Nexus Mods
B42 Quickthrow – an alternative grenade hotkey mod
B42 Quickthrow はグレネードや投擲武器を、専用ホットキーで左手から即投げられるようにするMODです。
Metro、CoD、Fallout 4 みたいな感じで、武器を持ち替えずに左手でポンポン投げられる仕組みを、New Vegas に後付けしています。
何をしてくれるMODか
やっていることを整理すると、
- すべての投擲武器(バニラ+MOD追加グレ・ナイフなども含む)に左手クイック投げモーションを追加
- 1人称・3人称どちらにも対応
- グレネードだけでなく、地雷や投げナイフなど投げられるもの全部が対象
- 投げたあと、元のメイン武器に自動で戻る
- 自分の近くに落ちたグレネードを拾って投げ返す
Return to SenderPERKを追加(Lv4/Explosives40) - 近距離(約15mまで)では、照準に当てやすくする
Adaptive aiming(自動山なり補正)を搭載
いちいち武器スロットにグレネードを割り当てて、装備し直して、また銃に戻して…という作業を全部まとめて、
専用ホットキーで完結させるのが狙いです
操作感と挙動のイメージ
- Gキー:今選んでいる投擲武器を、その場でクイック投げ
- Hキー:短く押すと「グレネード/地雷/投げナイフ」など投擲武器を順送り
- Hキー長押し:カテゴリ切り替え(グレネード系/地雷系/近接投げ 等)
- Rキー:今構えている投げ動作をキャンセル
投げている間だけ左手に持ち替え、投げ終わると自動で元の銃に戻ります。
Project Nevada のグレネードホットキーに似た操作哲学で、そこに専用アニメとアイコン、ゲージを足したイメージです。
HUD 周りの挙動としては、
- 画面に「投擲武器アイコン」と名称
- 投げる力(チャージ量)を示すゲージ
- 種類切替時のショートネーム表示
などが追加されます。
この辺は全部 MCM からオンオフやキー配置の再設定が可能です。
Adaptive Aiming(近距離自動補正)
Quickthrow の地味に強いポイントがこの Adaptive aiming です。
- おおよそ 15m 以内なら、視線の延長線上に着弾するよう投げ角度を自動調整
- 1人称・3人称のどちらでも機能
- それ以上の距離は、ちゃんと弾道を読まないと届かない
という仕組みになっています。
近距離は感覚でポンポン投げる、遠距離は山なりを読んで投げる、という分かりやすい挙動になり、バニラより圧倒的に扱いやすくなります。
Return to Sender(敵グレを投げ返す)
このMOD独自の PERK が Return to Sender
- 取得条件:Lv4、Explosives 40
- 効果:近くに転がっている生きたグレネードを拾い上げ、そのまま投げる
他のゲームにもある敵のグレネードを投げ返す動きに近く、室内戦での事故死をかなり減らしてくれます。
HUD アイコンもちゃんと専用のものが用意されていて、Tweaks 側で見やすいように微調整されています。
B42 Quickthrow Tweaks が必須級
Quickthrow はプレイヤー本人で投げるのではなく、
透明なダミーNPC(Invisible Thrower)を一時的に生成し、
そのNPCにグレネードを投げさせることで、“左手投げ”を再現している
という設計になっています。
これは、もともとのゲームエンジンが「片手投げ」「両手武器を構えたまま投げる」といった動作を想定していないため、
作者がかなり無理をして実現している部分です。
その副作用として、素の状態の Quickthrow では、
- Explosives スキル
- Heave Ho! などの投擲系 Perk
- Return to Sender など、爆発・投擲に関連するPerkやチャレンジ
- Skill Practice 系MODの「誰が投げたか」の判定
などがプレイヤー本人ではなくダミーNPC側で処理されてしまうケースがあります。
これは2025年版の調整パッチ B42 Quickthrow Tweaks を併用することで解決できます。
Tweaks 側でやっていることを要約すると、
- 投げダメージに Explosives スキル・各種 PERK をちゃんと乗せる
- JIP LN の uNPCPerks を有効化し、PERK処理を正しく通す構成に変更
- クールダウン方式など、内部処理を安定化
- MCM オプションを増やし、設定内容を INI に保存
- Return to Sender のアイコン表示を改善
- リロード中でも投げられるオプション
- 投げに使う“透明NPC”の喋り声を黙らせる
といった感じで、Quickthrow の欠点を総合的に補正しています。
最近は
というセットで入れるのがほぼ前提になっていて、
「素の Quickthrow 単体運用はもうやめよう」という空気になっています。
必須環境とスケルトン周り
- xNVSE(最新)
- JIP LN NVSE Plugin 55.05以降
- MCM(最新)
- UIO(最新)
さらに技術的な制約として、
- 専用の 1st/3rd person skeleton を要求する
- スケルトンを差し替える他MODとは、そのままだと競合する
という問題があります。
ここは、今なら NV Compatibility Skeleton (NVCS) を入れておけばいいです。
NVCSを入れておけば、
- B42 Weapon Inertia
- B42 Quickthrow
- B42 Melee Bash
- それ以外の体型/アニメMOD
を一つの skeleton.nif に統合した形で動かせるので、
以前みたいな「どのMODの skeleton を優先するか」問題はだいぶ解消されます。
コントローラー事情
作者側の設計思想として、B42はパッドでの使用が想定されてません。フルシカトです。
- B42 FireMode
→ キーボードに専用キー(Kなど)を前提 - B42 Quickthrow
→ Quickthrow用の独立キー(G/Hなど)を前提
になっていて、いわゆるXBOXレイアウトでの標準ゲームパッド操作までは面倒を見ていません。
なので、パッド勢は
- ゲーム内でボタンをキーボードキーに割り当てる
- そのキーボードキーを、外部ツールや入力MODでパッドボタンに噛ませる
この二段構えになる、というのが基本方針です。

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