【Baldur’s Gate 3】AkElka氏のドラゴン系MODまとめ

いっぱいあってどれをどう入れればいいのか分からなかったから書いた。

目次

AkElka氏のドラゴンボーンMODとは?

このMOD群は、ゲーム「バルダーズ・ゲート3」に登場するドラゴンボーン種族のキャラクター作成機能を大幅に拡張するための一連のファイルです。主な目的は、新しい頭部や体のパーツ、体型、翼などを追加し、より多様な外見を作成できるようにすることです。

MOD導入順の基本的な考え方

AkElka氏のドラゴンボーンMODは、「素体となるヘッド」に、様々なテーマの「パーツ(アセット)」を組み合わせていく、着せ替え人形のようなシステムになっています。

以下に、重要なキーワードを役割ごとに分けて解説します。

カテゴリー1:キャラクターの顔の土台となる「ヘッドMOD」

これらはキャラクターの基本的な顔の形を決めます。まず、この中から好きな「ヘッド」を1つ選びます。

用語解説
DMH (Durge’s Mangled Head)「ダークアージ」をテーマにした、傷跡が多く歴戦の戦士のような印象のヘッドです。男女ともに対応しています。
RathgorDMHに似ていますが、より金属的・悪魔的な装飾が施された男性専用のヘッドです。
Pearl海のドラゴンや珊瑚をモチーフにした、ヒレや触覚が特徴的な女性専用のヘッドです。
Vexa混沌とした狂気的なスレイヤーをテーマにした、トゲトゲしい女性専用のヘッドです。

カテゴリー2:ヘッドに装着する「アセット(パーツ)MOD」

これらは角、アゴ、尻尾などの「パーツ集」です。各アセットにはテーマがあります。バニラ(ゲーム標準)のドラゴンボーンにも使えますし、後述の「パッチ」を使えば上記のカスタムヘッドにも装着できます。

用語解説
Crystal Crown宝石や氷、血の結晶をテーマにした、キラキラしたパーツ集です。
Reforged Assets地獄の機械や壊れた金属をテーマにした、無骨でダメージ表現のあるパーツ集です。
Seadragon AssetsPearlヘッドのパーツを他のキャラクターでも使えるようにした、ヒレや珊瑚のような有機的なパーツ集です。
Slayer AssetsVexaヘッドのパーツを他のキャラクターでも使えるようにした、鋭いトゲが特徴の混沌としたパーツ集です。
Durge’s HornsDMHヘッドに追加できる、特別な角のパーツです。

MODの構造

AkElka氏のMODは、基本的に以下の階層構造になっています。

前提・基盤となるMOD(Utilities)

他MODの機能(色の追加、UIタブの追加など)を有効にするためのMODです。これらを一番上に置きます

メインMOD(Heads / Assets for Vanilla)

新しい頭部を追加したり、バニラ(ゲーム標準)のドラゴンボーンにパーツを追加したりする中心的なMODです

パッチ・アドオンMOD(Patches / Assets for Custom Heads)

メインMOD同士を連携させるためのMODです。例えば、「Aという頭部にBというパーツを使えるようにする」といった役割を果たし、複数の本体MOD同士を繋ぎ合わせる接着剤の役割をします。
これらは、連携させたいメインMODの両方よりもに置く必要があります

大規模なリプレイサーMOD(Replacers)

体型そのものを置き換えるようなMODは、他のMODとの競合を避けるため、ロード順の下の方に置くことが推奨されています

「接着剤」であるパッチMODは、接着したい「素材」MODの両方が読み込まれた後でなければ機能しません。これがロードオーダーの核心です。

具体的なMOD導入順の例

以下に、上記の原則に基づいた具体的な導入順を示します。

あなたが Pearl のヘッドに、Reforged の金属パーツを付けたいと思ったら、以下の3つのMODが必要です

  1. Pearl – Seadragon – Dragonborn CC (ヘッド本体)
  2. Reforged Assets – Dark Urge Dragonborn CC (パーツ本体)
  3. Reforged Assets Pearl – Dark Urge Dragonborn CC (接着剤となるパッチ)

この3つを導入し、ロード順を「1, 2, 3」の順番にすることで、初めてPearlヘッドでReforgedパーツが使えるようになります。


以下に、全てのMODを導入する場合の推奨されるロード順(上から下に読み込まれる順番)を示します。使用しないMODはリストから除外してください。

カテゴリー1:前提MOD (最優先)

  • 他の全てのMODの土台となる機能を追加します。必ず一番上に配置してください。
  1. Dragonborn Extra Tabs – Horns and Hair
    • 役割: 翼や追加の角などを装備するための「髪」「角」タブをキャラクタークリエイト画面に追加します。これが無いと始まらないMODが多数あります。
  2. Crazy Color pack
    • 役割: 髪や角に使える色のパレットを追加します。色変更機能を持つMOD(SeadragonやSlayerなど)に必要です。

カテゴリー2:本体MOD (ヘッドとアセット)

  • キャラクターの見た目の基本となる「頭部」や、バニラ(ゲーム標準)のキャラクターに適用する「パーツ集」です。
  • このカテゴリー内のMODの順番は比較的自由ですが、分かりやすくするために系統ごとにまとめて配置します。

