用例がある。 | 既存構成に「ちょっと違う照準」を足したいとき向け。YouTubeでショーケース動画も上がっている。 |
目次
役割が被っている・実質どれか1つでいい組み合わせ
基本的にパッチというのは、それぞれの作者が好き勝手に設定をいじくり回すので、たまにMODが競合してしまいます。
MODが競合するとエラーで落ちたり動作が不安定になったり、そもそも問題が起きたときの解決が非常に難しくなる(原因が何だかわからん)ので、競合の回避を最優先に考えていきましょう。
① Another Millenia 系 B42 パッチ
目的は全部「Another Millenia+Gun Add-on を B42 Optics 対応にする」だけです。
どちらも「Another Millenia 本体+Gun Add-on の銃に B42 スコープを載せる」役割で、作者が違うだけです。
さらに、B42 Optics NV Patches の側にも Another Millenia 用のパッチが同梱されています。
なので TTW 3.4 で組むなら、基本はこの三択です。
- B42 Optics NV Patches だけでまとめる(おすすめ)
- NV Patches を使わず、Another Millenia and Addon – B42 Optics Patch だけ入れる
- NV Patches を使わず、Another Millenia and Gun Addon B42 Optics Patch だけ入れる
この3つを同時に全部入れる意味はありません。
同じ武器の B42 設定を上書きし合うだけなので、「Another Millenia系 B42 パッチはどれか1つだけ」に絞った方がスッキリします。
② AIOWR を使うかどうかで被るもの
AIOWR – All in One Weapon Replacers for FNV and TTW は、
FNV/TTWのバニラ武器を、高品質リプレイサー+アニメ+パッチで丸ごと差し替えるための“全部入りセット”
です。
- WAP や Gun and Friends みたいな武器リプレイサー
- それを動かすための前提(kNVSE や ISControl Enabler など)
- それに加えて B42 Optics / NV Patches / TTW Patches / Iron Sights Aligned まで
上記を、作者側が一式まとめて、WabbajackやFOMODで自動セットアップできるようにした“武器環境パック”になっています。
Nexus のタグにもちゃんと Compilation / Wabbajack Mod List / TTW って付いているので、「1個の武器MOD」じゃなくて「武器周りを全部抱えたMODリスト」に近い存在です。
AIOWR に同梱扱いで「別途インストール不要」のもの
| 大まかな分類 | AIOWR に含まれているもの(別で入れなくていい) |
|---|
| アニメ・挙動系 | Anniversary Anim Pack / NVAO – Guns and all fixes! / NVAO – Melee / NVAO – Throwverhaul |
| B42 Optics 系 | B42 Optics(本体) |
| B42 Optics パッチ(FNV側) | B42 Optics NV Patches(オプションパッチ含めて全部) |
| B42 Optics パッチ(TTW側) | B42 Optics TTW Patches(オプションパッチ含めて全部) |
| アイアンサイト調整 | Iron Sights Aligned |
| 武器名称 | Real Weapon Names – ESPless(および同系バリアント) |
| 武器アセット一式 | WAP 系・Gun and Friends など「武器リプレイサー / アセット本体」一式 |
2. 「含まれている」「片方に寄せていい」関係
この3つは、ちゃんと「役割分担」があるので、そこだけ単体で整理しましょう。
ちょっと長くなるので、ここを開いて読んで下さい。
B42 Optics Aligned は、ISControl Enabler 用のプリセット集です。
やっているのは、
- どのアニメーションセット(Vanilla / Rockbiter / Another Millenia / Hitman など)を使っているか
- どの武器メッシュを使っているか
を前提に、
「一人称で構えたとき、銃を画面のどの位置に持ってくるか」
「アイアンサイトやスコープ中心が、画面中央と合うようにどれくらいずらすか」
を ISControl の設定ファイルで定義しているだけ です。
B42 Optics 自体は「スコープの穴の位置」を決めますが、その土台になる「銃本体の持ち方」を整えるのが B42 Optics Aligned の役割です。
