ビルド42のリリース迫る【Project Zomboid】

2024年9月26日にProject Zomboidの公式開発ブログが更新されました。全文はこちらから。(英語)

今回は、次期ビルド42に関する進展や、リリースに向けたテスト状況などについて詳しく説明されています。

 現在、内部ビルドの修正や最終調整を行っており、まもなくテスターによる広いクローズドテストが実施される見通しとのこと。特にクラフティングシステムのリニューアルが進行中で、建築UIも刷新され、より直感的な操作が可能になるようです。

 ビルド42は、最初は不安定版としてリリースされるようです。またシングルプレイヤーのみのリリースで、これは、クラフティングなどの新システムに関する問題を先に洗い出すための措置だそうです。マルチプレイヤー機能は後に追加される予定とのこと。(ビルド41でも同じでした。マルチが実装されたのはだいぶ後だったと思います)

目次

この1ヶ月の作業内容と進捗報告

公式開発ブログでは、前回から今回までの期間での進捗報告がされています。以下が8月末から9月末にかけて実装された内容です。

  • 釣りが初心者にもわかりやすい仕様に
    • 水面が乱れることで魚がいることをわかりやすくする
    • 魚がヒットしたことを明確に案内するメッセージングを改善
  • 体の貫通の修正
    • アイテムを拾ったときや置いた時に壁をすり抜けるバグを修正
  • 動物のナビメッシュ改善
    • 動物が壁やオブジェクトがある場所での挙動をより現実的に
  • プレイヤー視点の改善
    • 混み合った場所でパフォーマンスを向上させる最適化を実施
  • 新しい街の追加と修正
    • 新しい街全体のテストとマルドローの既存マップをブラッシュアップ
  • 農場や森に行かないプレイヤー向けに動物のエンカウントチャンスの追加
    • 農場や森に行かないプレイヤーがゲーム内で動物に出会う機会を増やした
  • 新しい深度テクスチャを追加
    • テスターがゲームプレイ中に発見した特定の風景やアイテムに対して、新しい深度テクスチャを適用することで、これまでに見落とされていた視覚的な部分やディテールを補完し、全体のビジュアル品質を向上させた

着実に開発が進んでますね。他にも多くの修正・改良が行われたとのこと。ブログではあまり魅力のない内容でごめんなさいと言っていました。

そ、そんなことないぜ!
十分魅力的な内容だぜ!

開発も大詰めという感じが伝わってくるね

ローカライズ(翻訳)の話

 ビルド42は約10,000もの文字列が含まれているとのことで、今後も新たなCDやVHSがゲーム内に追加されることでさらに増えるかもしれないとのこと。これの翻訳はすべて完全にプロに委託して、21の言語で提供されるようです。(日本語も含む)

 今まではたしかコミュニティで翻訳していたと思いますが、今回はリリースもあるし先のコンテンツも作るし忙しくて無理!みたいな感じでしょうか。読んだ感じそんな印象でした。

ゾンビの配置の調整

 ゾンビのヒートマップ(湧き位置の設定)が更新されるとのこと。現在のゾンビの湧き位置に関して、これは現実的ではないという考えのようです。ゾンビは常に現実的な場所にいるわけではなく、実際には道路のいたるところにいて、ランダムな場所にバラバラといて、最終的には死んだ場所からは遠く離れた場所まで移動するだろう、という考えのもとで調整するみたい。

(ビルド41) (ビルド42)

 これにより、ゾンビがいた場所の近くに家や建物、探索すべき場所があるということが表現されています。(今までは普通に家の中にいるパターンが大半であった)

 加えて道路上にゾンビがわーっといるという状況も少なくなるようで、駐車場や交通渋滞がない限りは道路上にゾンビがいることも減るようです。また、群れになっているパターンが増えるようで、ある程度の大群を相手にする機会が増え、より黙示録っぽくなるよとも書いてあります。やめてくれ…

  • 一部のエリアはゾンビがより少なくなり、空虚に感じられるエリアとなる
  • ゾンビがたくさんいそうな場所は、ゾンビがたくさんいる(それと探索したいと思うような場所も)

以下の動画で実際にゾンビの湧き位置の違いがわかります。

パフォーマンスの最適化

 特にマルチプレイでのラグ軽減について言及されています。今回はラバーバンディング(プレイヤーの位置がビョンと戻される減少)を防ぐための最適化と改良が行われ、マルチプレイが快適になるとのこと。特に車両の同期処理については、前回のブログ記事でも言われていた通り、だいぶ挙動が改善されています。

チート対策について

 今回はエンジンレベルでマルチプレイヤーのセキュリティ対策や最適化もしたとのことで、サーバーサイドのインベントリ管理やアンチチート対策が強化されるようです。しかし昨今のC言語で開発されたAAA(トリプルA)ゲームでもアンチチートが突破されたり難航しているのを考えると、javaベースでMODも使えるProject Zomboidでは完全にチート行為がなくなることはないだろうと書かれています。

 日本では、そもそもマルチプレイが活発ではないこともあって、まぁあんまり関係ないのかなぁ思います。公式サーバーなどが立たない限り、なかなかARKやConanのようなマルチプレイの盛り上がりは難しいんでしょうね。

新しいライティングシステムの紹介

ライトアップされた建物にフューチャーした、新しいライティングシステムの紹介動画も公開されました。
動画内で登場する車両は特地の街でのみスポーンする超レア車両らしいです。

街頭や警察車両のランプなどのライトが周囲を照らしています。格段に雰囲気が向上しますね。

新しいアニメーションの追加

プレイヤーの新たなアニメーションも追加されております。アイテムごとに細かいアニメーションが設定されるようです。

アートワーク

新たなポスターやマルチプレイメニュー等で使用される予定の背景アートなどが公開されております。
ポスターはゲーム内に登場するようで、探索しがいのある場所をプレイヤーに知らせる役目のようです。

今回はこれでおしまい。次の更新は10月末でしょうか?

着実に開発が進んでいるようでよかったぜ!
ビルド42が待ち遠しいな

新しいクラフトシステムや狩猟、動物の実装などなどてんこ盛りで楽しみだね

元記事:https://projectzomboid.com/blog/news/2024/09/heat-of-the-night/

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