【新しい頭部】
3. Durge’s mangled head – Dark Urge Dragonborn CC (DMH)
4. Rathgor – Reforged head – Dark Urge Dragonborn CC
5. Pearl – Seadragon – Dragonborn CC
6. Vexa – Dark Urge Slayer Dragonborn CC

【翼】

7. Skybound Wings – Primal Pack – Dragonborn CC

  • 役割: 翼の基本となるMODです。Dark Soar Wingsの前提となります。
Skybound Wings MODについて

Skybound Wings MODは、あくまでキャラクターに「翼の見た目」を追加するものです。実際に空を飛ぶためには、何らかの「飛行能力」を別途手に入れる必要があります。

その「飛行能力」を手に入れる方法として、AkElka氏は2つの選択肢を用意しています。

  1. ポーションを使う方法: Skyward Alchemy – Flight Potions を導入し、ゲーム内で手に入るポーションを飲むことで飛行能力を得る。
  2. 種族の能力にする方法: オプションファイルを導入する。

オプションファイルには2つのバージョンがあり、どちらか1つだけを選ぶ必要があります。この選択は、ゲームのバランスに大きく関わります。

1. Skybound Wings – Dragonborn – Flight at 1lvl

  • 内容: ゲーム開始時、レベル1の時点で飛行能力が手に入ります。
  • どんな人向けか:
    • 最初から完成された「翼を持つドラゴン」としてロールプレイしたい人。
    • ゲーム序盤から空を飛んで、探索を楽に進めたい人。
    • ゲームバランスよりも、キャラクターのコンセプトを重視する人。

2. Skybound Wings – Dragonborn – Flight at 10lvl

  • 内容: ゲームを進めて、キャラクターがレベル10になった時点で飛行能力が自動的に手に入ります。
  • どんな人向けか:
    • ゲームのバランスをあまり崩したくない人。
    • キャラクターが成長して、ついに翼の力を完全に解放するという物語性を楽しみたい人。
    • 飛行能力を、強力な「ご褒美」として後半に得たい人。

【バニラ用のアセットパック(パーツ集)】
8. Crystal Crown – Gem Dragonborn CC
9. Reforged Assets – Dark Urge Dragonborn CC
10. Seadragon Assets – Dragonborn CC
11. Slayer Assets – Dark Urge Dragonborn CC
12. No Crest for Dragonborn
役割: これらのMODは、バニラのドラゴンボーンに適用できるパーツを追加すると同時に、後述のパッチMODが参照する「パーツの親データ」としても機能します。

カテゴリー3:パッチMOD (接着剤)

  • ここが最も重要です。「【パーツ名】 on 【ヘッド名】」という形式のMODは、元のパーツMODとヘッドMODの両方よりも後に配置する必要があります。

【翼の追加パック】
13. Dark Soar Wings – Dark Urge Dragonborn CC
理由Skybound Wingsの追加パックなので、その後に置きます。

【カスタムヘッド用のアセット追加パッチ】

  • 以下のMODは「どのパーツを、どのヘッドで使えるようにするか」というパッチです。必ず対応する本体MODの後に置いてください。
  1. Crystal Crown DMH / Crystal Crown Rathgor / Crystal Crown Pearl / Crystal Crown Vexa
  2. Reforged Assets DMH / Reforged Assets Pearl / Reforged Assets Vexa
  3. Seadragon Assets DMH / Seadragon Assets Rathgor / Seadragon Assets Vexa
  4. Slayer Assets DMH / Slayer Assets Rathgor / Slayer Assets Pearl
  5. DMH Assets Rathgor / DMH Assets Pearl / DMH Assets Vexa
  6. Durge’s Horns – Dark Urge Dragonborn CC
    • 理由: DMHとバニラヘッド1に角を追加するパッチなので、DMHの後に置きます。

カテゴリー4:大規模リプレイサーMODとその関連MOD (最後)

  • ゲームの基本データを大幅に書き換えるMODや、それらに依存するMODです。他の全てのMODの変更が適用された後、最後にこれらのMODが読み込まれるように、ロード順の最も下に配置するのが安全です。
  1. Clawstep – Dragonborn body – Digitigrade legs
    • 役割: ドラゴンボーンの体型とそれに伴う全ての鎧モデルを置き換えます。多くのMODを上書きするため、ロード順を低くすることが強く推奨されています。
  2. Lost Shipment – Equipment for Clawstep
    • 理由: Clawstep体型用の装備を追加するため、Clawstep本体の後に置きます。
  3. Glow Ink – Body Tattoo – Clawstep – Dragonborn CC
    • 理由: Clawstep体型用のタトゥーなので、Clawstep本体の後に置きます。
  4. Glow Ink – Body Tattoo – Vanilla – Dragonborn CC
    • 役割: こちらはバニラ体型用ですが、競合を避けるため他の装飾系MODとまとめて配置すると管理しやすいです。
  5. Quill to Pearl – NPC Dragonborn replacer
    • 理由: NPCの外見をPearlヘッドに変更するため、Pearl本体の後に置きます。
  6. Skyward Alchemy – Flight Potions
    • 役割: アイテムとアビリティを追加します。直接的な競合は少ないですが、ゲームシステムに変更を加えるため、最後にロードするのが安全です。

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