TTW Patches 側の説明にも、
ISControl の設定は B42 Optics Aligned を使え
と明記されています。つまり「武器の構え方を変更するMOD」は、このMODに一本化したから、そっち側に寄せてねという方針です。
NV / TTW Patches は何をしているか
一方、B42 Optics NV Patches / B42 Optics TTW Patches がやっているのは、
- 対応 MOD の esp / esm を見て
- 「この武器にはこのスコープ配置を使う」と B42 Optics 用の ini を追加する
- ついでに、「前提として B42 Optics Aligned でこう構えている」ことを想定して微調整する
という仕事です。
要するに、
- Aligned … 銃の構えと照準の「基準」を決める
- NV/TTW Patches … その基準を前提に、MODごとの武器に B42 スコープ設定を配る
という二層構造になっています。
もし B42 Optics Aligned を入れないとどうなるか
B42 Optics NV/TTW Patches は「Aligned で構えを揃えてある世界」を想定して ini が書かれています。
なので、Aligned を使わないと、
- 武器によっては「スコープの穴は合ってるのに、銃の位置が変」
- アニメーションMODを複数混ぜていると、武器ごとに狙点が微妙にズレる
- せっかくの B42 Optics プリセットが、本来の見え方と違う形で表示される
みたいな “惜しい” 状態になりやすいです。
逆に言うと、
を先に入れておくことで、NV/TTW Patches の調整が本来の前提通りに効くようになります。
TTW 3.4 でのおすすめ導入順
ISControl まわりと B42 関連だけ抜き出すと、順番のイメージはこうなります。
- ISControl Enabler(前提プラグイン)
- Iron Sights Aligned(全体の照準土台)
- B42 Optics – ESPless(スコープ機能本体)
- B42 Optics Aligned(B42 向け構え・照準プリセット一式)
- B42 Optics NV Patches(モハビ側・NV用MODの武器に適用)
- B42 Optics TTW Patches(FO3側・TTW用MODの武器に適用)
この順で入れておくと、
- 「構え方・照準位置」は B42 Optics Aligned 側で一括管理
- 各武器・各MODごとの B42 スコープ設定は NV/TTW Patches に任せる
という“設定元と利用側”の関係がきれいに成立します。
B42 Opticsパッチ解説
Nexus Mods
B42 Optics NV Patches とは?
B42 Optics NV Patches は、B42 Optics にNew Vegas 側の有名武器MODやクエストMODをまとめて対応させるパッチ集です。
Another Millenia や AWOP、Salt Lake Stories、ZL Armaments Remastered、Guns and Friends など、30本以上のMODに対して B42 Optics 用の設定を追加してくれます。
TTWに入れてもいいのか?
入れて大丈夫です。
モハビ側の武器・クエストは B42 Optics NV Patches
キャピタル側+TTW専用MODは B42 Optics TTW Patchesという切り分けになってます。
TTW環境であれば、両方入れる感じです。
何をしてくれるパッチなのか
公式説明とチェンジログを整理すると、役割はだいたいこの3つです。
- B42 Optics のデフォルトプリセットを調整
バニラ武器のいくつかについて、スコープの位置やカメラ位置を「銃本体の中心寄り」に再調整したプリセットを上書きしてくれます(v1.1 の変更点)。
スコープを覗いたときに、銃が妙に端に寄っていたり、視界の端でカメラが切れるような違和感がかなり減ります。
- 30本以上の NV MOD を一括対応
config\B42Optics\ 以下に置く .ini を追加することで、対応武器に B42 Optics のスコープ挙動を定義します。New Vegas JP Wiki でも、Gauss Rifle 用の ini を NV Patches から抽出して使う方法が紹介されています。
- Real Time Reflections 用のレンズ調整パッチを同梱
v2.3 以降、Real Time Reflections – NVSE 導入時に「スコープレンズの反射を完全オフにする」パッチを含むようになりました。レンズに環境反射を出したくない人向けの調整です。
おおざっぱに言うと、「B42 Optics を入れたのに、半分くらいの銃でしか恩恵が無い」という状態を、かなり解消してくれるセットです。
対応MOD
CONTENT MODS(コンテンツ系)
B42 Optics NV Patches がサポートしているコンテンツMODはこの5本です。
- A World of Pain
- Dead Money Tweaks
- Havasu Blues
- Salt Lake Stories
- The New Bison Steve
WEAPON PACKS(武器パック)
ここが一番多いところで13本。
- Another Millenia
- Another Millenia Add-on
- CarlZee’s Weapon Pack
- Classic Fallout Weapons Remastered
- Complete Uniques
- Cowboy Weapons Pack
- Fallout 3 Weapon Restoration
- Hit – Explosives
- Project Nevada
- Project Nevada Equipment Standalone
- Tactapack
- TheZomX Weapons AIO
- ZL Armaments Remastered
STANDALONE WEAPONS(単品武器)
単発武器は9本。
- AER15 Laser Assault Rifle
- Holorifle Redux
- NVRA – FR F2
- NVRA – M1 Carbine
- NVRA – VSS and VAL
- Remington 700
- VK’s Ranger Repeater Rifle
- VK’s Voodoo Laser Sniper Rifle
- VT-191 Murdelizer
WEAPON REPLACERS(リプレイサ)
リプレイサ系は4本。
- 10mm Pistol and Friends
- Guns and Friends
- Missile Launcher Scope
- WAP Weapon Replacers
この「5 + 13 + 9 + 4 = 31本」が、
現行バージョン 3.1 時点で B42 Optics NV Patches が正式に対応している全MODです。
TTW3.4環境で考える相性表
評価の目安だけ先に決めておきます。
- ◎…TTW 3.4での使用報告も多く、競合も少なめ。比較的安心して入れやすい
- ○…特に問題の話は少ないが、構成次第で調整は必要
- △…重い/競合しやすい/パッチ前提などで、慣れた人向け
- ×…TTWでは用途が微妙、あるいは明確に非推奨寄り
1. コンテンツ系MOD(クエスト・新ランド)
| MOD名 | TTW 3.4での相性 | 安定性・競合メモ |
|---|
| The New Bison Steve | ◎ | Primm周りを作り直す定番クエストMOD。TTWでもそのまま動く例が多く、TTW用パッチも存在。競合は「別のBison Steve改装MOD」と被る時くらいで、扱いやすい部類。 |
| Havasu Blues | ○ | 大型クエスト/新ランドMOD。バグ修正MODが出ていて、導入推奨。TTWでも「NVサイドの追加ランド」として組み込みやすいが、スクリプト量は多めなので、負荷はやや高い。 |
| Salt Lake Stories | ○ | こちらも巨大な新ランドMOD。ストーリー量が多く、細かいバグ報告はあるが致命的なものは少なめ。Havasuと同じく「手数が多い分、他のランド追加と一緒に詰め込み過ぎると不安定になりやすい」枠。 |
| DMT – Dead Money Tweaks(Dead Money Tweaks) | ○ | Dead Money専用の大規模オーバーホール。TTWでもDead MoneyはNV側DLCとして動くので導入自体は可能。変更加えまくるタイプなので、他のDead Money調整系MODとは競合しやすいが、ゲーム全体への影響範囲はDLC内にほぼ限定。 |
| A World of Pain | × | AWOP NV本体はTTW向けの専用パッチが出ており、ちゃんと組めば遊べるが、セル追加量が多く競合も膨大。AWOP FO3側やTTW AWOPパッチとセットで組むとさらに複雑になるので、AWOP前提構成に慣れている人向け。TTWではこれを入れる必要は一切ない |
TTW 3.4で、まず様子見しながら入れるなら、New Bison Steve → Havasu Blues → Salt Lake Storiesの順で広げてください。
2. 武器パック系
| MOD名 | TTW 3.4での相性 | 安定性・競合メモ |
|---|
| Another Millenia | ◎ | 近年の定番大型武器パック。更新も続いており、TTW対応が明記されている。ZL Armamentsと並んで「今から環境組むならまず候補に入る」安定ライン。 |
| Another Millenia Gun Add-on | ◎ | 上記の拡張。ベースMODと同じ品質で、B42 Optics NV Patches側でも個別対応。AM本体を使うなら、Add-onもほぼセット運用になると思って良い。 |
| ZL Armaments Remastered | ◎ | 近代火器多めの大型武器パック。作者自身がTTW互換を表明しており、B42 Optics側のサポートも早い。武器バランスはやや強め寄りだが、安定性・対応状況ともに優秀。 |
| Tactapack | ○ | 現代系武器を追加する有名パック。TTW向けPerkオーバーホール用のパッチにも名前が出てくるくらいには利用者が多い。特別荒れた報告は少なく、他の武器パックとのバランス調整さえ意識すれば扱いやすい。 |
| Classic Fallout Weapons Remastered | ○ | FO1/2寄りの武器をNVに持ってくる系。TTWだと「既にFO3側にもレトロ武器が多い」ので、雰囲気がやや被り気味になるが、技術的には大きな問題は出にくい。WMXなど他パッチとの組み合わせだけ注意。 |
| Complete Uniques | ○ | 既存のユニーク武器を拡充・整理する系。TTWでも正常動作の報告があるが、「ユニーク武器の見た目・性能をいじる別MOD」とは当然ぶつかるので、被りがない構成にしておきたい。 |
| CarlZee’s Weapon Pack | ○ | 比較的コンパクトな武器パック。セル編集も少なめで、TTWでも「他の武器パックと一緒に入れる枠」として無難。競合は主に武器レコードのマージ作業側の話。 |
| Cowboy Weapons Pack | ○ | カウボーイ系武器寄りの追加パック。コンセプトがはっきりしていて、TTWでも西部劇寄りロールプレイをしたいときに噛み合う。競合は他の武器MODと同程度。 |
| Hit – Explosives | ○ | ヒットマンアニメーション系と組むことで真価を発揮する爆発物パック。B42 Optics NV Patches側でスコープ調整も行われており、技術的には素直。ただし爆発物なのでゲームバランスは派手になりがち。 |
| TheZomX Weapons AIO | ○ | 追加武器数が多い総合パック。スクリプトやアニメ周りの仕込みもあり、軽いとは言えないが、最近の構成でもよく見かける。大規模武器パックを複数載せるときは、これとZL・Another Milleniaあたりの「どれを主力にするか」を決めて数を絞った方が崩れにくい。 |
| Fallout 3 Weapon Restoration | △ | FO3の武器をNVに持ち込む目的のMOD。TTWでは元からFO3側の武器が存在するため、そのまま使うと「似た武器が二重化する」危険がある。TTW用に調整された構成で利用するか、NV単体構成向けと割り切った方が安全。 |
| Project Nevada | × | 古参の総合オーバーホール。TTW用パッチもあるが、バージョンを間違えるとゲームを壊す事例がTTWコミュニティで何度も報告されている。TTW 3.4以降、ガイドによっては公式推奨から外されているため、完全非推奨 |
| Project Nevada Equipment Standalone | × | PN本体の装備部分だけを切り出したような立ち位置だが、内部実装はPN系の資産に依存している部分も多い。結果として「結局PNの知識が要る」ので、TTW初心者には勧めにくい。 |
TTW 3.4基準で「扱いやすさ」と「将来性」を重視するなら、
- まずは Another Millenia+Add-on、ZL Armaments Remastered、Tactapack
- 余力があれば Classic Fallout Weapons Remastered や TheZomX Weapons AIO で武器プールを拡張
くらいが、B42 Opticsとの相性も含めてバランスが良いラインです。
3. 単品武器系(Standalone Weapons)
ここは全体的に「NVの通常環境で問題が少ない=TTWでも素直に動きやすい」系が多いです。
このあたりは「どれを入れても致命的なトラブルは起きにくい」ゾーンなので、
TTW 3.4向けでは単純に好みと武器ロール(長距離・近距離・エナジー)で選んでしまって問題ないです。
4. 武器リプレイサー系
リプレイサー系は「どれを主役にするか」を決めて数を絞ることが安定性に直結します。
B42 Optics NV Patches前提なら、現行では
- Guns and Friends(統合版)
- WAP Weapon Replacers(見た目をWAPで固めたい場合)
のどちらかを軸にして、それ以外の「古いFriendsシリーズ単体」は避ける、という方針が扱いやすいです。
B42 Optics NV Patches とは?
B42 Optics TTW Patches は、TTW 本体と一部の TTW 対応大型 MODの武器を、まとめて B42 Optics 対応にするパッチ集です。
B42 Optics 単体だと「NV 部分+ごく一部の TTW 武器」しかカバーされませんが、このパッチを入れると、TTW 環境でよく使う大型クエスト/武器MODのスコープ付き武器も、ちゃんと B42 Optics 方式で覗けるようになります。
B42 Optics NV Patchesと一緒に入れてもいいのか?
入れて大丈夫です。
モハビ側の武器・クエストは B42 Optics NV Patches
キャピタル側+TTW専用MODは B42 Optics TTW Patchesという切り分けになってます。
TTW環境であれば、両方入れる感じです。
何をしてくれるパッチなのか
TTW 側の武器レコードに対して
- B42 Optics で扱えるスコープ情報を追加
- Iron Sights Aligned の照準位置を前提に、スコープの位置合わせを調整
- 追加武器 MOD の専用スコープやレティクルも登録
といった作業を一括でやってくれるパッチ群です。
バージョン 1.5 現在では
- TTW 本体の武器
- 下記の TTW 対応大型 MOD 群
に対応していて、FOMOD インストーラで「自分の環境に入れているものだけ」を選んで導入する方式になっています。
前提 MOD とバージョン周り
必須前提はこの三つです。
Changelog には「1.4 で TTW 3.3.3b に対応」と書かれています。
3.4 についてはページに明言はありませんが、やっている内容が「武器レコードへのアドオン」中心なので、よほど TTW 側の武器構造が変わっていない限りはそのまま動くタイプです。3.4 で使う場合は、ロード後にコンソールエラーや実際のスコープ挙動を軽く確認しておくと安心です。
また、途中のバージョンで「ISControl の設定ファイルを同梱するのをやめて、B42 Optics Aligned 側の設定を参照する方針」に切り替えられています。複数のアニメセットを混ぜた環境でも照準位置が破綻しにくい構成です。
対応している TTW 向け MOD 一覧
この表に加えて、「TTW 本体のバニラ武器」に対する B42 Optics 対応パッチも FOMOD 内に含まれています。
導入とロードオーダーのイメージ
導入はMO2 でのインストール時に FOMOD を起動して、TTW 側に入れている MOD にチェックを入れるだけです。
ロード順はだいたいこんなイメージになります。
- TTW 本体と、各種 TTW 対応 MOD
- B42 Optics – ESPless
- Iron Sights Aligned(+B42 Optics Aligned の ISControl 設定)
- B42 Optics TTW Patches(FOMOD が出してくる esp/esm/ini 一式)
NV 側の武器や Another Millenia、CFWR なども同時に使う場合は、B42 Optics NV Patches を別途入れて「TTW パッチ+NV パッチ」の両方を並べる構成になります。
TTW Patches はあくまで TTW 部分と TTW 系 MOD 専用、NV Patches は NV 部分と NV 系武器パック専用という分担です。
安定性と競合まわりのざっくり評価
- パッチの中身は「B42 Optics 用のアドオンレコード+スコープ位置調整」が中心で、スクリプトも軽量な部類
- Bugs タブも「ゴーストスコープかと思ったら設定ミス」「紫テクスチャは別 MOD の問題」など、「パッチ側は Not a bug 判定」が多めで、大事故級の報告は出ていません
- TTW 本体・対応 MOD 側のアップデートで武器 ID やモデルが大きく変わると、スコープ位置ずれなどは起こり得るので、アップデート直後は狙撃武器を何本か試射しておくと安全
TTW 環境で B42 Optics を本格運用したいなら、実質「ほぼ必須のMOD」です。
NV 部分を NV Patches、TTW 部分を TTW Patches に任せてしまえば、あとは B42 Optics Aligned の ISControl をベースに、好みに合わせて微調整していく、というのが今の定番構成になっています。
続きは書いてるちゅう…
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